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ランニングポーチを手に入れて! スマホを手に持ったまま走るべきではない理由とは

  • 2019.11.15

もはやスマホは人体の一部。その日の天気からゴシップまで、あらゆる情報を全て私たちに教えてくれる。

そのおかげで現代人は、ランニング中もスマホを手放せない。確かにスマホは、音楽で気を紛らわせたりルートを記録したりしてくれる完璧な相棒。でも、スマホを手に持ったまま走るのは、股関節や肩のけがにつながるのでやめるべきだと専門家は警笛を鳴らす。この内容をイギリス版ウィメンズヘルスからご紹介。

この習慣によって全身のバランスが微妙に崩れ、股関節、脚、肩の筋肉を痛める可能性がある。これはスマホだけでなく、ペットボトルのように片手で持って走る物になら何にでも当てはまる。フィットネスクラブ『Equinox』のランニングプログラム『Precision』のヘッドコーチ、アンソニー・フレッチャーいわくスマホを手に持っていると、「その腕に生物力学的な負荷がかかり、その余波が全身に及ぶ可能性がある」そう。

英国のプロランナー養成コーチ、アレクサ・ダックワース=ブリッグスは、スマホを携帯したいなら、ランニングポーチに入れるよう強く促す。「手に何かを持って走ると、わずかですが歩き方に影響が出ます。すると筋肉のバランスが崩れ、全身の体重配分が偏るため、走りに少し無駄が出てしまうのです」というのが彼女の意見。

「人はいつも同じ手でスマホを持つ傾向にあります。習慣の力ですね。問題は、30分のランニングで腕を何千回も振るという同じ動作を繰り返すことです」とダックワース=ブリッグスは続ける。

どういうこと? 「片腕だけ重くすると、四肢の勢いに乱れが出てアンバランスになります。それを補うために、体は特定の筋肉を人一倍働かせようとします。その結果として起こるのが反復運動過多損傷(一定の姿勢や動作を、長時間繰り返すことで、負荷がかかった体組織などに損傷や炎症が起こる障害)です」

ダックワース=ブリッグスによると、このような問題はスマホを持っていない方の体(右手でスマホを持っているなら左側)に出る可能性が高い。そのためスマホは、アームバンドよりもウエストポーチに入れた方がいいそう。

言うまでもなく、スマホを手に持ったまま走れば、生物力学的なダメージに加えて経済的なダメージを受ける可能性も出てくる。

モバイル保険の『so-sure』によると、ワークアウト中にスマホが壊れるケースは後を絶たない。「画面のひび割れは大きな出費につながります。いくつかの最新機種では、修理費が4万円を超えるケースもあります」

やはり、こんなところでリスクを取る必要も、避けられるけがをする必要もない。今日からスマホはポーチに入れて、身体的にも経済的にも損をしない走りをしよう。

※この記事は当初、イギリス版『Cosmopolitan』に掲載されました。※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。Text: Catriona Harvey-Jenner And Charlotte Daly Translation: Ai Igamoto

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