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レディー・ガガ、「自傷行為」に及んでいた過去を告白

  • 2019.11.8
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メンタルヘルスの不調に悩む若者をサポートする非営利団体『Born This Way Foundation』を立ち上げるなど、メンタルヘルスの啓蒙に情熱を注いでいるレディー・ガガ。彼女自身も長年にわたってPTSDに悩まされてきたことを公にしているほか、うつ病やパニック障害との闘病も告白している。そんな彼女が新たに明かしたのは、自傷行為を行っていた過去。

10代の頃にレイプ被害に遭ったことでPTSDを発症したというレディー・ガガ。さらに彼女は、線維筋痛症という慢性疼痛の診断も受けており、薬物治療を続けているんだそう。複数の医師に診てもらいながら病と共存している自身のことを「なんとか生き続けている」と形容しているガガは、当事者ならではの視点でメッセージを発信し続けてきた。

「頑張り続ければ生き残れるし、人生で成功することもできる。だから心の準備ができた時には、助けを求めてほしい。そして、苦しんでいる人を見かけた時には、『苦しんでいるのね。私はここにいるわ。どうしたの?』と寄り添ってあげて」

そんな彼女は、同じように悩んでいる人を救えるのでは…という一心から、自傷行為に及んでいた自身の過去をシェア。

「これはあまり人に話したことはないんだけど、知ってもらうことが大切だと思う。私は長年、自分自身を切りつけていたの。自傷行為をやめられた唯一のきっかけは、その行いが、傷ついていることを他人に示すためにしていたと気づいたこと。胸の内を話して、助けを求めることの代わりにね。そして、『今、自分を傷つけたくなった』と人に話すことで、その衝動が抑えられるって気づいて。それからは、私のことを気にかけてくれる人に痛みを話せるようになったんです」

さらに、同じような苦しみを経験している人へのアドバイスも。

「今回告白するのは、とても勇気がいることだった。自傷行為をやめられたことを感謝しているし、美化するつもりもないんです。トラウマや自傷行為、それに自殺を想像してしまう人に試してほしいのは、氷。氷水に両手をつければ、神経系にショックを与えることができて、現実に引き戻されるの」

また、一生ついてまわると思っていたトラウマについても、今では克服できるものだと前向きに捉えられるようになってきたんだそう。

「一度抱えたトラウマは、二度と克服できないと本気で信じていました。その時は身体的にも精神的にも、心理的にも苦しかった。もちろん、薬に効果はある。だけど、薬の効果を最大限に引き出すためには、セラピーも同時に必要になってくるんです。自分自身で行動しなければならないこともある、と伝えたいです」
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