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春の旬野菜! 栄養豊富な“たけのこ”のあく抜き調理法

  • 2015.4.3
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【女性からのご相談】

地方に住む義理の母がたけのこをたくさん送ってくれるのですが、今まで缶詰のものしか買ったことがなく、ゆで方やアクの取り方がわかりません。 めんどくさがりやなので簡単な方法を教えてください。

●A. 簡単なあく抜き方法があります。

はじめまして、ファイナンシャルプランナーで健康美容ライターの小澤美奈子です。ご相談いただきありがとうございます。

たけのこのおいしい季節が到来しました。毎年この時期に皮付きのたけのこを見かけると春の訪れを感じるものですよね。その旬のたけのこ、春の香りいっぱいで、おいしいのですが、下処理のやり方がわからなかったり面倒と感じてしまうことがありますよね。

●栄養豊富でヘルシー

たけのこの下ごしらえや調理の前に、意外に栄養豊富なたけのこについてぜひ知っていただきたいと思います。

主な成分は骨や筋肉を作る“たんぱく質”で、その他にも“ビタミンB1、B2”、“ミネラル”も含まれています。

中でも“食物繊維”や塩分を排出し高血圧を予防する“カリウム”も豊富にあり、100g中の含有量をレタスと比較しても、それぞれ2倍以上も含まれています。

さらにうまみ成分の元である“グルタミン酸”や“チロシン”などもあるため、たけのこを料理に加えるとだしが出ておいしくなるのはそのためです。まさに栄養の宝庫であり、健康や美容に良い食品と言えますね。

●簡単! あく抜き方法

たけのこのあく抜きと言うと、米ぬかを入れて煮るというのが一般的ですが、ゆであがった後にたけのこの節奥深くまでもみ殻が入り込んで取り除くのが面倒だったり、後片付けが大変な思いをした経験はありませんか?

実はそんな大変な思いをせずきれいに仕上がるあく抜き方法があるのです。使うものは同じ米ぬかです。

【簡単あく抜きの手順5つ】

(1)米ぬかをガーゼや布巾で包み、米ぬかが出ないようしっかり結ぶ

(2)お水を張った鍋の中に(1)を入れ、手でぎゅっと絞り、濃い米ぬか液を作る

(3)(2)に皮を少し残したたけのこを入れて火にかけて1時間程度煮る

(4)竹串がスッと通るくらいになったらそのまま火を止め一晩ほど置いておく

(5)とり出したたけのこは皮を剥き水につけて保存する

(2)の工程を行うことで、もみ殻まみれのたけのこにならず、きれいに仕上がり、後片付けも楽になりますよ。

●簡単おいしい! きんぴらたけのこ

たけのこは炒めたり煮たり炊き込みご飯にしたり……、何の料理にしてもおいしいものですが、簡単なのにお箸が止まらなくなるくらいおいしい“きんぴらたけのこ”をご紹介します。

【きんぴらたけのこ(2人分)の作り方】

(a)ゆでたけのこ200~300gを細く切りごま油で炒める

(b)しょうゆ小さじ2と砂糖小さじ2を入れてさらに炒める

(c)仕上げにお好みでいりごま小さじ1をパラパラと振って出来上がり

他にも鷹の爪を入れてピリ辛にしても大人の味に仕上がります。

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いかがでしょうか?

お酒のおつまみやお弁当のおかずにもなる、とっても簡単な副菜の出来上がりです。このレシピのうれしいところは、たくさん作っても冷凍ができますので、困ったときのお助けレシピとして大活躍します。

旬の野菜はその時期ならではの楽しみがたくさんあるものですね。ぜひ春の風物詩たけのこを余すところなく楽しんでみてください。

【参考リンク】

・主なたけのこの種類 | 林野庁

●ライター/小澤美奈子(ファイナンシャルプランナー)

モットーは「人生、いつでも始めどき」。いくつになっても、チャレンジすること、ワクワクすることを続けていきたいママライター。約16年損害保険会社勤めをしながら、育児の合間にファイナンシャルプランナー資格を取得。医療事務、損害保険、証券外務員資格なども保有。現在はファイナンシャルプランナーとして、ライター・講座・相談業務等で活動中。趣味はバレエ・ヨガ、自然派志向の食生活を愛し、気軽に取り入れることができる「健康・美容・食事法」を実践。女性向け講座などでも披露する。

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