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代々木八幡〈PATH〉も手がける話題のシェフ・原太一氏に聞く。料理が上達するコツとは?

  • 2019.10.30
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渋谷〈Bistro Rojiura〉、代々木八幡〈PATH〉、白金台〈LIKE〉など話題のお店を手がける原太一さん。そんな東京のグルメシーンを牽引する人気シェフに、料理が上達するコツを教えてもらいました。Hanako『自分を高める学びの場へ』「〝作って食べて〞が楽しい。」よりお届け。

〈Bistro Rojiura〉や〈PATH〉、〈LIKE〉など。話題店を手がける原太一シェフ。

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Hanako 編集部

5年連続ビブグルマンにノミネートされた渋谷の〈Bistro Rojiura〉に続き、〈PATH〉〈LIKE〉を手がけた原太一シェフ。料理の道を歩むきっかけになったのは、大学生の頃に起きた〝カフェブーム〞。
「あの頃はカフェめぐりばっかりしていましたね。音楽もファッションも好きだったから、カフェだったらそれが全部できるなと、いずれは自分の店を開きたいと思っていました。だったら、食事がおいしいカフェにしようと思ったんです」

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Hanako 編集部

大学卒業後、カフェやビストロ、ミシュラン二ツ星〈キュイジーヌ〔s〕ミッシェル・トロワグロ〉で修業した原さんは、念願のお店〈Bistro Rojiura〉を渋谷にオープンさせた。そして、2015年には、共に修業したシェフパティシエの後藤裕一さんと代々木八幡に〈PATH〉を、さらに2019年3月には白金台に〈LIKE〉をオープン。真摯で独創的な味は国境を超え、どのお店も海外から訪れるお客さんも多い。

真面目に、一生懸命。学ぼうという気持ちが料理が上達するコツ。

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Hanako 編集部

「酸味にはフルーツを使うなど、その頃に習ったことは今の料理にも生きています」と言う原さんは、現在も貪欲に学ぶことをやめない。台湾旅行でハマったアジアン料理や、いつかは和食も基礎からしっかり学びたいと思っているそう。
「さまざまなジャンルの料理本を見たり、お店に行ったりもしますが、今は年に1度、海外のレストランで研修をしています。1日だけのときもあれば、何日も続けて受けることも。コペンハーゲンの〈relæ〉やニューヨークの〈CONTRA〉、ロンドンやパリのレストランでも。味や料理の盛りつけだけではなく、調理の時間配分や作業の組み立て方、キッチンを常にキレイにすること、食材の扱い方など調理以外で学ぶことも多いですよ」と、私たちもせっかく料理教室に行くなら、すべてを吸収するといい、とアドバイス。また〝料理はセンス〞ではない、とずばり。

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Hanako 編集部

「料理が上達するコツは、正直〝ガッツ〞だと思います。どれだけ料理に真面目に向き合えるか、一生懸命になれるか。学ぼうという気持ちが大事。お店でもガッツがあるスタッフはどんどん上達しますから」

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Hanako 編集部

ほかにも、料理で大切なのは、〝最初は〞レシピに忠実に作ることだとも。
「はじめは真似でいいんです。レシピ通りの〝正解の味〞を知ることで、アレンジもできるようになる。そうなると、料理がどんどん楽しくなってくると思いますよ。おいしいものがテーブルに並ぶようになれば、毎日の暮らしが2倍とは言わないけれど1・5倍くらいは豊かになるんじゃないかな(笑)」

〈LIKE〉/白金台

フレンチベースの無国籍料理。餃子や担々麺といったメニューも。ランチもあり。
東京都港区白金台4-6-44 3F
03-5422-8183
11:30~23:00(22:00LO) 月、隔月第2・4日休
36席/分煙
インスタグラム:@like_restaurant_

Hanako『自分を高める学びの場へ』特集では、習い事&学びを多数ご紹介しています!

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Hanako 編集部

(Hanako1178号掲載/photo : Te tsuka Tsurusaki text : Motoko Sasaki edit : Kana Umehara)

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