海辺のカジュアルレストラン「エスメラルダ」で、ボリューム満点のヘルシーメニューを召し上がれ

富士山と江の島を望む神奈川県葉山町の森戸海岸。そのビーチサイドにあるのが、おいしい料理とアットホームな雰囲気でリピーターの多いレストラン「Esmeralda（エスメラルダ）」です。

厳選した食材で作る無国籍料理

豊かな自然と小粋な雰囲気がバランス良く溶け合う葉山。JR逗子駅から海岸回りの路線バスで約20分、森戸海岸バス停からすぐの「エスメラルダ」は、自然志向なライフスタイルを好むローカルに人気のレストランです。

長年、飲食店の経営に携わってきたオーナーの矢ヶ崎隆夫さんが、ジャンルにこだわらず、おいしいものをたくさん食べてほしいと2013年7月に始めたお店は、旬の素材を活かしたボリューム満点の料理ですぐに評判となりました。

レストランを切り盛りするのは農業経験もある店長の森澤麻実子さん。食材はすべて目で見て鮮度を確かめてから仕入れていますが、野菜には特にこだわっていて、逗子の生産者直売所などで吟味しています。

看板メニューのひとつ「エスメラルダスープ」（1200円）は、収穫されたばかりの10種類以上の野菜を煮込み、春雨と溶き卵を加えた具だくさんの一品。タイの香辛料を隠し味に使った、やさしいアジアンテイストがクセになるおいしさです。大きな器になみなみと注がれたスープはメインになるほどのボリューム。2〜3人でシェアするのもおすすめです。

写真一枚目の「ガーリックライス ステーキのせ」（1700円）も人気の定番メニュー。青森県産のニンニクをつかったガーリックライスと、国産A5等級の牛肉の贅沢な組み合わせに食欲をそそられます。

ステーキやチャーハンなどは、オーナー自らが豪快に料理することもあるとか。どのメニューもボリューム満点なのは、男性サイズが基準になっているからだそうです。「肉の焼き加減や辛さ、量などはお好みに合わせますので、遠慮せずリクエストしてください」と、矢ヶ崎さん。そんな心づかいがうれしいですね。

手作り果実酒や絞りたてのジュースも

ボリューム満点のメインはもちろん、「葉山産 地タコのアヒージョ」（1000円）や「鷄レバーの赤ワイン煮」（600円）、「地元野菜の自家製ピクルス」（650円）などのサイドメニューも充実しています。ドリンクメニューも豊富なので、天気のいい日はサイドディッシュをおつまみに、風が気持ちいいテラス席で軽く一杯というのもいいですね。

またカウンターには自家製果実酒が並び、梅酒にキンモクセイ酒、またたび酒なんて文字を目にすると、ついつい飲み比べてみたくなります。

ソフトドリンクなら、スロージューサーで絞った果汁100％の生しぼりジュースがおすすめ。素材をじっくりとすりつぶすスロージューサーは、熱に弱い栄養素や酵素を壊さずにジュースにできるので、酸っぱくならないそう。フルーツ本来の自然な甘みとフレッシュなのどごしが後を引くおいしさです。

お腹一杯でも食べたくなるスイーツ

ごはんをしっかり食べても、スイーツは別腹です。食後には湘南在住のパティシエが作る焼き菓子のほか、季節に合わせたスイーツが楽しめます。

さつまいもがおいしい季節には自然の甘さを活かした、しっとりなめらかな舌触りの「スイートポテト」（650円）、夏は冷たいかき氷が人気です。ブルーベリーシロップや練乳まで手作りするこだわりのかき氷は、潮風を感じながら食べたいですね。

うららかな春の日差しに誘われて、ちょっとお出かけしたくなるこの季節。電車とバスにゆられて葉山を訪れてみてはいかがですか。