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ハロウィンは子どもとどう過ごす?オススメのハロウィンの過ごし方とイベントをご紹介

  • 2019.10.26
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10月末はハロウィンです。近年はクリスマスと同様に日本でもイベントが開催されたり関連グッズが発売されるなど盛り上がりを見せています。しかし、そもそもハロウィンはどんな日なのか子どもに説明できますか?ハロウィンの由来や、オススメの過ごし方、そして開催されるイベントをご紹介します。

ハロウィンの起源を知ろう

ハロウィンの起源はアイルランドの古代ケルト人のドゥルイド教で行われていたサウィン祭と言われています。ケルト人にとって一年の終わりは10月31日で、この日は死者の霊が家族を訪ねてくると信じられていました。しかし悪い魔女や悪霊も一緒にやって来て、作物に悪い影響を与えたり子どもをさらったり現世の人間に悪いことをすると言われており、そこで仮面や仮装で悪霊を追い払うことにしたのです。カボチャで作るジャックオーランタンは、死者の魂の案内をする役目もあるそうです。

19世紀初めにアイルランドの移民がアメリカに来たことで、ハロウィンがアメリカで大々的に広まります。最初は移民だけで行われていましたが、徐々に広まり19世紀後半にはアメリ全土で受け入れられました。宗教的な意味合いは薄れて、大人と子供が仮装をして楽しめるイベントに変化してきました。

日本で広まったのは、東京ディズニーランドのイベントがきっかけです。それから各地で開催されるようになり、菓子メーカーもハロウィン商戦に参入することで若者を中心に広まっていきました。

ハロウィンで定番となっている「トリック・オア・トリート」は「お菓子をくれないといたずらするぞ」という意味で、元々は「souling(ソウリング)」というヨーロッパの習慣が影響していると言われています。仮面をかぶって仮装した子どもたちは、さまよう霊魂のためにソウルケーキ(干しブドウ入りの四角いパン)を乞いながら戸口をたずね歩きます。そしてごちそうが何も差し出されないと物乞いや霊たちはいたずらをするというもので、トリックオアトリートの原型はこの楽しいやりとりなのです。

本場アメリカではハロウィンをどう過ごす?

本場のアメリカではハロウィンをどのように過ごして、どんな風に楽しんでいるのでしょうか。

大抵の学校では、ハロウィンパレードと呼ばれるイベントが開催されます。コスチュームを学校に持っていき、着装して校庭をぐるぐると練り歩きます。その後クラスに戻ってハロウィンパーティが行われます。父兄が準備したケーキやお菓子、ジュースと共にゲームを楽しみ、先生も仮装するようです。商店街でもハロウィンイベントを企画し、各店舗がお菓子を用意して待っています。

また、日本で行っているところは少ないかと思いますが、暗くなってから近所を歩き回ることも実際に行われています。安全ではない地域やよく知らない地域には行かないよう、住宅街を選んで実施します。家によっては、本格的にお化け屋敷のように開放しているところもあるそうです。住人もおばけやゾンビになって驚かしてくる家もあり、そういう家には早い時間から子どもたちがたくさん並びます。

アメリカ全土で行われているとはいえ、もちろん参加しない家庭もあるのでやみくもにノックしていい訳ではありません。お菓子をもらいに行っても良い家にはハロウィンの装飾が庭や家に大抵施されています。逆に電気のついていない家や装飾がない家は訪問しないようにします。

ハロウィンの過ごし方

日本でも定着してきているハロウィンですが、子どものいる家庭では実際どうしているのでしょうか。「ハロウィンに何か特別なことをするか?」という質問では「毎年何かする」は15.1%ですが、「何かする年もある」という答えと合わるとて46.8%、つまり半数近くにのぼりました。

「今までしたことはないが今年は何かしたい」という方を合わせると7割を超え、ハロウィンに何らかの特別なことをしたいという家庭が増えています。また、「今まで意識したことはなかったが、子どもが産まれてから仮装をさせるようになった」という声も多くあります。

(※2017年 ベビータウン調べ)

ハロウィンに何かしたいというママに、オススメの過ごし方をご紹介します。

(1) 家の飾り付け

家を飾り付けると一気にハロウィンムードが高まります。「飾り付けなんて不器用で無理」という方は市販品を活用するといいでしょう。今は100円均一にもグッズが充実していて、季節になると特別コーナーも設けられます。モビールやガーランドなどを飾るだけでも気持ちが盛り上がるでしょう。皿やコップなどもハロウィン仕様のものがありますし、ストローなどに付けられる飾りもあります。おばけの形をした風船やハロウィンカラーのペーパーポンポンなどもいいですね。

余裕がある方は、手作りすることで飾るまでの過程も含めて楽しむことが出来ます。折り紙でカボチャを作ってマスキングテープで壁に貼ったり、トイレットペーパーの芯でモンスターを作ったり、家にあるもので気軽に手作りを楽しみましょう。

(2) ハロウィンを感じられる料理

ハロウィン気分を感じられる料理やお菓子を作ることもオススメです。カボチャを使った料理やお菓子を作るだけでもムードが出ますね。

カップケーキを作り紫に着色したクリームやアラザン、チョコレートペンなどでデコレーションするのも楽しいです。ハンバーガーにチーズで作った目玉をつけてモンスター風にしたり、手まり寿司に目や口を付けてアレンジしたりするなど、洋風だけではなく和風のレシピでもハロウィンを楽しむ家庭が増えています。

(3) 仮装をする

最近では子どもだけでなく親御さんも仮装をする方が増えています。

定番はオバケや魔女、ゾンビやミイラなどです。他には動物も人気でハロウィンらしい黒猫や、恐竜・ライオン・ミツバチなど様々な生き物があります。他には子ども自身が好きなキャラクターになれるのでヒーローやプリンセス系も人気です。

コスチュームを買うほどではない、大人は着るのが恥ずかしいなどの場合は、カチューシャやマントだけにしたり、メイクを施すだけにするなどで、簡単にさりげなくハロウィン気分を取り入れることが出来ます。

ハロウィンの開催イベント

仮装をしたら、せっかくなのでイベントに出掛けてみるのもいいですね。東京近郊の仮装パレードをご紹介します。

(1) 表参道「パンプキンパレード」

表参道のケヤキ並木を行進する、千人以上が参加する豪華イベントで2019年は37回目となります。参加した子どもには記念品のプレゼントもあります。神宮前小学校をスタートし、4つのグループに分かれて出発します。全長1km強のコースで、近隣の店舗ではお菓子ラリーも行われ、協力店舗が記載されたマップを参考にしながらお店を周ることが出来ます。

(2)「ハロウィンin多摩センター」

17回目となる、首都圏最大級のハロウィンイベントで2日間開催されます。仮装パレードは当日の受付で参加可能で、吹奏楽の音楽と共に桜美林大学から三角広場までをパレードします。先着500名の参加者にはハロウィングッズがプレゼントされます。仮装した子ども向けに「仮装コンテスト」も実施され、こちらは参加者全員にお菓子などがプレゼントされます。

(3)「よみうりランドハロウィン~クレイジーホラーナイト~」

9月末から10月末までの土日祝日によみうりランド内で開催されるイベントです。昼の部では「おかしなハロウィンの世界」をテーマにしたイベントが盛りだくさん。「ハロウィンキッズパレード」では、3~9歳の子どもが園内をパレードし、お菓子の配布を行います。衣装の無料貸し出しを行っているので、用意のない方でも参加可能です。

(4)「二子玉川ハロウィンパーティ」

2日間で各200組の親子が、二子玉川のイベントスペースからiTSCOM STUDIO & HALLまでをダンスをしながら行進します。仮装コンテストやワークショップなど、内容が盛りだくさんなのでパレード以外でも楽しむことが出来ます。

(5) 東京スカイツリータウン「ハロウィン・ファミリーパレード」

ソラマチ広場をスタートし、商店街などでお菓子をもらいながらスカイアリーナへ向かうパレードです。パレード中にはワンポイントのボディペイントが楽しめるサービスやフォトスポット、イルミネーションなど思い出に残るハロウィンになること間違いなしです。

(6)「吉祥寺ハロウィンフェスタ」

ベビーカー・車いすで参加できる大規模パレードです。ペコちゃんなどのキャラクターも登場します。コースが3つあり、それぞれスタート場所・時間や距離が異なりますので参加前にチェックしておきましょう。ベビーカーなどで参加の場合は、距離が短く段差の少ない「平和通りのみ」コースがオススメです。

筆者の地元でも毎年10月末に2日間ハロウィンイベントが開催され、今年で8回目となります。駅周辺の50を超える店舗が参加し、仮装して訪ねるとお菓子をもらうことが出来ます。専用の地図を見ながら街を巡る子ども達がとても可愛いです。

全国でこういった動きが広まっていますが、年に一度の機会ですので何かしらの方法でハロウィンイベントを楽しむこともいいかもしれないですね。

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