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ナオミ・キャンベル、ファッション界におけるダイバーシティを説く。

  • 2019.10.29
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Photo_ Charley Gallay/Getty Images WSJ. Magazine
Naomi Campbell speaks onstage at WSJ. Magazine at WSJ Tech Live at The Montage Laguna Beach on October 22, 2019 in Laguna Beach, California.Photo: Charley Gallay/Getty Images WSJ. Magazine

ファッション界にもダイバーシティの波は押し寄せているが、ナオミ・キャンベルはまだモデルのキャスティングに“本当の意味で多様性”を感じていないようだ。10月22日(現地時間)に行われた『ウォール・ストリート・ジャーナル』誌によるライブトークイベントで、ナオミはこう語っている。「誰かは言わないし、人はみな良心を持っていると信じたいけれど。最終的には、誰が形式だけの平等主義をやっているのか、誰が本物なのかわかるものよ」「私は象徴として扱われるのがどんなものか知っているし、70人のモデルの中でいつも黒人は自分だけっていうのは、いい気のするものじゃないわ。イヤだった。でも私がノーと言えば、黒人はゼロになってしまう。板挟みだった」

これまでも人種差別についてコメントしてきたナオミだが、人種が理由でホテルに宿泊を拒否された経験も明かした。「最近では『多様性』っていう言葉をあちこちで見かけるけど、私が若い頃には存在しなかった。人がみな平等な扱いを受けてほしいって思っていたの。最近でも南フランスの町のホテルで行われるイベントに呼ばれて行ったんだけど、肌の色が理由で私や一緒にいた友人を入れてくれなかった。ホテルの名前は伏せるけど。ホテル側は満員だというふりをしていたけど、他の人は入れていた。このような不快な思いをする時があるから、これからも声を大にしていくわ」

また、ナオミは以前にも偏見を受けてきたことに対し、「私はこれまで何度も肌の色のせいで、できないことがあると言われてきたわ。でもそれをバネにしてきた。もちろん私は人間で、個人的なこととして捉えないようにするのが難しい時もあった。でも今、私は黒人女性としての誇りを持って、この業界での多様性や平等性を高める努力を続けていくつもりよ」と語っていた。

Text: Bangshowbiz

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