知っておくとダメージ減？失恋からの立ち直り手順

すがればすがるほど、つらくなるのが失恋。

好きという気持ちは、自分が相手を好きで、その好きな気持ちを彼が返してくれるからこそ、もっともっと相手を好きになっていけるの高まっていくのです。

しかしある日突然、またはじわじわとでも、彼が「好き」という気持ちを返してくれなくなり、好きな気持ちが一方通行になってしまうと、どうにかしようと考えてしまいますよね。

でも人の気持ちは生ものです。相手の気持ちは必ずしも、あなたが思うようにはなるとは限りません。

避けられない失恋をしてしまった時に、必ず通る過程があります。これを知っておけば、いくらか気が楽になるかもしれなせんよ。

誰かに聞いてもらうのもいいですし、“絶対に出さない手紙”として彼にあてた手紙を書いてみたりするのもいいでしょう。

この時期は自分が気が済むまで繰り返して、つらい気持ちを消化していくことが大切です。

中途半端に彼に連絡してみるなど、過去を振り返る行動は、つらい気持ちを繰り返してしまうだけ。やめておいた方が失恋の回復は早いです。

復縁のことばかりを考えていると、このつらさを繰り返すだけになってしまいます。

「つらい気持ちを延々と繰り返すことでしか、生きていることを実感できない」というのなら、気が済むまで繰り返すのもアリかもしれません。

しかし、それだけ時間をつぶしてしまうことになりますし、周りの人も「相談にはもう乗れない」と離れていってしまうかもしれません。

つらい悲しい気持ちをひととおりやり過ごすと、今度は怒りに変わります。

「なぜ私があそこまでしたのに、フラれないといけないのか。」

「なぜ彼は、金もないのに金持ちのふりをしたがるのか。」

「なぜ彼は、たいした男でもなかったのにあんなに偉そうに私をフッたのか。」

彼にすがって彼中心だったのが、自分の気持ちに正直になる瞬間です。

ここまでくれば、つらい気持ちはほとんどなくなっているはず。失恋のつらい通過過程としては、90％終わっていて後は立ち直りが早いです。

後は、なぜ私は彼に執着していたのかを考えてみると、「彼が私を好きでいてくれたから、彼を好きだった。」と気づくでしょう。

好きな気持ちを返してくれない人をいつまでも追い求めていてもしょうがないし、一生彼しか好きな気持ちを返してくれない訳ではありません。

他の誰かを好きになって、自分の好きな気持ちを返してもらう方が早いし気持ちが楽です。

はじめのうちはまだ、料理を作っても「彼に食べてもらいたかったな。」なんて少しは思うかもしれません。

ですがもっと喜んでもらえる、新しい彼に食べてもらう方がよっぽどいいのです。

ダイエットに成功した私を見て欲しいと思っても、彼に見せようと思う気持ちよりも、ダイエットに成功したきれいになった自分を見て褒めてくれる人は、すでに他にもたくさん出てきているのではないでしょうか？

そうやって他の人が受け入れてくれていることに気が付いた時には、もうすっかり忘れてしまって、彼を視線で追う事も、彼の事を思いだすことも無くなっているのです。

「私が好きな人」というのは、付き合っている時は過大評価してしまうところもあります。

実際に離れてみて、客観的に見てみると彼はそんなにたいしたことがなかった……。これも、恋愛あるある。

自分を好きでいてくれて、それだけ気持ちに応えてくれる人のことって、やっぱり自分もそれだけ好きになるし、その好きな気持ちを拒絶されるとその分だけつらい。

だからこそ、完全に自分では終わったこととして、彼に怒りをぶつける（本人にではなく自分の気持ち的に）ことで立ち直って成長していくのです。

反抗期と同じで、もう親がいなくても自分でできる。という気持ちによく似ています。

男の人には理不尽に映るかもしれませんが、別れた後の元彼女のてのひら返しなんてのは実はこういうことだったりします。

失恋のつらい気持ちは一瞬だと思って、あまり悲観的にならなくても、きっとまた形を変えて受け止めてくれる人は出てきますよ。

（只野／ライター）

（愛カツ編集部）