1. トップ
  2. ダイエット
  3. ダイナミックストレッチとは?その効果や行う際のコツを解説

ダイナミックストレッチとは?その効果や行う際のコツを解説

  • 2019.10.9
  • 20854 views

「ダイナミックストレッチ」をご存知ですか?関節を動かしながら柔らかくしていく、動的ストレッチの一種です。今回はパーソナルトレーナー・ストレッチインストラクターの町田晋一先生にダイナミックストレッチの効果や行うタイミング、コツについて教えていただきました。

ダイナミックストレッチとは

「ダイナミックストレッチ」とは、動きを伴う動的ストレッチの一種で、関節を回したり曲げ伸ばしたりすることで関節可動域を高める方法です。筋肉には一方の筋肉が収縮している時、その反対側の筋肉は弛緩しているという性質があります。

ダイナミックストレッチは、この性質を用いて関節可動域を広げていくものです。例えば股関節をより大きく曲げたい場合、股関節を曲げる動作を繰り返すダイナミックストレッチを行います。

ダイナミックストレッチの効果

ダイナミックストレッチを行うことで、筋温が上がり柔軟性を高めることができます。さらに神経伝達速度が上がることで筋出力がアップするので、スポーツパフォーマンス向上という効果も期待できます。

ダイナミックストレッチを行うタイミング

ダイナミックストレッチは交感神経を優位にするうえ、血流を促し筋温を高めるので、運動前のウォーミングアップとして行うと効果的です。また、運動前ではなくても、出勤前やお仕事前など体を活動させる前にダイナミックストレッチを行うのもお勧めです。

どんなダイナミックストレッチが効果的?

例えばランニングを行う前ならば、股関節の曲げ伸ばし動作を繰り返すダイナミックストレッチを行うようにしましょう。なぜならランニング動作は、まさに股関節の曲げ伸ばし動作の連続になるからです。

ランニングで前方への推進力を高めるには、特に股関節を伸ばす動作が重要となってきます。そのため股関節を伸ばす動きを高める必要があります。先程お伝えしましたように、ダイナミックストレッチは、一方の筋肉が収縮している時、その反対側の筋肉は弛緩しているという性質を用いて関節可動域を広げていくものです。そこで 股関節を曲げたところから伸ばす方向へ動かすダイナミックストレッチを行います。

ダイナミックストレッチを行うコツ

最初は少しずつ動かす

いきなり大きく動かそうとするのではなく、少しずつ動きを大きくしていくことが重要です。いきなり大きく動かそうとすると、関節への負担が大きくなってしまうため、関節を傷つけてしまうこともあります。

動かす方向を意識する

必ず動きを高めたい方向へ動かすようにしましょう。例えば曲げる方向に動きを高めたいのに伸ばす方向に動かしても、伸ばす際に機能する筋肉が収縮して曲げる際に機能する筋肉が弛緩してしまうので、効果が得られなくなってしまいます。

ダイナミックストレッチで柔軟性UP

ダイナミックストレッチとは、つまり動きを伴うストレッチのこと。関節を動かしながらストレッチを行うことで、柔軟性が上がり体を温める効果も。トレーニングやスポーツの前だけでなく、様々なタイミングで取り入れたいストレッチです。無理に動かして、関節を痛めないように注意してくださいね。

この記事の監修者

町田 晋一

パーソナルボディメイクSYNAPSE代表。健康運動指導士。元陸上自衛隊非常勤体育講師。

現在は東急スポーツオアシス、エニタイムフィットネスなどを中心に東京都内で出張パーソナルトレーニング指導を展開。ストレッチを応用したコンディショニング法「ストレッチコンディショニング」により、ダイエットやお腹周りの引き締め、下半身太り解消、そして腰痛・肩こり解消に導くことを得意としている。

パーソナルトレーナーとして活動する一方で、ストレッチコンディショニングトレーナーの育成と多くの人々にランニングを中心にカラダを動かすことの心地よさを伝えるべく、フィットネス関連のイベントやセミナーを積極的に行っている。

元記事で読む
の記事をもっとみる