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メーガン妃、「教育の重要性」と「男女平等」について熱弁

  • 2019.10.4
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10月1日(現地時間)、南アフリカにあるヨハネスブルグ大学を訪問し、学生に向けて小さな一歩が大きな結果を生むことを語ったメーガン妃。妃は同大学の職員や学生たちと共に教育と男女平等についての討論会を実施し、ヨハネスブルグに到着して初の公務を遂行した。

メーガン妃は、自身のInstagramで「教育を受けることが非常に大変なことに思える時は、何から始めていいのかわからないかもしれません。そういった場合は、1人の学生や1つの学校から始めればいいのです。そうすれば、変化が起きるでしょう」というコメントをポスト。この投稿では「最初の一歩を踏み出しなさい。階段の全体を見る必要はない。とにかく、最初の一段を上るのです」というキング牧師の言葉を引用!

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This morning, The Duchess of Sussex went back to college! Joining students and educators at The University of Johannesburg The Duchess was able to announce a new series of gender grants from the Association of Commonwealth Universities, of which she is patron. She was also able to announce four new scholarships to help students study in different commonwealth countries, allowing cross cultural understanding and an opportunity to deepen their educational studies abroad. One of the recipients of these grants shared his story of growing up on farmland in Kenya, where he paid for his education trading vegetables to cover schooling costs (cauliflower leaves to be exact!) He is now doing a research study on carcinogens in his country, its link to cancer - his work is helping to change practices and to save lives. The Duchess was so moved by the work being done across the education sector and to talk with such like-minded thinkers about the importance of access to education and the support needed internally. When the round table discussion this morning moved to the challenges faced in this sector and how daunting it can all seem, The Duchess said, “Sometimes access to education can seem so big, you wonder where to even begin? So you begin with one student, or one school, you simply begin. And that’s when we see change.” She continued by referencing a Martin Luther King Jr quote: “Take the first step... you don’t have to see the whole staircase, just take the first step.” Since @the_acu_official Gender Grants were launch in 2016, 28 universities in 17 countries have benefited with a minimum of 600 beneficiaries participating in workshops supported by the grants. #RoyalVisitSouthAfrica Photo ©️ PA images

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そして討論会では、「女性に力が与えられると、社会が完全に変わります」と生徒に熱弁。また教育を受ける権利を擁護することは「私個人にとって大変重要で意義深いことなのです」と語り、経済的にも個人の成長のためにも、教育が「非常に重要な要素」であるとも説明した。「子どもを育てるのはその両親や家庭だけでなく、子どもが属するコミュニティー全体の助けが必要(アフリカのことわざ)だと思いませんか。私が大学に行くことができたのは、家族がお金を少しずつ出し合ってくれただけでなく、奨学金や学資援助を受けたからです」と付け加えた。

同大学でのメーガン妃の言葉や姿は、討論会に参加した学生たちから「刺激的だった」と評価された。彼女はこの訪問で、コモンウェルス大学協会(Association of Commonwealth Universities=ACU)から3つの新しいジェンダー助成金と、4つの新しいクイーンズ・コモンウェルスの奨学金について紹介。妃は今年の1月にACUのパトロンとなり、33年間その地位を務めたエリザベス女王から任務を引き継いでいる。

妃が大学を去った後、コミュニケーション学科の修士課程で学ぶ学生トゥミ・マンパメさんは『TOWN&COUNTRY』誌に対しこう答えた。

「目標がどれだけ大きく見えようとも、自分に必要なステップに集中すること、それがたった1つのことであったり、小さな一歩であっても大切だと話されていました。ストレスが溜まったり、疲れてきたとしても、自分の住む町や自分のいる場所からほんの小さな一歩を踏み出せば、いつの日か状況が変わるということを、これからも絶対に忘れないと思います。妃のお話が、やる気と刺激をくれました。今は自分がやるべきことを進め、できる限りのことをしようと前向きになっています」

カナダ出身のマーガレット・マクドナルドさん(33歳)は、ACUからコモンウェルスの奨学金を受け、西ケープ州で食の安全保障に対する小規模な漁業の貢献について、現在ケープタウン大学で研究をしている。彼女は『TOWN&COUNTRY』に対し、「会話の焦点はジェンダーと、中等教育におけるジェンダーに関するものでした」と語り、その会話について「大学の方針が、異なる性別に対してどのように影響するのか、学生がそれをどう感じているのか、もし環境が男性中心の視点で作られていたら、学生はどのように感じるのか」という内容だったと語っている。

マーガレットさんは、自身がカナダ出身で、ケニアとガーナ出身の同級生がいるという点を挙げ、「(メーガン妃は)異文化間における学習と経験の重要性を理解していますし、彼女にとってもそれが大きな糧となっているようです。また妃は女性として、性別の原理や、異なる環境が個人にどのような影響を及ぼすのかも理解しています。公爵夫人は多くの人の話に耳を傾けていましたが、特に教育の重要性や、教育によって私たちがどのように変化するのかを強調していました。もしかしたら1人の研究者や、あなた自身がある人に対して資金援助をするかもしれませんし、それが私たち全員に変化をもたらす一歩となるのです」と語った。

1913年に設立されたACUは、人々の知識を向上させ、理解を促進し、視野を広げ、生活を向上させるために世界中の大学を集めている。また、同組織は高等教育を支持し、学生や学者たちに機会を拡大させ、国際協力を推進している。

世界をよりよくしようと奔走するメーガン妃の活躍から、ますます目が離せない!

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: Masayo Fukaya

TOWN&COUNTRY

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