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肩こりは筋トレで改善!トレーニング方法を専門家がご紹介!

  • 2019.10.3
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辛い肩こりにお悩みの方は必見!今回は肩こりの大きな原因となる猫背が体に与える負担や、姿勢の改善に役立つ筋肉トレーニングの方法、注意点についてまとめました。教えていただいたのは、パーソナルトレーナー兼ストレッチインストラクターの町田晋一先生です!

肩こりになる原因

肩こりの主な原因として猫背の姿勢が挙げられます。猫背の姿勢になると、上背部の後弯が強くなり頭部の位置は前方にずれた状態になります。人間の頭の重さは体重比で8%に相当すると言われています。

例えば体重が50kgの人ならば、頭の重さは4kgということになります。その4kgの頭が、猫背の姿勢によりほんの数㎝前にずれるだけで8kg以上にまで膨れ上がってしまうのです!

その8kg以上にまで膨れ上がった頭を、僧帽筋などの首周りの筋肉が支え続けることになります。すると首周りの筋肉は持続的緊張によって血行不良を起こし、酸素や栄養素が組織に行き届かず、逆に疲労物質が蓄積してしまいます。その結果引き起こされるのが肩こりです。

筋トレで肩こりは解消できるか

肩こりは筋トレで解消することができます!肩こりの原因となる猫背の背景として肩甲骨内転筋群の筋力弱化が考えられます。肩甲骨内転筋群とは、肩甲骨を内側に引き寄せる際に機能する筋肉のグループのことです。そのため、筋トレで肩甲骨内転筋群を強化することで猫背の姿勢が改善され、肩こり解消に繋げることができると言えます。

肩こりに効く筋トレのやり方

猫背の姿勢を改善し肩こり解消に効果的な肩甲骨内転筋群へのエクササイズをご紹介しましょう。

<やり方> STEP1:うつ伏せになり両腕を肩のライン上に伸ばし、親指側を天井に向けます。 STEP2:胸を床から浮かせた体勢をとり、息を吸いながら肩甲骨を内側に引き寄せる動きで両腕を上げて3秒間キープします。 STEP3:息を吐きながら両腕を下ろします。この時、両腕は完全に下ろし切らないようにします。 STEP4:15〜20回を1分程度の休憩を入れながら3セット行いましょう。

このエクササイズで注意すべき点は、上体を起こし過ぎないようすることです。上体を起こし過ぎてしまうと、肩甲骨内転筋群ではなく腰周りの筋肉に効いてしまうからです。あくまでもみぞおちから上の部分を起こすようにしましょう。

筋トレを行う際の注意点

筋トレは安全かつ効果的に行う必要があります。そのためには、筋トレを行う前に必ずウォーミングアップを行うようにしましょう。

具体的には、まずウォーキングなど有酸素運動をうっすら汗ばむ程度に行い、次に肩回し運動のような動的ストレッチを行うようにします。動的ストレッチはいきなり大きく動かすのではなく、少しずつ可動域を広げながら行うことが柔軟性を高めるコツです。

どのくらいの頻度で行えばいいの?

エクササイズを週3〜4日続けていけば、2〜3ヶ月で効果が現れると思われます。ただ漠然とエクササイズをこなすのではなく、このエクササイズを続けることで辛い肩こりから解放された姿をイメージしながら行うようにしましょう!

筋トレで肩こり改善へ

筋トレで肩こりの原因となっている猫背を改善しましょう。前方にずれてしまった頭の位置を元に戻してあげることで、首回りや肩の筋肉が楽になります。肩こりでお悩みの方は是非試してみてください!

この記事の監修者

町田 晋一

パーソナルボディメイクSYNAPSE代表。健康運動指導士。元陸上自衛隊非常勤体育講師。

現在は東急スポーツオアシス、エニタイムフィットネスなどを中心に東京都内で出張パーソナルトレーニング指導を展開。ストレッチを応用したコンディショニング法「ストレッチコンディショニング」により、ダイエットやお腹周りの引き締め、下半身太り解消、そして腰痛・肩こり解消に導くことを得意としている。

パーソナルトレーナーとして活動する一方で、ストレッチコンディショニングトレーナーの育成と多くの人々にランニングを中心にカラダを動かすことの心地よさを伝えるべく、フィットネス関連のイベントやセミナーを積極的に行っている。

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