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京都グルメのバイブル『京都の中華』に登場。食通が訪れる中華料理店3軒!

  • 2019.9.30
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京都の食にまつわる本を見ていると、その著者たちのバイブルともいえる一冊にたどり着きました。行く先々でまた感動して、本に書き記す。角野卓造さん、恵文社一乗寺店の著作にも、編集者の姜尚美さんが上梓した『京都の中華』に感銘を受けた人々が本を片手に街歩きし、姜さんに触発されて訪ねた中華の店が生き生きと紹介されています。

1.姜 尚美『京都の中華』「かむほどにじわりとしみ出し、最後のひとさじまでおいしい」 〈盛京亭〉/祇園

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Hanako 編集部

かやくご飯のように、炊いた具材とご飯を炒め合わせる焼飯 880円(税込)は先代が開発した昭和26年頃から忠実に守り継ぐもの。あっさりとした味を好む京都人のために、ラードは使わず植物油。水分含有量が少ない古米をあえて選び、パラッとした食感に仕上げている。女性でも軽く食べられる量は、祇園の芸妓衆を思ってのこと。後継の予定は無いというから、今必食だ。

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Hanako 編集部

《京都の中華は他とは違う“何か”がある》との思いを胸に、編集者の姜尚美さんは取材を開始。にんにくを控え、油を控え、香辛料さえ控える。だけどおいしい。《〈盛京亭〉の中華の味はまるい》と、それを一番味わえる焼飯を紹介した。執筆当時の2012年に存在していた店は少しずつ閉店している。ただこの本の中には、文化が残っているのだ。

〈盛京亭〉
京都府京都市東山区祇園町北側263
075-561-4168
12:00~14:00、17:00~20:00 月、第2・4火休
13席/禁煙

2.角野卓造『予約一名、角野卓造でございます。【京都編】』「京都でしか成り立たない和食のようなダシ使い」 〈芙蓉園〉/河原町

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Hanako 編集部

店の代名詞である鳳凰蛋(ほうおうたん)とは鶏肉入りの卵焼き。卵はトロトロ、だしの効いた味は思わず白米が欲しくなる。「実は中華らしい調味料はあまり使っていません。でも今はこれが京都の中華の味になっているみたいで」と店主はどこか誇らしげだ。

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Hanako 編集部

角野卓造さんは『京都の中華』の大ファン。“聖書”を大事に抱えて食べ歩くのも楽しみの一つなのだそう。さらにこの本をきっかけに〈芙蓉園〉にて姜さんとのご対面を果たした。日本酒と鳳凰蛋を合わせるのは「京ごのみ」と姜さんのお墨付きを得て、またにっこり。

〈芙蓉園〉
京都府京都市下京区市之町240
075-351-2249
ランチ入店12:00~13:45LO、ディナー17:30~20:00入店(20:30LO) 火水休
14席/禁煙

3.恵文社一乗寺店『新版 本屋の窓からのぞいた京都〜恵文社一乗寺店の京都案内〜』「冷麺に飽きてしまうほど、ここに通えていないことが悔しい」 〈中華のサカイ本店〉/紫野

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Hanako 編集部

もちもちと太い麺、辛子とマヨの自家製ダレ、シンプルすぎる具材。これが京都の冷麺(≒冷やし中華)として根付き、唯一無二の味を求めて全国から配送依頼が絶えない。一子相伝で受け継ぐレシピは現在次世代が習得中。オリジナル麺を注文する工場も2代目に引き継がれ、京都の冷麺は安泰。

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Hanako 編集部

「本にまつわるあれこれ」をセレクトする有名書店〈恵文社一乗寺店〉が筆を執り、店の周りのアイテムやお店を紹介。幼い頃から通う〈中華のサカイ本店〉の冷麺は、一般的な冷やし中華とは一味違う。京都では日常でも、よそでは違うことを『京都の中華』を読んで知った。

〈中華のサカイ本店〉
京都府京都市北区紫野上門前町92
075-492-5004
11:00~16:00、17:00~21:00 月休
41席/禁煙

(Hanako1176号掲載/photo : Natsumi Kakuto, Noriko Yoshimura, Yoshiko Watanabe text : Kahoko Nishimura, Mako Yamato, Atsuko Suzuki)

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