隈研吾の手がける美しき美術館がトルコにオープン。

優美かつ壮大、そしてモダン。幾何学的だけれど自然との調和を感じるオドゥンバザル近代美術館が、新たなアートのプラットフォームとして今月8日にトルコに誕生した。館内にはアートコレクターで実業家であるエロル・タバンジャ氏がコレクトした、20世紀を代表する作家や次世代を担う現代アーティストらによる世界的に重要な近現代のコレクションがずらり。約4500㎡規模に渡る木材を使用して建築された本美術館には、地下に大型作品の展示をするスペース、建物中央には天井からの光を取り入れたアトリウムの他、イベント会場やアトリエ、カフェ、ミュージアムショップなども併設する。オープニング展では、トルコ人アーティスト60名の作品200展の展示とともに、新たなコミッション作品として、竹作芸家の四代竹雲斎のサイトスペシフィック作品も展示されるとのこと。

オドゥンバザルの人々と街の景観、その双方と共鳴する隈研吾による美しい建築によって生まれた美術館。素晴らしいアート作品と共に建築自体も堪能できる新たな美術館は、今後世界中から人々が殺到する事間違いなし。中東の新たなアートのハブ地点をお目当てにトルコのエスシェヒルへ訪れて見てはいかがだろう。

オドゥンバザル近代美術館（ODUNPAZARI MODERN MUSEUM （OMM））

場所／Şarkiye Mah. Atatürk Bul. No: 37 26030 Odunpazarı Eskişehir - Türkiye

時間／10:00～18:00・水曜日は20:00閉館・日曜日は11:00開館

定休日／月曜日

www.omm.art

Text:Mei Fujita