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お願い事をするだけで好感度アップ!「ベンジャミンフランクリン効果」とは

  • 2019.9.17
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ベンジャミンフランクリン効果とは、頼み事をすることによって、相手からの好意を引き出すテクニックのことです。この効果を使って、恋を有利に進める方法についてご紹介しましょう。

ベンジャミンフランクリン効果って何?

ベンジャミンフランクリン効果は、18世紀のアメリカの政治家、ベンジャミン・フランクリンによって提唱されました。

人は、相手を助けるという行動を起こしたときに、「親切にするのは、相手のことが好きだから」と結論を出すというのです。

ベンジャミン・フランクリンはペンシルベニア州議会の場で、あまり仲のよくなかった議員を味方につけたいと考えました。そして、親切にして好意を得るのではなく、「本を貸してほしい(親切にしてほしい)」と頼み事をしたのです。その後、議員の彼に対する態度が優しく親切になりました。

なぜ親切にした相手を好きになるのか

親切にしてもらったから好きになるのではなく、親切にしたから好きになるというのは、意外な気がしますよね。なぜこんなことが起こるかというと、人は、自分が抱いている「感情」と「行動」に食い違いがあると我慢ができない、という心理があるのです。

ですから、「あまり好きではない(マイナスの感情)」相手に「親切にする(プラスの行動)」という状況が起こると、どちらかを修正しようとします。でも、やってしまった行動を修正することはできません。ですから、感情の方を変えようとするのです。

頼みごとをされる→あまり好きではない相手を助ける→感情と行動に食い違いが起こる→自分の心を修正して、「相手を助けたのは、相手に好意を持っているから」というふうに考えが変わります。

このプロセスは、ほとんど無意識に行われます。恋愛漫画やドラマでも、似たようなシチュエーションを見たことがありませんか?好きだから行動を起こした、と思いがちですが、実は逆なんです。行動を起こしたから、好きになったというわけです。

気になる相手に試してみよう

ベンジャミンフランクリン効果を使うと、苦手な相手にでも、好感を持ってもらえることが分かりました。もちろん、この効果を利用して、気になる相手の自分への印象を、プラスの方向へ向けることも可能です。

甘え上手な人がなぜかモテるのは、ベンジャミンフランクリン効果を上手く利用しているからです。頼られた相手は、お願い事をされることによって、自分の価値が上がったような気がして嬉しくなります。

そして、嬉しくなったのは相手が好きだから、と考えるのです。男性は特に、「好きな相手のために何かしてあげたい」という欲求が強い傾向があります。ですから、ベンジャミンフランクリン効果が抜群に効きます。

ベンジャミンフランクリン効果を使うときのコツ

頼み事は、「分からないところを教えて」「ちょっとペンを貸して」など、小さなことで構いません。相手が忙しくしていて、余裕がないときは逆効果になってしまうので、避けましょう。また、自分でも簡単にできるようなことを頼むのは、不信感を持たれる可能性があるので注意してください。相手に余裕があり、「やってあげようかな」と心が動きそうな瞬間に頼みましょう。

そして、相手が得意なことを頼むようにしましょう。ベンジャミン・フランクリンの場合は、相手が読書家だったこともあり、希少な本を借りるという作戦に出ました。「珍しい本を持っていると聞いたので、貸してほしい」と切り出したのです。本当は、彼の持っている本には全く興味がなかったそうですが。

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