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ワインで人気沸騰!肉好き、甘党♡豊かな食文化が魅力のチリ

  • 2019.9.21
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日本にあるいろいろな国の料理を通して、様々な文化に触れていく「世界の胃袋TRIP」。第20回目となる今回は日本の裏側にある、チリをピックアップします!

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アルゼンチンの隣に位置しており、太平洋に面して“細長〜く伸びた国”として覚えている方も多いのでは?実際に北部には砂漠地帯、南には氷に覆われた氷河地帯があり、地域によって気候が大きく異なるのがこの国の特徴の1つです。それによって豊かな農業が展開され、食材も豊富。そんなチリに広がる食文化について迫っていきます!

まるでチリ人のホームパーティー!新中野の「カーサ デ エドゥアルド」

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今回伺ったのは、新中野駅のほど近くにあるチリ料理店「カーサ デ エドゥアルド」。チリ人のオーナー、エドゥアルドさんが陽気な笑顔で出迎えてくれます!ここではその日に手に入る食材で作る日替わりのチリ料理や、チリ名産品を楽しむことができます。

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店の外でバーベキューをすることも多く、毎週末、家族や友人とバーベキューを楽しむチリの雰囲気をお店でも味わえますよ!気さくに話しかけてくれるエドゥアルドさんや、店内のアットホームな雰囲気から、なんだかチリの友達の家に遊びに来たような気持ちになるかも…!?

チリを代表する国民食「エンパナダ」

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チリ料理で必ず押さえておきたいのが「エンパナダ」!ひき肉と玉ねぎ、オリーブ、ゆで卵をパン生地で包んで焼いたものです。家庭で作ったり、パン屋で買ったりと日常的に食べられるだけでなく、家族や親戚など大勢で集まる場では欠かせない、チリの国民食です。一見主食のようですが、メイン料理の前に前菜として出されています。

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中の具材は、ベジタリアンでも食べられるように野菜だけのものやシーフードのものもあります。さらに揚げて調理することもあり、種類は様々。日本でいう「田舎の味」のように、それぞれの家にオリジナルの味があるようです。

主食いろいろ、スープもいろいろ

チリは気候が比較的日本に似ていて、四季のように移り変わりがあるので、農産物が豊富!なので、主食にはパンやご飯、パスタ、豆、トウモロコシなどいろいろなものが食べられています。そんな主食に合わせるからこそ、チリの料理は幅が広いのです。

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様々な主食の楽しみを感じられるスープがこちら「カルドデパタ」です。ゴロッと大きな野菜がたくさん入って、ポトフのようなイメージ。豚足も入ってスープには旨味がじゅわ~っと染み渡っています。

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スープの中にはご飯が入っていて、リゾットのよう。その時によって、ご飯以外にもスパゲティのような麺やペンネに変えることがあります。チリ人はスープが大好きで食卓にはよくのぼるのだとか!カルドデパタの他にも魚のスープやクリーム系のものなど、日常的にたくさんのスープを味わっているそうです。

定番ソース「ペブレ」で味変を楽しむ

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チリの食卓を彩るのに欠かせないのが、サルサソース「ペブレ」。トマト、玉ねぎ、酢、オイル、唐辛子、コリアンダーなどが入って、さっぱりとしながらも味にアクセントを添えてくれます。お客さんが来る時には必ず作る、おもてなし料理に必須のソースで、レストランでは必ず出てくるのだとか。

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肉やサラダなど何にでもかけて食べるのが、チリ流。エンパナダやカルドデパタにも!爽やかな酸味が味を変化させるので、飽きずにずっと食べられちゃいますよ。

チリ人はホットドッグが大好き

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ファストフードが浸透しているチリで最も好まれているのが、ホットドッグ。チョリソーを挟むのが定番ですが、そこにペブレをかけたり、ザワークラウトをのせたりと様々な組み合わせを楽しみます。また、チリはラテンアメリカで1番のパンの消費量を誇ります。特にメジャーなのは、バゲットやフランスパンのようなハード系のパンだそう。

宗教的な制限なし!もはや肉が主食!?

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チリ国民の約9割がキリスト教を信仰しているので、宗教的な肉の制限があまりありません。豚肉を筆頭に鶏、牛、ラム、うさぎなどをよく食べています。エドゥアルドさんが「チリ人にとって肉は主食のようなものだよ。それくらいよく食べるんです」と話してくれるように、チリの食生活には欠かせないもので、毎週末の家族や友人とのバーベキューパーティーが楽しみの1つになっています。

イースターの時はスーパーマーケットが魚でいっぱい!

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では肉しか食べないのか?というと、そうではありません!長い海岸線を持つチリは魚介類も豊富です。またキリスト教信仰者が多いため、イースター復活祭の時期は肉料理を控えており、スーパーマーケットにはずらりと魚が並ぶのだとか!

特によく作られるのは「マリスカル」という塩コショウとレモンで和えたお手軽な1品。レモン汁で漬けておくとチリの魚介料理でよく知られる「セヴィーチェ」になりますよ。

マリスカルだけでなく、チリ料理ではレモンを使った料理が非常に多くあります。日本にも輸出するほど栽培が盛ん。チリ料理を語る上では欠かすことのできない食材となっています。

日本の輸入量ナンバー1、チリワイン

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今世界中のワイン好きに注目されているのが、チリ産のワイン。チリの日照時間が長く雨が少ない環境がワインに使うブドウ作りに最適なのです。また、砂漠やアンデス山脈に囲まれた地形が害虫被害を受けづらくしており、栽培がしやすいというポイントも。日本では2013年以降から輸入量が増え、実はチリから最も多く輸入しているんですよ。

そんなチリでは、ワインだけでなく国を代表する蒸留酒「ピスコ」も主力ですし、クラフトビールも人気を集めています。ラテンアメリカで1人当たりのアルコール消費量が1番多いとされるチリ。その訳はお酒のおいしさにあるのかもしれません。

チリ人は大の甘党!?フルーツにはキャラメルをトッピング

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甘いものが大好きなチリ人!1年間のアイスクリーム消費量が約8リットル、チョコレートが2〜2.5キログラムという驚きの統計も出ています。食後のリラックスタイムに甘いものが欠かせないのだとか。

今回、出していただいたのはチリ産のキウイフルーツとブドウ(梨は日本産)と添えてあるのが「マンハール」というコンデンスミルクを煮詰めたキャラメルのようなクリーム。「フルーツとクリームの組み合わせがチリの定番です」とエドゥアルドさんが教えてくれます。マンハールは紅茶やパンに添えてもマッチする濃厚な味わい。フルーツに付けるのはちょっと意外だけれど、酸味との相性も良く、この組み合わせを思いつくのは甘党のチリ人ならではかもしれません…!

食材が豊富でいろいろな食事を楽しめるチリ。豊かな食生活から、過ごしやすい気候や楽しい週末、食後のリラックスタイムなどチリ人ならではのライフスタイルが垣間見えました。レモンやワインなど日本への輸出も多く、地球の裏側にありながら、実は身近な国なのです!

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DisobeyArt /Shutterstock

次回はチリの文化や国民性についてご紹介します。ラテンアメリカといえば、愉快で明るい人柄の国民性という印象ですが、どんな文化や魅力が広がっているのでしょうか?9/22配信予定です。お楽しみに!

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<information>
カーサ デ エドゥアルド 東京都中野区中央4-1-8 富士シャトー 1F
03-3382-8232
営業時間:
18:30~24:00
定休日:無休
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Writing: 竹林佑子(エフェクト)
Edit: TRILL