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【京都旅】いま注目の和菓子屋3軒!手土産にしたい老舗名店の伝統銘菓アレンジも。

  • 2019.8.29
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何十年、何百年と続く和菓子屋が多いこの地で、長年受け継がれてきた技術や感性を、次の世代にどう伝えるか。「昔ながら」で、かつ「新しい」和菓子の流れがありました。Hanako『京都の、ほんと。』「お菓子とおやつの元気なNEXT GENERATIONS!」より、京都の和菓子屋3軒をご紹介します。

1.〈亀屋友永〉インスタグラムで、生菓子の物語を発信。

「京都人は新しいことが好きである」とはよく言われる話。伝統を重んじるお菓子の世界で、今、時代をとらえた女性たちの活動が際立つ。

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Hanako 編集部
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「一つの生菓子には深いストーリーが込められています。この小さなお菓子が持つ美しい情景を、分かる人だけが分かればいいというのはもったいないと思ったのです」とは、和菓子職人の名主川千恵さん。〈亀屋友永〉に勤めながら、自身のインスタグラムで和菓子を1年間毎日配信し、またたく間にフォロワーを増やした。

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通常、生菓子は餡などシンプルな素材のみで表現するが、名主川さんはフルーツやスパイス、ハーブ類も積極的に取り入れる。「茶道では抹茶の風味を邪魔しないものが求められますが、現代人には複雑味があった方がいいと思って」。

〈亀屋友永〉
京都府京都市中京区新町通丸太町下ル大炊町192
075-231-0282
9:00~18:00 日、第3水休

2.〈おやつaoi〉日常のおやつだから、季節感を取り入れたい。

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Hanako 編集部
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〈おやつaoi〉の土田葵さんは、上生菓子ではなく日常のおやつの分野で季節感を表現する。

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Hanako 編集部

「どら焼きやお団子などおなじみのおやつに、旬のフルーツをプラスして、その季節のワクワク感を感じてもらいたい」と土田さん。老舗の取り組みも見逃せない。

〈おやつaoi〉
土田葵さんが自身の工房で不定期にオープンする店。
京都府京都市北区紫竹下園生町38-10
11:00~16:30
営業日はInstagram(@oyatsu.aoi)でチェック。

3.〈tubara cafe〉大切に育まれた和菓子の文化を巣の中の卵に見立てて。

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〈鶴屋?信〉が本店の隣にオープンした〈tubara cafe〉は、伝統の銘菓をアレンジしてコーヒーや紅茶にも合う味わいに。

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オーナーの稲田繭貴さんは語る。「本店のラインナップから消えた銘菓『巣ごもり』。鶴が巣にこもり、大切に子育てした様子から、かつては末永い幸せを願う、優しい気持ちが込められた大切な祝い菓子だった。カフェで復活させて、若い世代にも、和菓子に想いを込めるという伝統を残していけたら」。それぞれの思いは浸透している。

〈tubara cafe〉
1803(享和3)年創業の〈鶴屋?信〉本店隣にオープン。
京都府京都市上京区西船橋町340-5
075-411-0118
10:30~17:30 水休

Hanako『京都の、ほんと。』特集では、京都の楽しみ方を多数ご紹介しています!

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(Hanako1176号掲載/photo : Yoshiki Okamoto, Norio Kidera text : Michiko Watanabe, Ai Kiyabu)

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