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浮気が本気に…不倫に走りやすい夫、3つの条件

  • 2019.8.18
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「妻や子どもを傷つけたくはないけれど、離婚したい。不倫相手と再婚したい」という男性からの相談は少なくありません。

「許されることではないけれど、もう離婚以外、考えられない…」

そんな固い決心の浮気夫に、私はある共通点を見いだしました。今回は、「浮気が本気になりやすい夫のタイプと、その対処法」についてご紹介しましょう。

■不倫が本気になる「まさか?」の夫 3タイプ

浮気が本気になってしまい、離婚を口にする夫。そう書くと「なんてひどい人だろう!」というイメージを持つかもしれませんが、実際は「良き夫、良き父」という印象を与えるタイプの男性がほとんどです。



くわしくタイプを分析していくと、次の3つのタイプに大きく分かれると思います。

・妻に不満を言い出せない、ある意味やさしい人。例えば、妻に「これ、やって」と言われても断れないタイプ。

・人間関係において、自分さえ我慢すれば丸く収まると、感情を押さえ込んでしまうタイプ。

・結婚に積極的な妻に押し切られた、できちゃった結婚、お見合いで断れなくて…など、結婚に対して明確な意思がなく、流されて結婚したタイプ。

自分から女性にアプローチする肉食夫は、家庭をかえりみないタイプと思われがち。しかし、実はそういった男性の方が浮気どまりで、不倫相手に本気にはならないことが多いです。

一方、「良き夫、良きパパ」タイプは真面目で、女性との距離感がわからず、気づいたら不倫の泥沼に…。「うちのパパは、自分から女性にアプローチするタイプじゃないから」と安心するのは大間違いです。

不倫に限って言えば、いつも受け身の男性でも「この女性は自分を理解してくれる」と感じたら積極的に動くようです。「うちの夫だけは大丈夫」は通用しません。

■どうして浮気が本気になってしまうのか?



浮気が本気になってしまった男性ほど「これは不倫じゃない。出会う順番が間違っただけ」とクサいセリフを口にしがちです。

では、どうして浮気が本気になってしまうのでしょうか?

妻にとって「良き夫」というのは、あくまで「都合の良い夫」。何も言い返すことはなかったけれど、夫はその関係を良しと感じてはいなかったのかもしれません。

そんな時、なんでも話を聞いてくれ、甘えさせてくれる女性に出会ったとしたら? 妻への不満が限界に来ている時ほど、自由に気持ちを解放できる相手は救世主のように思えるでしょう。

それが、結婚にも子どもにも縛られていない独身女性ならなおさらです。

もともと、恋愛や結婚に関しては受け身で、女性との距離の取り方に不慣れなタイプ。不倫相手が自由の象徴のように思え、「こんなに自分を理解してくれる人がいるんだ」とのめり込んでしまうのでしょう。

真面目夫の浮気の兆候としては、次の2つが挙げられます。

・家で話をしなくなる。

・仕事や用事があるわけでもないのに帰りが遅くなる。

もちろん、上記のような行動が多くなったとしても必ず浮気をしているとは限りません。

ただし、家に居場所がないとか、妻に不満を感じているというケースもあるので要注意。この段階で、やさしくしく接するなど対処が必要かもしれません。

夫の「好き」が「本気」に変わってしまう前に…。





■夫の浮気発覚! さあ、どうする?



もし「良き夫、良きパパ」タイプの不倫が発覚したら、あなたはどうしますか? 妻側に離婚の意志がない場合の対処法はたった一つ。

「持久戦に持ち込む」です。

真面目で女性慣れしていない夫ほど、不倫がバレたら居直ります。あなたへ強く離婚を求めるかもしれません。

しかし、追いすがれば追いすがるほど相手はどんどん逃げていくもの。まずは、静観して見守りましょう。

もともと真面目夫は、モラルを大切にし、それに反した自分に罪悪感を持っています。そこを訴えて利用する手はありますが、「こんなことが許されるの?」「正しいと思う?」などと正論で責めるのは逆効果です。

「つらかったんだね」と相手の気持ちに寄り添い尊重するような態度をとった方が、夫のモラルや罪悪感に訴えることができるでしょう。まさにイソップ寓話(ぐうわ)『北風と太陽』の太陽理論です。

ただし、一回本気になってしまった夫の不倫をやめさせるのは時間がかかります。ある程度の長期戦は覚悟しましょう。あせるあまり、責めたり急かしたりしたくなるでしょうが、まずは放っておくのが一番。

実は、責められずに静観されていればいるほど、夫の罪悪感は増幅していきます。「離婚は決めているけれど、妻を傷つけたくない。円満に別れたい」と相談にくる男性は多いのですが、それこそすでに罪悪感を持っている証拠です。

長引くと味方が欲しくなるものですが、夫の親に告げ口するなど第三者を巻き込むのもNG。モラルを重視する夫は周囲から責められると一時的に不倫をやめるかもしれません。でも、本人が納得した終わり方ではないので、浮気が復活して降り出しに戻るというのはよく聞く話です。

■「浮気夫と本当にやり直したい?」冷却期間は自分を見つめ直す時間



「浮気が本気」夫の情熱が冷めるのにはなかなか時間がかかるもので、ひたすら静観するしかない妻は、嫉妬や将来の不安に押しつぶされそうになりますよね。でも、実はこの夫との冷却期間は、自分を見つめ直すのに良い時間でもあるのです。

「私は、本当に夫とやり直したいのか?」。自分に問いかけてみるのです。

「不倫に本気になってしまった」と私のところへ相談にくる男性は、たいてい最初はもう結論が出ています。「離婚、一択しかない」と。でも、カウンセリングしていくうちに、ほとんどの方が妻のところへ戻っていきます。

これは、私の相談者に限ってですが、「1年」が節目のように感じます。季節が一巡すると、最初の情熱が冷め、不倫相手と本当に一生添い遂げられるかどうかが見えてくるのでしょう。

そもそも「離婚」は口で言うのはたやすいですが、物理的にも精神的にも大変な負担がかかるものです。そんなとき、「不倫へ走るほど夫を追い詰めた自分にも悪いところがあった」と妻が態度を改めれば、夫は奥さんのところへ戻ってきやすくなるのです。

とはいえ、夫が奥さんを再び好きになるかどうかは別問題。子どものためだけに戻ってくるケースもあります。夫が戻ってきてからもう一度幸せな結婚生活を築いていくためには、お互いの努力や相手を信じる気持ちが必要になります。

出戻り夫にイライラしてしまうこともあるでしょう。そういった気持ちも引っくるめて、夫と本当に続けていきたいのかどうかを見つめ直すことは大切です。


(佐藤栄子)

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