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トラノコおつり投資の評判とは?手数料・安全性などの口コミ評価を金融のプロが徹底調査

  • 2019.8.14
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トラノコとは、買い物のおつりで投資できるアプリです。おつりなので少額から気軽に投資を始めることができます。今回は、トラノコのメリット・デメリットと実際の評判について解説します。

トラノコとは

出典:トラノコ

トラノコは、TORANOTEC株式会社が運営している「おつり投資アプリ」です。これまで投資をしたことがない人でも気軽に資産運用を始められます。

「おつり投資アプリ」とは、毎日の買い物のおつりを、自動的に世界中の資産に分散投資できるアプリです。ただ実際に現金のお釣りで投資を行うわけではなく、アプリに登録したクレジットカードでの買い物データを基に投資額を決める仕組みです。

トラノコにクレジットカードやアマゾン・楽天などのECアカウントを登録するだけで、おつりデータが即時に更新されます。マネーフォワードやZaim など提携する家計簿アプリを使っている人はカードの登録も不要です。アカウントを連携させるだけで利用できます。

セブン銀行や野村総合研究所、リアルワールドなど大手企業が主要スポンサー企業なので安心できる会社です。メディアにも多く掲載されています。

おつりで投資の仕組み
いつも通りに買い物をする

トラノコや提携している家計簿アプリに登録しているクレジットカードや電子マネーなどで買い物をします。買い物代金がチャージされます。

投資したい「おつり」を選択
出典:トラノコ

「トラノコおつり捕捉サービス」やマネーフォワードやZaimなど提携家計簿アプリを通じて、買い物データに連動したおつりデータがトラノコ上に表示されます。ただ実際に発生したおつりを積み立てるのではなく、あらかじめ設定した金額によって積み立てるおつりが決定。「おつり」は設定した金額で買い物した端数になります。

設定金額は、「100円」「500円」「1000円」の3種類です。たとえば、350円の買い物をした場合、以下がおつりとなります。

  1. 設定金額100円:100円×4=400円で支払うので、400円-350円=50円で「50円」がおつり
  2. 設定金額500円:500円-350円=150円で「150円」がおつり
  3. 設定金額1000円:1000円-350円=650円で、「650円」がおつり
選択したおつりが、自動で投資される

毎月1回、その月に選択した「おつり」の合計が、銀行口座から自動で引き落とされ、投資に回ります。毎月の投資上限額の設定も、投資資金の追加もできます。

運用状況をアプリで確認
出典:トラノコ

運用状況は、毎日更新されます。投資している資産の構成情報も一目でわかります。出金もいつでも可能です。

トラノコのメリット

トラノコのメリット
出典:トラノコ

2007年に一括で投資を行った場合、代表的な株価指数であるTOPIX(東証株価指数)は、日本10年国債のパフォーマンスを下回っています。国債は、国が発行しているので元本が保証されています。リスクをとって株式(TOPIX)に投資するより、安定して増える日本国債に投資したほうがいいと思ってしまいます。

毎月1万円ずつ投資
出典:トラノコ

TOPIXに毎月1万円ずつコツコツ投資することで、日本国債を大きく上回るリターンを出せることがわかります。一度に購入するのではなく複数回に分けて投資することで、2008年のリーマンショックのような大きな金融危機でも安い値段で購入することができ、平均購入価格を下げる効果があるためです。

リスクとリターンに合わせて、3つのファンドを選べる
出典:トラノコ

トラノコはリスク許容度に合わせて、次の3つのファンドを選べます。

安定重視の「小トラ」
出典:トラノコ
バランス重視の「中トラ」
出典:トラノコ
リターン重視の「大トラ」
出典:トラノコ
リスクに応じて世界中の株式や債券、不動産などに分散投資
出典:トラノコ
マイルやポイントでも投資できる
出典:トラノコ

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トラノコのデメリット

トラノコのデメリット
出典:トラノコ
出典:トラノコ

運用額が40.9万円を超えると、コスト負担は下がる結果になっています。毎月1万円ずつ「おつり投資」をすると3年以上かかる計算になります。

短期的にはコスト負担が気になりますが、投資は10年、20年と長期に渡って行なうものです。トラノコはおつりやポイントでコツコツと投資を続ける仕組みになっています。投資金額が少ない間はあまりコストを気にせず、長期的な視点で運用を続けるようにしましょう。

トラノコのオトクな連携サービス

トラノコのオトクな連携サービス
出典:トラノコ
毎月ポイントプレゼント
出典:トラノコ

投資額にかかわらず、毎月ポイントやマイルがたまります。現在は、以下の3つのサービスと提携しています。いずれか1つのサービスを選びます(他のサービスとの併用はできません)。

  • nanaco:毎月必ず20ポイント。さらに口座開設申し込みで、3500ポイントもらえます。
  • ANA:毎月必ず5マイル。口座申し込みで700マイルもらえます。
  • dポイントクラブ:毎月必ず15ポイント。口座申し込みで3000ポイントもらえます。
毎月割引サービス
出典:トラノコ

毎月割引サービスでは、ニチガスの指針があった支払いにおいて100円が割引されます。また、最初の3ヵ月はトラノコの利用料は無料です。お試しで試してみるのもいいでしょう。

学生は利用料が無料
出典:トラノコ

15歳から毎月3000円ずつ投資すれば、22歳の時点で334,604円貯まります。23歳以降は利用料がかかりますが、アクティブファンドなどよりもコスト負担が軽くなる40.9万円まであとわずかです。早いうちからトラノコを始めていれば、コスト負担が少なくなるというメリットがあります。

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トラノコの退会・解約方法

トラノコを退会する場合、アプリやウェブサイトのアカウント情報ページを開き、「トラノコを退会する場合」という項目を選択します。

注意事項などが表示されるので了解したら、トラノコIDなどの情報を入力した上で同意。これで退会となります。

ただし、トラノコを退会しても投資口座自体は引き続き運用されるので、口座の解約も考えるのであれば退会後にメールもしくは電話で解約手続きを行う必要があります。

手続きが面倒な場合は、投資口座から出金を行い残高ゼロにします。残高ゼロで1年間経つと口座の閉鎖が行われるので、手続きの必要はありません。

トラノコの退会・解約の注意点
連携するサービスが停止する

トラノコを解約した場合、ポイントやマイル との連動も停止されます。利用中に貯めていたトラノコポイントも消滅します。

出金手数料がかかる

出金手続きは、アプリなどで出金リクエストを行います。出金リクエスト後、ファンドを売却し2日で出金の確定、1週間程度振込口座への送金となります。なお、出金手数料は金額にかかわらず300円です。

出金に時間がかかりますし、解約手数料もかかるので、解約後に全額出金ということであれば手続きを間違いないように気をつけましょう。

トラノコを再開する場合

トラノコを退会しても、口座の運用が続いている場合は簡単に再会することができます。アプリから自分のアカウントにログインすると「再会する」のをボタンがあるので、そこから手続きをします。

口座を解約、もしくは全額出金後1年以上経っている場合は口座自体が閉鎖されています。その場合は新規開設になるので、もう1度口座開設手続きをする必要があります。

トラノコは安全?

トラノコに預けた資産の安全性はどうでしょうか。トラノコに投資した顧客の資金は信託銀行が分別管理しており、トラノコが万一破綻した場合でも全額保護されます。お金が返ってこない危険性は低いと考えられます。

まとめ

少額から投資できるのがトラノコの魅力です。最初は月額利用料の負担が大きいものの、長期で資産を続ければコスト負担はアクティブファンドよりも低くなります。おつりやポイントで投資を開始できるというのが、トラノコの大きなメリットです。

ある程度まとまった資金がないと投資を始められないと躊躇している人が多いと思いますが、トラノコなら気軽に投資を始められます。

スマホアプリで簡単に始められるので、投資を考えている人にオススメです。最初の3カ月は月額利用料がかからないので、トラノコのアプリをダウンロードして投資を始めてみてはいかがでしょうか。

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