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頑固な汚れはお酢で落ちる!?残ったお酢を使った意外なお掃除方法

  • 2019.8.6
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料理の必需品として常にキッチンにあるお酢。実はお掃除にも使えると知っていましたか?「お酢で掃除?どういうこと?」と思う人もいるかもしれません。お酢がお掃除に使えるのには、こんな理由があるんです。

どうしてお酢でお掃除ができるの?

そもそも、お酢とは何でしょうか?お酢は糖質を含む小麦や米などの穀類、またはリンゴやぶどうのような果実を原料としてアルコール発酵させ、その後、酢酸発酵させた液体調味料です。主な成分は酢酸(さくさん)です。

酸とある通り、お酢は酸性です。一方、水垢やカルキ、鍋の黒ずみなどはアルカリ性の汚れ。酸性のお酢がアルカリ性の汚れを中和するので、キレイになります。化学的な根拠に基づいたしっかりした掃除方法なんです。

どうやって使えばいいの?

お酢は、そのままだと使いづらいので、スプレーを作って使うのが便利です。市販のスプレーボトルに、お酢と水を1:1の割合で混ぜます。あとは、普通の洗剤のように汚れが気になる部分に吹き付けて、スポンジや雑巾で拭いてください。頑固な汚れには原液のまま振りかけて、しばらく時間を置いてみましょう。汚れが落ちやすくなるはずです。

お掃除できる場所はどこ?

雑菌除去にも効果を発揮するので、キッチンのお掃除に最適です。特に蛇口のつなぎ目は雑菌が繁殖しやすいので、積極的に使ってみましょう。水垢が溜まりやすいお風呂場や洗面所の掃除にも効果的です。

また、トイレ掃除にぜひともお使いください!尿のしぶきはアルカリ性なのでお酢スプレーでキレイに汚れを落とせます。更に、トイレ特有のアンモニア臭を中和するので消臭にも効果的です。

お酢はそれほど価格が高くないので、薄めれば量を気にせずに使えるのもいいところ。また、普段は調味料として使うものなので、体に優しく無害なのは嬉しいですね。

お掃除でお酢を使う時の注意点!

ただし、お酢でお掃除する時に気をつけないといけないことがあります。『塩素系漂白剤との併用』です。

塩素の性質と酸性の性質のものを混ぜると、塩素ガスという有害なガスが発生します。塩素系洗剤には「混ぜるな危険」と大きく記載されているので、絶対に混ぜないようにしてください。また、鉄や大理石などの素材はお酢をかけると傷んでしまう可能性があります。こちらも避けた方が無難です。

尚、お酢なら何でもいいということではありません。ポン酢、すし酢のような、砂糖やしょうゆといった調味料が入ったお酢は、べたつきの原因になります。使うのは避けましょう。

ニオイが気になる人はクエン酸を使おう!

水と合わせて使うので、時間が経つと蒸発しニオイは薄くなります。ただ、ツーンとしたニオイがどうしても気になるという人もいるでしょう。

そんな場合は、クエン酸がおすすめ。クエン酸もお酢と同じ、酸性の性質を持っています。お酢のようなニオイはないので、気になる場合はこちらがいいでしょう。掃除用のクエン酸は一般的なドラッグストアで売られています。手に入れるのも簡単で、安価なのも嬉しいところですね。

お酢もクエン酸も、体や環境に優しい成分なので気軽に使えます。スプレーボトルに入れて常備しておけば、思い立った時や汚れが気になった瞬間にササっと手早く掃除できます。お酢スプレーを使った簡単お掃除で汚れが溜まるのを防いで、毎日の家事にぜひお役立てください!

監修:鈴野寿子(家事代行サービスCaSy・お掃除研修講師)

photo/PIXTA

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