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チューリッヒのバイク保険はおすすめ?内容・料金・評判をFPが徹底解説!

  • 2019.8.1
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バイク保険は、大きく代理店型のバイク保険とダイレクト型のバイク保険に分けられる特徴があるのですが、自動車保険と比べると取り扱いをしている保険会社が少ない特徴も併せ持っています。

ちなみに、2019年のオリコン顧客満足度ランキングでは、代理店型およびダイレクト型のバイク保険で評価が高い保険会社は、チューリッヒとなっていることを踏まえ、本記事では、チューリッヒのバイク保険について幅広く解説を進めていきます。

チューリッヒが販売しているバイク保険の特徴

上記図は、バイク事故によって事故相手が後遺障害1級となり、3億4,000万円の損害賠償を負わなければならないイメージになりますが、この時、自賠責保険から補償される金額の上限は4,000万円です。

したがって、差し引きした3億円はご自身が自ら損害賠償を負わなければなりませんが、対人賠償保険が付いていることによって、この3億円はバイク保険から支払われることになります。

対物賠償保険

対物賠償保険とは、バイク事故によって、他人の車や家屋など財物に損害を与えてしまった場合に補償されるものとなり、たとえば、ガードレール、信号機、電柱、電車、店舗なども補償の対象になります。

仮に、店舗へ衝突したことによって、店舗だけではなく、店舗内にある商品に損害を与えてしまった場合や店舗が臨時休業などによって営業損失を受けた場合も対物賠償保険から相手側に対して保険金が支払われます。

対物超過特約

対物超過特約とは、対物賠償保険で補償するバイク事故で、かつ、相手方の車に時価額を超える修理費用が発生したときに保険金が支払われる補償になります。

上記より、バイク事故によって相手方の自動車に総額100万円の損害が発生しており、その内、ご自身の過失割合が70%であるため、相手方に対して70万円(100万円×70%)の損害賠償を行わなければなりません。

この時、相手の自動車の時価額が60万円であるため、対物賠償保険から支払われる保険金は、42万円(60万円×70%)となり、本来ならば相手方に対して賠償するべき70万円から28万円が不足しています。

対物超過特約の必要性

前項の場合、対物超過特約に加入していない場合は、損害賠償する70万円の内、42万円が保険金として支払われ、残る28万円はご自身で負担しなければなりません。

ただし、対物超過特約に加入している場合、28万円は保険金から支払われることになるため、実質の自己負担金額は0円で済みます。

対物超過特約は、相手の自動車が古く時価額が低い程、効果がある特約で自己負担を防止する役割を担っているため、その必要性は大きいと言えます。

搭乗者への補償

搭乗者への補償とは、バイク事故によって、ライダーであるご自身や2人乗りをしている場合の搭乗者が死傷した場合に補償されるものを言います。

具体的には、自損事故傷害特約、無保険車傷害特約、搭乗者傷害保険、人身傷害保険といった4つの補償から構成されており、それぞれの補償内容は次項の通りです。

  • 自損事故傷害特約
  • 無保険車傷害特約
  • 搭乗者傷害保険
  • 人身傷害保険

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自損事故傷害特約

自損事故傷害特約とは、バイク事故の相手がいない単独事故の場合や、事故相手に過失のない事故によって死傷した場合で自賠責保険では補償されないときの補償のことを言います。

現在、チューリッヒのバイク保険では、後程解説をする人身傷害保険を付帯していない場合、自損事故傷害特約が自動的に付帯されることになっています。

無保険車傷害特約

無保険車傷害特約とは、バイク事故で死亡または後遺障害を負ったものの、相手の車が不明の場合や任意加入の保険に加入していない(無保険)場合などで、相手方から十分な補償が得られないときの補償のことを言います。

つまり、相手に損害賠償を支払う能力がない場合でもご自身が加入しているバイク保険から保険金が支払われることを意味します。

搭乗者傷害保険

搭乗者傷害保険とは、バイク事故によってライダーや搭乗者が死傷したときの補償のことを言います。

なお、後述する人身傷害保険も搭乗者傷害保険と目的は同じですが、補償に厚みを持たせるのであれば、人身傷害保険がおすすめです。

人身傷害保険

人身傷害保険とは、バイク事故によってライダーや搭乗者が死傷したときの補償のことを言いますが、事故の過失割合に関わらず保険金が支払われるメリットがあります。

また、示談交渉を待たずに保険金が支払われるほか、保険金を受け取ったとしてもバイク保険の等級に影響がない、休業損害や葬祭費用などが補償されるなど、搭乗者傷害保険に比べて補償に厚みがあります。

バイクなど自己の所有物への補償

バイクなど自己の所有物への補償とは、バイク事故によって、ご自身のバイクや携行品などに損害を受けた場合に補償されるものを言います。

具体的には、車両保険 車対車事故のみカバー型、携行品特約、盗難時の臨時費用特約といった3つの補償から構成されており、それぞれの補償内容は次項の通りです。

  • 車両保険 車対車事故のみカバー型
  • 携行品特約
  • 盗難時の臨時費用特約
車両保険 車対車事故のみカバー型

車両保険 車対車事故のみカバー型は、ご自身のバイクの損害に対する補償のことを言い、本記事の場合、チューリッヒが加入者に対してバイクの損害を補填するための保険金を支払うイメージとなります。

ただし、車対車事故のみカバー型となっているため、自損事故、盗難、自然災害などによるバイクの損害は、補償対象外となるほか、補償されないケースが極めて多い点にはあらかじめ細心の注意が必要と言えます。

また、加入条件などによっては、車両保険に加入できない場合もあるため、たとえば、ネット申し込みでメッセージが表示された場合は、直接チューリッヒに尋ねるのが望ましいでしょう。

携行品特約

携行品特約とは、バイク事故によって携行している身の回り品に生じた損害を補償するものを言い、たとえば、自動車との衝突によってデジカメが壊れた場合にデジカメの損害が補償されるイメージです。

必要性は、個々によって大きく異なる特約と言えるでしょう。

盗難時の臨時費用特約

盗難時の臨時費用特約とは、バイクが盗難にあったときの補償のことを言い、警察に届け出た場合に、5万円が保険金として支払われます。

盗難されたバイクを買い替える足しにもならないほか、保険料が高くなるため、おすすめできない特約と言えます。

その他の補償

その他の補償には、傷害特約(本人のみ補償型)、弁護士費用等特約、ファミリーケア特別見舞金特約、地震等による死亡一時金特約、他人のバイクを運転した時のための補償といった5つの補償から構成されています。

ただし、これらの必要性について疑問が残る補償が多いため、ここでは弁護士費用等特約についてのみ解説を進めます。

なお、補償内容の詳細は、以下チューリッヒのWEBサイトから確認することができます。

弁護士費用等特約

弁護士費用等特約とは、バイク事故によって、補償の対象となる方が死傷したり、物を壊されたりした場合に、相手方へ損害賠償を請求するために必要となる弁護士費用や訴訟費用が保険金として支払われるものを言います。

事故の示談交渉がまとまらない場合や、トラブルによって納得のできない場合などに、専門家である弁護士へ依頼した費用が補償される強みは大きいと考えられます。

なお、弁護士費用等特約を使う場合は、あらかじめチューリッヒへの連絡が必須となりますので、この部分は要注意です。

チューリッヒのバイク保険で補償される期間(保険期間)

チューリッヒのバイク保険で補償される期間(保険期間)は、原則として1年間となっており、補償開始となる時間は、初日の午後4時から末日の午後4時に終了します。

たとえば、平成30年8月5日にバイク保険を締結し、特に指定をしなかった場合、平成30年8月6日の午後4時から令和元年8月6日の午後4時までが補償される期間(保険期間)といったイメージです。

なお、当日からの補償を希望される場合は、事前に保険会社へ尋ねておきましょう。

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チューリッヒのバイク保険は、料金がどのくらいかかるのか?

バイク保険に加入した場合の保険料というのは、チューリッヒだけに限らず、加入する人の年齢、免許の色、車種、契約内容によって全く異なるため、一概にいくらかかるのかお伝えすることはできません。

ただし、おおよその目安がなければ比較検討の判断基準にもならないため、ここでは、これまでの解説を踏まえた上で大まかに見積もりしたものを紹介しておきます。

保険料見積もりの前提条件
  • 運転者年齢条件:30歳以上補償
  • 使用目的:日常・レジャー用
  • 年間予定走行距離:3,000km以下
  • 運転免許証の色:ゴールド
  • 保険等級:7等級
  • バイクの排気量:250cc超
  • 搭乗者傷害保険:200万円
  • ネット割引1,000円適用
保険料見積もりの結果

前項の条件で対物超過特約(50万円)を付加した場合の年間保険料は、12,020円、付加しない場合の保険料は、11,850円という結果になりました。

ちなみに、人身傷害保険と弁護士費用特約を付けてシミュレーションした結果、保険料が約36,000円程度に膨れ上がったため、補償内容や保険料の比較確認は細かく吟味して行っておきたいものです。

バイク保険の保険料を見積もりするための必要書類

チューリッヒのバイク保険は、インターネットを通じて保険料の見積もりをすることができ、この時に必要となる書類には、運転免許証、車検証、保険証券(他社でバイク保険を契約している場合)の3つがあり、合わせてクレジットカードも準備しておくとスムーズです。

なお、新規でチューリッヒのバイク保険にインターネットから申し込みを行った場合、保険料が最大で3,000円割引されます。

バイク保険の更新による割引金額は、減少する点に注意

チューリッヒのバイク保険は、新規にインターネットから申し込みを行うと最大で3,000円の割引が受けられますが、引き続き更新契約を行う場合、割引金額が3,000円ではなく1,000円に減少するデメリットがあります。

中には、事故を起こしていないのにも関わらず、チューリッヒのバイク保険を更新契約したら、かえって保険料が高くなったという声もあるため、契約更新前に他社と比較検討をした上で契約するのが確実だと言えるでしょう。

チューリッヒのバイク保険は、比較検討におすすめできる?

チューリッヒのバイク保険は、いわゆる、ダイレクト型バイク保険にあたり、ご自身で補償内容を選んで自ら加入契約するバイク保険ですが、保険料の安さを優先したバイク保険を探している人であれば、比較検討におすすめすることができます。

また、保険料だけではなく、総合的な顧客満足度も高いバイク保険となっており、2019年オリコン顧客満足度ランキングのバイク保険では、様々な項目で高い評価を得ています。

バイク保険選びで、チューリッヒは比較検討から外せない保険会社

2019年オリコン顧客満足度ランキングのバイク保険ランキングは、以下7つの個別評価ランキングと総合満足度ランキングから構成されており、チューリッヒのバイク保険は、すべての評価項目でも1位となっています。

  • 総合満足度ランキング:1位
  • 加入・更新手続き 満足度ランキング:1位
  • 商品内容の充実度 満足度ランキング:1位
  • 保険料 満足度ランキング:1位
  • 事故対応 満足度ランキング:1位
  • 調査・認定結果 満足度ランキング:1位
  • 受取額・支払いスピード 満足度ランキング:1位
  • ロードサービス 満足度ランキング:1位

チューリッヒのバイク保険に関するまとめ

チューリッヒのバイク保険は、保険料をできる限り少なくしたい人で、車両保険が不要と考えている人にはおすすめのバイク保険と言えます。

なお、チューリッヒのバイク保険は、2019年のオリコン顧客満足度ランキングの様々な評価項目においても、個別に1位を獲得している項目が多い結果となっています。

これは、広く多くのライダーから受け入れられているバイク保険の1つとも言え、全体的な評判も上々と捉えて差し支えないでしょう。

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