女優・広瀬アリスが考える「私らしさ」とは？ 《20代後半、私らしさの進化論。》

今の年齢に合った「自分らしさ」ってどう見つければいい？

20代後半、私らしさの進化論。

ずっと好きだった〝可愛い〞服、そろそろ大人っぽくシフトした方がいいのかな。

もう新人じゃないんだから、後輩からは「頼れる先輩」って思われたい。

結婚相手を見つけるなら、男の人に受ける服装やしぐさを意識すべき？


さまざまな局面で、今の年齢における「自分らしさ」を問われるｗｉｔｈ世代の女子たち。

そもそも「自分らしさが何なのかが分からない……」という人も多いかもしれません。


〝ありのままでいること〞が「らしさ」なのか、それとも、〝意識的に〞「らしさ」をシフトしていくべきなのか。今月は、そんなお悩みについて真剣に考えました。


明日からの毎日を、少しでもあなたらしく、楽しく過ごせますように！

女優・広瀬アリスが考える「私らしさ」とは？

私らしさ＝〝ゲラゲラ笑ってる〞こと。

「作った自分」より、

「こんな私どーですか？ 」って楽な感じでいきたいですね

髪を切ってから「ぽいね!」って言われることが増えました

お仕事柄、役で髪型を変えることもあるので自分では特にこだわりはないんですけど、一気に短くしてからはまわりから「アリスっぽいね」って言ってもらえることが多くて、それはすごく嬉しいです。今までロングだったりひと通りの長さは色々試してきましたが、今の髪型はそう言ってもらえることもあって自分でも気に入ってます。

置かれた状況によって＂らしさ＂ を変えるってことはありません

最近は、有難いことに色々なお仕事をいただけるようになりましたが、知名度があがることで自分自身が変わるということはありません。お仕事をする上での基本的な姿勢は＂楽しい＂ がモットーなので、有名になることでのプレッシャーもまったくないです。私は現場の待ち時間に変顔したりふざけてばかりなので、CMでまじめな顔してると「見慣れない」とまわりの方から言われます（笑）。

“広瀬アリス”にとって服装における私らしさとは？

服装における私らしさは……シンプルに「デニム」かな

今まで色んなファッションを試してみて、結局はシンプルに、デニムに落ち着きました（笑）。デニムはスキニーやストレート、さまざまなタイプを持っていて、上手く体型をカバーできるものや、スタイルよく見せられるものを選んでますね。夏ならTシャツとかと合わせて、耳元にさりげなく大ぶりのピアスを持ってきてアクセントにします。

できたらコンプレックスは気にせずに、受け入れたい!

学生時代にバスケをバリバリやっていたので、どちらかというと体型にコンプレックスがあるほう。肩幅、腰まわり……と気になるところはありますが、海外の方たちに目を向けると、どんな体型でもありのままを受け入れていて、むしろ気に入ってるという人も多いですよね。その姿勢がすごく素敵だなと思って、私もそんな風に、ありのままの自分らしさを受け入れたいなと思います。

＂自分のコントロール＂ ができるようになりました

基本的には根っから明るいタイプで、落ち込んでもすぐ忘れるんですけど、今より若い頃は、お仕事のことで考えすぎたり思い詰めたりして、結構しんどい時期もありました。でも落ちるところまで落ちればそこから上がるのを待つしかないし、悩んで悩んで人一倍遠回りしたことで、「もっと楽に生きてもいいんじゃないかな」と思えるようになりましたね。作った自分よりも「私はこんなんです、どーですか？」というスタンス（笑）。自分が楽しくなかったら続かないですから。あとはトレーニングに行ったり、日々の生活をきちんと送るようになったり。精神面でも肉体面でも＂自分のコントロール＂ がやっとできるようになりました。

Profile.

2009年、「ミスセブンティーン」に選ばれモデルデビュー。以降、女優としても活躍の幅を広げ、9月には三谷幸喜作の舞台『愛と哀しみのシャーロック・ホームズ』に出演予定。また、冬にはYTV系ドラマ『探偵が早すぎるスペシャル』が放送予定。

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撮影／東京祐 スタイリスト／石川美久 ヘア＆メイク／神戸春美 モデル／広瀬アリス 取材・文／佐藤美穂