1. トップ
  2. 恋愛
  3. 夢を諦めた私が、コミックライターを“仕事”にすることで手に入れたもの【ふたごむすめっこ×すえむすめっこ 第37話】

夢を諦めた私が、コミックライターを“仕事”にすることで手に入れたもの【ふたごむすめっこ×すえむすめっこ 第37話】

  • 2019.7.23
  • 7575 views

こんにちは。5歳の双子と2歳の末っ子、三姉妹育児をしている田仲ぱんだです。

今回は、私が現在、コミックライターとして在宅ワークをすることになったきっかけをお話したいと思います。

小さいころは漫画家になりたかった私。成長するにつれ、自分の画力では無理だと自覚し、漫画を描くことは仕事ではなく趣味にしていました。そんななか、結婚し、双子を出産。

双子の育児は、あまりにも忙しく、趣味などをする暇もなく、絵を描くことすらできませんでした。そんなとき、私が出会ったのが育児ブログでした。

■双子育児の息抜きに絵日記ブログを読んでいたら…



双子の育児について書かれているブログや、絵日記で面白おかしく描かれている育児ブログを見て、「おもしろそう! 私も描いてみたいな。そして、双子のお母さんとつながってみたい!」と思いました。

そこで夫に、クリスマスプレゼントに「ペンタブレット」というパソコンでイラストが描くことができる製品をねだったのです。

ちょうどそのころは、双子たちも立ち始めるようになり、睡眠もしっかりとることができるようになった時期でしたので、私もブログを書く時間を持つことができました。

イラストとともに、子どもたちの日記を書くのはとても楽しい時間になっていました。ブログを通じて、同じ年ごろの子どもを育てるお母さんや、双子のお母さんとつながることができて、育児の悩みやおもしろさを共有できて、とても楽しかったです。

そんなとき、フォローしていた他の育児ブログを書いている人たちが、次々にインターネットの育児メディアに寄稿するように…。



■仕事にできるかも? アプローチしてみた!



「私もできないかな?」と思って、とあるメディアに「こういうブログを書いているのですが、私も御社で書かせてもらえないでしょうか」とメールしたのがきっかけで初めてコミックライターをすることになったのです!

最初は当然低い金額からスタートしましたが、記事のアクセス数が増えたり、反響が大きくなってきたりすると徐々に執筆料もあがっていきました。いまではブログやSNS経由で依頼をいただくこともあり、ときにはどうしてもスケジュールが合わなくて残念ですがお受けできないことも。

絵を描いて収入を得る。小さいころ諦めた夢がインターネットの普及のおかげで「こんな形でかなうこともあるんだな」と、うれしい気持ちです。そして何よりうれしいのは、子どもが3人いる中で、在宅で仕事ができるということ。

いま、子どもたちは5歳の幼稚園児と、2歳の未就園児。2歳の子は一時保育に通わせていますが、低年齢ということもあって病気になると互いにうつしあって2週間ぐらい、幼稚園や保育園に行くことができないことがあります。





■在宅ワークのメリット、デメリットは?

在宅ワークは、「自分で1日のなかのスケジュールを調整できる」ことが最大のメリットだと思っています。子どもの病気、体力が落ちているときなど、育児や家事、仕事を自分で調整しながら、柔軟に対応しやすいところに魅力を感じています。

反面、在宅ワークは個人で企業と取引するので、育児や家事も対応しながら締め切りを守ったり、求められるレベル以上の作品を作るといったプレッシャーもあります。でもそれすらも自分のレベルアップにつながるし、励みにもなります。

女性が輝ける社会…と言いますが、妊娠、出産、育児をしている女性にとって、子どもを抱えながら、仕事をするというのはハードルがいくつもあります。保育園の問題、子どもが病気になったときの対応など、みんないっぱい悩んでいるんだろうと思います。

じつは私はコミックライターになる前は、仕事をするなら子どもが小学生になってから。留守番ができるようになってからと考えていました。



でもいまは、自分の好きな絵を描くことが、仕事になりました。仕事を通して、子どもたちとの関わり合いも楽しく持つことができています。

そして、小さな子どもを育てながら、収入を得ることができることは、私の自尊心を守ってくれました。今はとても楽しくて、人生で一番生き生きしています。

(田仲ぱんだ)

元記事で読む
の記事をもっとみる