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あのままでは毒親になっていたかも? ブログに救われた日々【もりりんパパと怪獣姉妹 第11話】

  • 2019.7.23
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僕が育児マンガブログを描き始めたきっかけ。
それは今から3年と少し前のこと…。



当時長女は小学5年生(10才)、次女は年少さん(3才)でした。




連日のように家中に響き渡る僕の怒り声。



長女はちょうど反抗期に突入し、僕や嫁さんとぶつかることが増えてきた頃。
そして次女は”魔の2歳児”と呼ばれる時期は終わったものの、今度はお口が達者になってきてこれまた沢山のことをお話するようになった頃。




そんな両者とぶつかり、言い合いになることがしょっちゅうでした。
…次女は要領が良くこちらの言葉を上手にかわすことが多かったので、特に長女とぶつかることが多かったですね。



我が家は嫁さんの祖父・祖母(子ども達から見るとひいじいちゃん・ひいばあちゃん)と2世帯住宅で同居していますが、目の前にお2人がいようとお構いなしに怒り叫ぶ僕。
それは段々とエスカレートして、外出先でもどこでも感情が爆発することが増えていきました。



もちろん嫁さんはそれを止めてきます。



しかし、嫁さんと長女もしょっちゅう言い合いをします。
そんな嫁さんに口出しされたくない!! …という感情も爆発し、そこで夫婦喧嘩になることもしばしば。



で、そんな当時ネットでよく見かけていた言葉が”毒親”。
毒親の意味を調べてみると、”過干渉や暴言などで子どもを思い通りに支配したり、自分を優先して子どもを構わなかったりする「毒になる親」のことを言う”と出てきたんですね。
ニュアンスは多少違えどこれは当てはまるな…と思ったり、あと一歩で毒親の定義と自分の思想が一緒になるな…と思ったり。



正直このままではイカンなと思いました。
子どもに対しても、嫁さんや自分を含めた家庭に対しても。




ではどうするか、どうすればこの状況を打破することができるのか。
そんなことを日々考えていたのですが、ある日…。








ふと脳裏に沸いたこと。



それはブログを書いてみるということでした。
元々SNSには興味があり、以前にも趣味ブログは書いたことがありました。



でも今回は子どもたちを主役にしてみること、そして楽しい場面を切り取って書くことを念頭において開始することに。



いつも子どもたちから楽しい場面を見い出そうとすれば、それまではイライラしかしなかったことも違った目線で見られるのではないかと思ったのです。
そうやって自分の目線を変えていけば、もっと子どもたちを優しい目で見ることができる。
そんな予感がしたのです。



…もちろんそれからも怒ることはしましたけどね。少しは減ったのではないかと思います(^^;



そして昔から絵を描くことが好きだった僕。
手元にはゲーム機の3DSとお絵かきソフトがある。
これをスマホに読み込めば、イラストブログとして世に出すこともできるのではないかと思ったのです。



(最初の頃は3DSとスマホだけでブログの更新をしていました。1年後に3DSの内部データが壊れてからはタブレットで描くようにしています)




さらに、世に出すことによって嫁さんに自分の心境を伝えることができる。そして僕の親にも見せれば子どもたちの成長具合を伝えることができる…。
まさに一石二鳥、いや三鳥!?



子どもたちのおもしろい行動ややり取りに注目することで日々の過ごし方に変化も出てきたので、四鳥かもしれませんね。




こうやって僕の書く育児マンガブログ”もりりんパパと2匹の怪獣姫”はスタートしました。



1日に描くイラストの枚数は約10枚。その後の文章との編集作業と併せて完成までおよそ2~3時間。
それを毎晩行っていましたが、その作業自体がストレス発散になっていたので苦に感じることはありませんでした。



それらの作業時間は毎晩21時以降。次女を寝かせつかせながらベッドで行っていたので嫁さんの負担軽減にも繋がったのか、夫婦喧嘩も減った…ような気がします。多分(笑)



加えて、僕は地域の社会福祉協議会の活動で行われているきょうだい会(障がい者の兄弟姉妹の会)に当事者として参加しています。
その内容をブログに取り入れたり世間に発信したりしているうちに、町の広報誌の挿絵を描いたりすることも増えてきました。
気が付くと沢山の方がブログを見て下さるようになり、その分気をつけることも増えてきましたが、更新する楽しみも増えてきました。



そしてブログを開始して3年が経つ頃、ありがたいことにウーマンエキサイトさんに声をかけていただき連載を開始することになりました。
今までよりもさらに沢山の方に記事を見ていただくので”書く内容に気を付けながら更新しなくては”というプレッシャーはもちろんありますが…それ以上にこんなに嬉しいことはありませんでした。



昼間は仕事をしながら夜は趣味に没頭。
そしてそれを子どもたちを含めた家族や親族・様々な人に見てもらえる。
幸せな環境の中で生活できているなぁとシミジミと感じます。




夢は長女や次女がいつか結婚して子どもが生まれた頃、その子たちに今のブログを見せることですかね(笑)



君たちのお母さんも昔はこんなだったんだよ、って。
そう言えるくらい長く続けていけたらいいなと思います。



以上、僕もりりんパパが育児マンガブログを描き始めたきっかけのお話でした。
ここまで読んでいただきありがとうございました!

(もりりんパパ)

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