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GIVENCHY 伝統から未来への美しいグラデーション。

  • 2019.7.10


GIVENCHY 伝統から未来への美しいグラデーション。
2019.07.09 18:45
ブラック&ホワイトを中心に、クチュールの伝統に新しいテクスチャーとボリュームを加えた。

【全50カット】ジバンシィ 2019-20年秋冬オートクチュールコレクションをすべて見る。


パリ装飾芸術美術館の身廊で行われたジバンシィ(GIVENCHY)のオートクチュールコレクション。クリエイティブディレクターのクレア・ワイト・ケラーはNoblesse Radicale(先鋭的貴族)をテーマに、伝統的なクチュールを現代的なシルエットと素材感で披露した。


キャロリン・ウォルターが着こなすファーストルックは、袖にボリュームのあるジャケットと長いフリンジが揺れるタイトスカートだ。ハウンドトゥース柄がだんだんと白に変わるグラデーションになっている。


スカートの裾に向かって白の分量が増えてグラデーションに見えるドレスや、フロントの右部分だけを白にしたオーバーサイズのコートドレス、白いリボンと羽根、黒のファーが段々に重なったドレスなど、メインカラーが黒と白のため力強いコントラストが目立つ。


コーラルピンクのドレスやトラウザーの上に重ねたバルーンスカートなど、ドローストリングスで出したボリュームやギャザーも特徴だ。大きなピークトラペルがメンズライクな印象のマントコートは、ドレープの美しいすっきりとしたカッティングとオーキッドカラーがフェミニンに。


後半のドレスも羽根飾りやブロケード、透かし模様など、クチュールならではの贅沢な素材と技術で仕立てられ、ラストの白いドレスはパンクな白鳥のよう。登場するルックにはそれぞれフランスのシャトーの名前がつけられ、オートクチュール発祥の地への敬意を表した。

Photos: Gorunway Text: Yoko Era

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