なんとなく過ごしてしまう毎日をいきいき過ごすにはどうしたらいいの？

多くの人が行き交う渋谷のハチ公前の交差点。いまや外国人旅行客の撮影場所のメッカです。その撮影場所は交差点が見下ろせる乗り換え通路。2Fでガラス張りということもあって多くの外国人がズラッとカメラを構え信号が青になるのを待ち構えています。どうやら、人がぶつからずに交差しながらすれ違う状況がエクセレントなようです。面と向かって親指を立て、アメリカ人にそう言われました（笑）。

それぞれが自分の人生を 紡ぎ出している

そう、その渋谷のハチ公前の交差点。これだけの人が行き交っているのに、わたしも東京に暮らしてもうずいぶん経つというのに、一度も自分の知り合いに会ったことがありません。いってみれば、すべてが初めて出会う人たちの波。知り合いにさえなっていない人々がこんなにもいるわけで、この人々は各々で人生を紡ぎ出しているのです。そして、その人生の中に、おそらくわたしは登場しません。
しかし、そんなわたしも自分の住む街に帰れば、言葉を交わす人がいます。「こんにちは。いつまでも蒸しますね」。そんな会話を交わしながら、自分の貴重な時間を割いてくれる人がいます。そして、わたしの目の前にいるこの人の瞳には、明らかにわたしが映っています。限りある人生の中で、限りある時間の中で、出会う人たち。限りある時間の中だからこそ、好きな人たちと過ごしていたい…。それもひとつの答えですが、たまたまカフェで隣り合った人たちの会話が、なぜかいまの自分の気持ちとシンクロしたり、電車の中に忘れられていた、子どものおもちゃにとても救われる気持ちになったりするときがあります。それは人の体温を感じられるできごとだからかもしれません。

小さな気づきの積みかさねが あなたの毎日を息づかせます

今まで書いたことは、わたしに起きた実際のことです。それもほんの数時間で起きたできごと。
あなたが、あなたの時間を信頼していれば、そして自分にとってのしあわせなことを知っていれば、あなたの人生に引き寄せられる人は、あなたの時間の中にパズルのピースのように埋められていきます。それが規則正しくなくても、その時間がとても愛おしく思えるのだとしたらとても素敵だと思いませんか？ なんとなく過ごしてしまう１日。それはもしかしたらあなたが毎日の変化に気づかずに過ごしているからなのかもしれません。ほんの小さなことでも日々の変化に意識を向けるとそれが積み重なり、いずれあなたの人生に彩りを添えていきます。さっそくいまからはじめませんか？