1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. ウェルスナビの手数料は高い?安い?他のロボアドバイザーと比較して解説!

ウェルスナビの手数料は高い?安い?他のロボアドバイザーと比較して解説!

  • 2019.7.7
  • 8354 views

WealthNavi(ウェルスナビ)は、運用者数12万人、預かり資産1,500億円と、日本のロボアドバイザーで最も人気があります。運用をAI(人工知能)に任せられるのでとても便利なサービスですが、手数料などのコストがどの程度なのか気になる人も多いでしょう。

今回の記事では、ウェルスナビの手数料を紹介するとともに、他のロボアドバイザーとの比較を行います。

ウェルスナビの手数料は3,000万円を境に変更される

ETFの信託報酬も間接的に負担

ウェルスナビの手数料は高い?それとも安い?

  • 高い:投資経験豊富で、ウェルスナビに頼れずに投資できる人
  • 安い:初心者や運用に時間をかけられない人

このように、高い成果が期待できる運用を任せられると考えれば、ウェルスナビの手数料は安いと考えられます。

[adsense_middle]

長期割で年間手数料が安くなる(6カ月ごとに割引)

ウェルスナビでは、運用期間が長くなるほど手数料が割引きになる「長期割」があります。長期割とは、ウェルスナビを続けると、預かり資産に対する手数料を最大0.90%(現金部分を除く、年率・税別)まで割引する制度です。

ウェルスナビで運用し続けた期間と運用金額に応じて、6か月ごとに手数料が割引されます。50万円以上運用し続けて6カ月を超えた場合は7ヶ月目から0.01%、200万円以上の場合は0.02%ずつ割引されるのです。

手数料を割引く「長期割」は、投資家が資産運用を長く続けることを応援するプログラムです。

税金を最適化するDeTAX(デタックス)

税金を最適化するDeTAX(デタックス)
出典:テオ
  • 利用手数料 1.0%(最大0.65%まで割引き)
  • 信託報酬 非公開

THEOは、お金のデザイン社が運営するロボアドバイザーです。ウェルスナビに次ぐ規模を誇っています。THEOの手数料体系は業界最低水準です。2019年4月から新手数体系である「THEO Color Palette

THEO Color Palette
出典:テオ

預かり資産額に応じて最大0.65%(35%OFF)まで手数料が割引きされます。THEO Color Paletteは、預かり資産の時価評価額3,000万円以下の部分が対象。

時価評価3,000万円を超えた分にかかる手数料については、従来通り0.5%(年率・税別)です。テオで運用するETFの信託報酬に関しては、非公開となっています。

[adsense_middle]

楽ラップ
楽ラップ
出典:楽天証券

楽ラップは、楽天証券が運営するロボアドバイザー。手数料体系は、「固定報酬型」と「成功報酬併用型」の2種類から選べます。

  • 固定報酬制 0.702%
  • 成功報酬併用型 0.594%+運用益の5.4%
  • 信託報酬 0.288%
固定報酬型
  • 固定報酬 最大年率 0.702%

毎月運用資産残高に定率をかけた固定報酬を支払うタイプ。

成功報酬併用型
  • 固定報酬 最大年率 0.594%
  • 成功報酬 運用益の5.4%

固定報酬に加え、一定期間の運用成果に応じた成功報酬を支払うタイプ。楽ラップでは、約70%の方が「固定報酬制後型」を選択しています。ただし、一年間の収益率が2%を超えてくると固定報酬型の方がお得です。

成功報酬併用型
出典:楽天証券
楽ラップの信託報酬

楽ラップが投資するファンドの信託報酬(運営・管理にかかる費用)は最大で年率0.288%。ただし、顧客の資産から直接引き落とされるのではなく、運営・管理の中で控除されるものなので、顧客が間接的に負担する費用です。

マネラップ
  • 利用手数料 0.991%未満
  • 信託報酬 0.1%

マネラップはマネックス証券が提供するロボアドバイザー。利用手数料は、運用資産残高に対して0.991%未満です。

また、投資対象としているETFの平均経費率を0.1%未満に抑えています。利用手数料を0.991%未満に抑えているのに加え、ETFと合わせた実質的なコストも低いのがマネラップの強みです。

ロボアドバイザー手数料比較表

※ウェルスナビとTHEOは、預かり資産3000万円以上は0.5%

このように見ると、ウェルスナビの手数料は他のロボアドバイザーと変わらないように思いますが、DeTAX(自動税金最適化)によって、事実上の手数料は0.5%程度になる可能性があります(ただし運用成果によって変動します)。

さらに、長く運用すれば長期割も適用(最大0.9%)されます。

DeTAXがあるロボアドバイザーサービスはウェルスナビだけなので、実質的な手数料を安くしたい投資家はウェルスナビをおすすめします。

ウェルスナビの運用方法

ウェルスナビの手数料は、1%(預かり資産3,000万円を超える部分は0.5%)です。ただし、長期割やDeTAXで実際の負担は半分程度になる可能性があります。

ウェルスナビで1992年1月から2017年1月まで25年間の資産運用をシミュレーションすると、資産は2.4倍になり、1年あたりのリターンは6.0%(円建て)となりました。

国内外の株式や債券に積立・分散投資した場合の収益率
出典:金融庁

1985年以降に毎月同額ずつ国内外の株式や債券に積立・分散投資した場合、保有期間が5年ではマイナスリターンも発生しますが、保有期間が20年になるとプラスリターンに収れんし、さらにそのばらつきも小さくなるという結果になったのです。

短期的な値動きに一喜一憂することなく、10年・20年といった長期で運用を行っていくようにしましょう。

自動積立を利用する

ウェルスナビでは、長期でコツコツ運用を続けるための機能として、「自動積立」があります。毎月一定額(最低1万円)をあらかじめ指定した日に銀行口座から自動的に引き落とし、運用するサービスです。

この機能を使えば、相場の値動きに一喜一憂することなく、淡々と運用を続けられます。

ウェルスナビの手数料に関するまとめ

今回はウェルスナビの手数料について解説しました。利用手数料は以下の通りです。

  • 預かり資産3,000万円まで 年率1.0%(税別)
  • 3,000万円を超える部分 年率0.5%(税別)

また、間接的にETFの信託報酬として0.11~0.14%を負担しています。ただし、長期割によって最大0.90%まで利用手数料が割引きになることや、税金を最適化するDeTAXによって、実質的な手数料負担が半分程度になる可能性があります。

このようなウェルスナビ独自のサービスで、他社と比べて手数料は安いと考えられます。運用パフォーマンスも年率6%が期待できることを考えると、今後も人気は続くでしょう。

元記事で読む
の記事をもっとみる