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俳優ポール・ダノが初監督作で描いた、切なくも優しい家族の物語。『ワイルドライフ』【今月のプロ押し映画!】

  • 2019.7.12
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俳優ポール・ダノが初監督作で描いた、切なくも優しい家族の物語。『ワイルドライフ』【今月のプロ押し映画!】
2019.07.05 18:00
才能あふれる多くの監督たちに愛された個性派俳優ポール・ダノの監督デビュー作となる『ワイルドライフ』は、14歳の多感な少年の視点で切り取られた壊れゆく家族の物語だ。父役ジェイク・ギレンホール、母役キャリー・マリガンの演技はもちろん、息子を演じたオーストラリア人俳優、エド・オクセンボールドの今後にも注目したい。

(C)2018 WILDLIFE 2016,LLC.

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時は1960年代、所はカナダとの国境に近いモンタナ州の田舎町。引っ越したばかりの父ジェリー(ジェイク・ギレンホール)はゴルフ場のキャディに雇われ、母ジャネット(キャリー・マリガン)と14歳になる息子ジョー(エド・オクセンボールド)にとって平凡で穏やかな日々が始まった。ところがジョーがキャディをクビになって失業、山火事の消火活動に職を求めて家を出てしまう。ジャネットは水泳教室のコーチになって浮気を始め、ジョーは写真館で見習いになった。そんなふうにして家族が少しずつ壊れていく様子を描いて監督デビューしたのがポール・ダノ。


17歳で俳優デビューした彼は、ポール・トーマス・アンダーソン、ドゥニ・ヴィルヌーヴ、スティーヴ・マックイーンなど、時代の先端を走る監督たちの作品に次々と起用されて若手性格俳優のトップに立った。そんなダノが、本作ではジェイク・ギレンホール、キャリー・マリガンという演技に定評のある俳優を相手に、監督デビュー。臆することなく、過去の監督たちから学んだ演出術を自分流に使いこなしているように見える。



『ワイルドライフ』7月5日公開
http://wildlife-movie.jp/

配給:キノフィルムズ

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