元彼から連絡がきた。理由や意味は？ 別れた彼女を忘れられない人の行動を解析

元彼から連絡がきた経験はありますか？ 別れた相手からの突然連絡が届くと、復縁したいのか、それとも別の意味があるのかと変に勘ぐってしまったりしてモヤモヤすることがあります。そもそも、気にならないのならちょっかいなど出さないのが男性の心理だと筆者は思います。忘れられない人がいるとき、男性はどんな態度をとるのでしょうか。

■疲れて終わった元カレから連絡がくるのはなぜ？

「ずっと友達以上恋人未満の状態だった男性とお付き合いすることになったのですが、結局一年ほどで別れてしまいました。あまり連絡はくれないし、休日にデートに誘ってくれることも少なくて、私のほうばかり好きなんだろうな、と感じるのがつらくて最後のほうは距離を置いていました。

付き合う前は気軽にLINEで約束とかできていたのに、いざ恋人になると『どちらが先に声をかけるか』みたいな空気が出てきて、私が誘えば必ず応えてくれるけど、いつもそうだと寂しいじゃないですか。『たまには誘ってほしい』『私だって求められたい』と伝えると『どう言えばいいかわからない』とか『誘っているつもりだった』とか返してくるけど、いつも遠回しな表現ばかりだったのもだんだん疲れてきて。

私が距離を置いてからは彼から連絡がくることはほとんどなくなり、そのままフェードアウトしかけたときに『中途半端な関係は嫌だから別れよう』と彼のほうから言われて終わりました。関係が終わったことで気持ちが楽になり、また好きな人ができればいいな、なんて思っていたのですが、別れてから２カ月くらい経って元カレとなったこの人から『この間、久しぶりにじんましんが出て大変だった』『そういえば、〇〇の新作は見た？』などLINEが届くようになって。

最初は適当に返していたのですが、先日『借りていた鍋がまだ家にあるんだけど』ときて、会いたいのかどうしたいのか、なんと答えればいいのか悩んでいます。元カレは何を考えて連絡してくるのですか？」（35歳／サービス）

別れた元カレからLINEやメールなどで連絡がくる。特に重要な話でもないし、わざわざ送ってくるのはどうして？

たとえば、明らかに復縁を狙っているとわかれば、こちらもどう受け止めるかを考えられますが、困るのはただ世間話を楽しみたいだけのような距離感のわからない態度。別れた元カノにこんな連絡をしてくる男性は、一体どんな心理なのでしょうか。

■「忘れられたくない」のが本音の元カレ

お付き合いしていたとしても、別れたのならばその関係性はリセットされています。

今回の相談者の場合は、男性のほうから「中途半端な関係は嫌だから」と別れ話を切り出していますよね。それなら、振った側の男性から元カノに声をかけるというのもなんだかおかしな話。彼にはどんな意図があるのでしょうか。

・自分から別れようと言ったけれど、本当は納得できていない。

・別れたあとで後悔した

・元カノが自分のことをどう思っているか気になる

・復縁したいと思っている

など、自分のほうからあえて接触を持とうとするときは、「元カノの反応を確かめたい」気持ちがあるのかもしれません。

LINEをするのは返信を期待するからですよね。もし未読・既読スルーされるのなら「関わりたくない」と思われている証拠だし、それであっても男性側にとってはひとつの答えを得ることができます。

では、元カノの反応を確かめてどうしたいのかといえば、それは「忘れられたくない」のが元カレの本音だからです。

自分ばかり元カノに関心を向けてしまうのが寂しいし、できれば元カノからもアクションを起こしてほしい。忘れられたくないのは、「改めてつながりを持ちたい」のがもともとの気持ちなのですね。

■別れを後悔していることを知られたくない

そもそも、別れに納得しているのなら、あえて自分から声をかける気にはなりません。

男性の中には「別に、ただどうしているか気になっただけ」と説明する人もいますが、どうしているか気になる時点で元カノの存在が大きいことがわかります。

「別れを後悔している」という自分を認めることが、苦しいことだと感じる男性もいるのです。

元カノにとって自分は「関係が終わることを受け入れた人間」であり、未練を見せるのはプライドが揺らぎます。

男らしくない、女々しいと思われたくないからこそ、遠回しなやり方でしか近づけないのですね。

「この間、久しぶりにじんましんが出て大変だった」

「そういえば、〇〇の新作は見た？」

などの言葉は、話題を共有したい、自分に関心を向けてほしいから出る世間話。会話を続けることが目的で、やり取りを重ねることで、元カノの心の中に入りたい気持ちが込められていると思いましょう。

本音を隠しながら元カノに近づくとき、まず改めて親近感を持ってもらうために特に重要でもない話を続けることは、繋がりを復活させる大事なステップになります。

■最終的にどんな関係になりたいかを考えてみる

ですが、今回相談内容を送ってくれた女性は、別れを後悔していることや復縁を考えている様子が元カレに見えないため、どう応えれば良いのか悩んでいます。

仲良くしたい気持ちがないわけではないけれど、一度別れた相手である以上はすぐに心を開くのが難しく、また下手に親しくなって都合のいい関係を求められても困りますよね。

元カレがどういった距離感でいたいのかわからないときは、「私はこの人とどんな関係になりたいのか」を考えてみると、自分でストレスのない繋がり方を選べると思います。

・たまに話をする男友達でいてほしい

・食事を一緒にするくらいなら嫌じゃない

・よりを戻すこともアリかも

など、「この人とこれからどんなつながり方をしたいのか」が自分の中で見えれば、元カレからの連絡に応えやすくなります。あえて自分の気持ちや意思を見つめるのは、元カレの勢いに流されないためです。

■元カレの「甘え」を許さないこと

０からの出会いと違い、「別れた元恋人」は過去を共有している相手。男性の中には、元カノが自分のことを忘れていないとわかると「新しい彼女ができるまでの繋ぎ」とする人がいます。

寂しさを埋める相手にしようとしたり、復縁したい素振りを見せて気を持たせておいてセフレにしようとしたり、相手の気持ちを利用する超ド級のダメンズです。

元カノより自分の感情を優先した言動が目立ったり、夜遅い時間に会う約束をしようとする、元カノの都合を無視した連絡を繰り返すなど、一方的に距離を詰めようとするときは要注意だと思いましょう。

また、元カノが自分のアクションに応えてくれることで、「いずれ元カノのほうからよりを戻したいと言ってくれるかも」といつまでも自分の本心を隠したまま女性に関係をリードさせようとする場合もあります。

元カレの意思が軸になるような関わり方になると、関係の主導権が元カレになり、結局ズルズルと引っ張られて都合のいい存在にされる可能性があるのですね。

これを防ぐために、元カレから連絡があるときはまず「自分がどんなつながりを求めているか」を考え、それに添った対応をしてみてください。

どんな関係であっても「これ以上関わりたくない」と思うときは、世間話でも付き合わず答えないのがベター。「繋がりを持つ気はありません」と意思を示すことは、いたずらに関心を持たれるのを避けることにもなります。

別れを後悔している男性は、何気ない連絡を装って近づいてきます。そこにどんな気持ちがあったとしても、繋がり方は女性が自分で選べるものです。

まずは自分がどんな関係を望むかを考えてみましょう。

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