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「お金が貯まる人」と「貯まらない人」の家計の違い【貯蓄が2倍になる方法1】

  • 2019.6.30
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今まで1000人以上の方の家計をリサーチしてきたマネーライターでファイナンシャルプランナーの大上ミカさんは、貯まる人たちの家計には多くの共通点があることに着目。貯まる人が共通して実践している“家計管理のコツ”を書籍『収入が増えなくても貯蓄が2倍になる方法』にまとめています。

そこでこの書籍から、ウーマンエキサイト編集部が「今すぐできる貯まる家計のコツ」を7つ厳選! 1回目は、「お金が貯まるマインドと予算の立て方」に関する4つのコツをご紹介します。

大上さんは、「最初は赤字だった人が、家計の管理をきちんと行うことで、貯蓄を2倍どころか3倍にも4倍にもしていくのを、何度も見ました。ムリな節約や、危険な投資に走らなくても、ラクに大きく貯まる家計は作れます!」といいます。

大上ミカ(おおうえ みか)さん
マネーライター、ファイナンシャルプランナー。雑誌「サンキュ!」「日経WOMAN」など多くの雑誌で、やりくりやお金に関する情報について取材・執筆中。これまでにやりくりを取材した主婦は延べ1000人以上。著書は『お金が勝手に貯まりだす暮らし』、『収入が増えなくても貯蓄が2倍になる方法』(リベラル社)。

■お金が貯まるコツ1:削り方ではなく、使い方を考える



お金を貯めようと思うと、「とにかく節約!」と考えてしまいがちです。ところが、これではストレスがたまってやりくりが長続きせず、むしろ貯まらない人になってしまいやすいそう。

大上さんは、お金が貯まる人が意識しているのは、出費の削り方ではなく「使い方を考えていること」だと言います。

<お金が貯まらない人>
▼削ることばかり考えて、節約がストレスになっている
▼行き当たりばったりに買い物している
▼貯蓄の目標がない
<貯蓄を2倍にするコツ>
●「欲しいものリスト」を作ってみる
●「なぜそれが欲しいのか」の理由を書いてみる
ここで大切なことは、本当に心から欲しいものを書くこと。「何が譲れて、何が譲れないのか。どうしてそれが欲しいのか。真剣に考えることで、わが家の“家計の軸”が見えてきます。すると、お金を使う優先順位もハッキリするのです」(大上さん)。



優先順位がはっきりすれば、手放していい出費も明確に。ガマンして買わないのではなく、必要ないから買わないのであれば、ストレスはありません。結果、やりくりも長続きし、無理なく貯蓄を増やすこともできるのです。

■お金が貯まるコツ2:家計のグレーゾーンをなくす



「毎月、お金が足りない~!」と思って節約しようにも、そもそも何を削ればいいのかわからないという方、いらっしゃいませんか? 大上さんは、「1000万円貯めた人に『1ヶ月の食費がいくらかわからない』という人は1人もいません」と言います。

そこで生活費、貯蓄など、スラスラ答えられるかチェックしてみましょう。
<家計のグレーゾーン度チェック>
□1ヶ月の生活費がいくらかわからない
□給与明細は見ていない
□総貯蓄額がいくらか言えない
□急な出費に対応できず、貯蓄を下すことがよくある
□気がついたら財布のお金がなくなっている
□使っていない口座がいくつもある
もし1つでも当てはまったら、まずは自分の収入や支出をきちんと把握することが大切。レシートを集めて出費を記録したり、貯蓄額を調べてみるなど、自分のお金のグレーゾーンをなくしていきましょう!


■お金が貯まるコツ3:年間でかかる出費に注意する



貯まる人には、「予算の立て方」に大きな共通点があります。それは“年間でかかる出費の予算を取っていること”。年間でかかる自動車税、車検代、帰省代などを「特別出費」と言い、貯まる人はこの特別出費の予算をしっかり取っているのです。

「毎月どんなに貯蓄をがんばっても、特別出費の見通しが甘いと、貯蓄を崩してしまいます。最終的には赤字では意味がなく、やる気もダウン。だから、貯まる人はここをとても注意しているのです」(大上さん)。
<お金が貯まらない人>
▼年間でかかる特別出費にいくらかかっているかわからない
▼「1ヶ月の食費はいくら」「毎月いくら貯蓄する」など毎月の変動しか見ていない



<貯蓄を2倍にするコツ>
●年間の特別出費の一覧表を作る
●年間でいくらぐらい特別出費がかかるか確認する
●特別出費に必要な予算を、ボーナスから取り分ける、もしくは毎月積み立てる
●特別出費の予算は、貯蓄とは別の口座で管理する
特別出費は、高額なものも多いので用意していないと焦ることに。逆にいえば、ここをしっかり管理できると貯蓄は安泰というわけです。


■お金が貯まるコツ4:小遣いを高めに設定する



例えば、ママ友とのランチやカフェ。この出費は、食費から出しますか? それとも外食費から出しますか?

「貯まる人は小遣いを高めに設定し、家計としっかり区別。個人の出費は家計に混ぜず、小遣いから出します」。個人の出費を家計から出すのが当たり前になると、ムダづかいしても「必要だから仕方ない」と勘違いしやすく、結果的に出費がかさむそう。

<お金が貯まらない人>
▼貯蓄を増やすために小遣いを削っている
▼個人の出費(ママ友とのランチ会など)を家計から出している
▼専業主婦だから「小遣いはなし」としている
<貯蓄を2倍にするコツ>
●個人の出費は家計から出さずに小遣いから
●夫婦ともに小遣いは高め設定にする
欲しいものを我慢してストレスをためたり、小遣いが足りなくなって後から家計を崩したりするのは避けたいもの。自由に使えるお金があれば、気持ちにゆとりができてストレスで衝動買いに走るのも避けられます。

さらに、貯まる人は夫の小遣いが高いのも特徴とのこと。小遣いを高めにすると家計への関心も増し、協力度がアップ。夫婦仲の良さにもつながってくるという、なんともハッピーなコツです!



いかがでしたか? 今回は、貯まる人が実践する、家計のマインド、そして予算の組み立て方に関するコツを4つご紹介しました。

つらい節約をせず、危険な投資もせずに貯蓄を増やす。そんな、貯まる人たち共通のシンプルでわかりやすい管理方法は、貯蓄が苦手な人にもチャレンジしやすいのではないでしょうか。

次回は、「お金が貯まるストレスなしの節約術」をご紹介します。

■参考図書
『収入が増えなくても貯蓄が2倍になる方法』
(大上ミカ/著 リベラル社)


これまで1000人を超える主婦に、お金のやりくりについて取材した著者が、“めちゃ貯まる”人たち共通の「家計管理のコツ」や「生活習慣」を紹介。誰でもマネができて、効果が高い共通点だけをセレクトしているので、初心者でもすぐ実践できるマネー本

(ウーマンエキサイト編集部)

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