1. トップ
  2. 恋愛
  3. 夜泣きに悩むママパパに!夜泣き支援と改善対策を知ろう

夜泣きに悩むママパパに!夜泣き支援と改善対策を知ろう

  • 2019.6.28

「赤ちゃんの仕事は泣くもの」とはよく言われますが、毎日のこととなるとママもパパも疲れてしまいます。特に夜泣きについては睡眠不足にもなってしまい、毎日続くと辛いものですよね。「赤ちゃんは泣くものだから」と我慢してしまう親も多いようですが、子どもの発達に影響を及ぼす場合があるといいます。

今は夜泣きの講座や専門外来が増えているのを知っていますか? 夜泣き支援や改善対策についてまとめました。

月齢別に見る夜泣き

まず、夜泣きとはどういうものかを知りましょう。赤ちゃんが就寝から起床までの間に起きて泣くことが夜泣きと言われていますが、夜泣きにも色々あって、寝つきは良いが夜中に何度も起きて泣く子、中々寝なくて長時間抱っこで歩き回らなければいけない子など、タイプも様々です。
夜泣きの原因についても当然決められるものではありませんが、月齢によっての傾向があり、脳や体の成長過程であることが多いようです。

生後1ヶ月から4ヶ月

生まれて間もない赤ちゃんは、一日中暗い胎内で過ごしていたため体内時計が出来ていません。「暗くなると寝て明るくなると起きる」という体内リズムが整うまでは、うまく睡眠リズムが取れずに短いサイクルで寝たり起きたりを繰り返すため夜中に起きて泣くことがあると言われています。

生後5ヶ月から6ヶ月

赤ちゃんの脳が急激に発達する時期です。起きている時に受けた脳の刺激を睡眠中に処理しきれずに目がさめてしまうことが原因のひとつと考えられます。

生後半年から1歳前後

この時期も脳の成長過程と関連があると言われています。さらに夜間断乳や卒乳を始める子が多い時期なので、それによるストレスで夜泣きしてしまうケースもあります。

夜泣き支援が増えている

「子どものリハビリテーション・睡眠・発達医療センター」によると、子どもが夜に何度も起きるなどの状態が長引くと、発達が遅れ情緒不安定になります。さらに親が睡眠不足で疲弊する可能性もあり、親の支援も重要と言います。

子育て中の親の約6割が「夜泣きを辛いと感じた経験がある」と答え、理由(複数回答)としては「睡眠時間が取れない」が8割弱、「泣いている理由が分からない」が6割と上位を占めています。そんな状況を踏まえ、夜泣きで悩むママのための支援が増えています。

前述のリハビリテーションセンターでは、18年7月に「夜泣き外来」を開設し、専門治療をしてくれるということで注目を集めています。

埼玉県越谷市では5月下旬にNPO法人の呼びかけで「夜泣き改善講座」が開催されました。全国でこういった講座を開催しています。
助産所「産後ケアやわらかい風」は、「赤ちゃん夜泣き保険“すやりんこ”」というサービスを始めました。保険料として事前に6千円をはらうと、子どもの夜泣きに困った時などに親子で泊まることができるサービスです。万が一の備えがあることは、気持ちの負担を軽くしてくれます。

こうした取り組みは様々な形で行われるようになっています。専門外来などはまだ珍しいですが、似た取り組みを病院や地域で行うところが増えています。近くで相談できるところを調べておくといいでしょう。

夜泣き改善には生活リズムが大切

夜泣きは生活リズムの改善や寝かしつけの仕方を変えることで改善することも多くあります。生活リズムを整えるポイントは以下の通りです。

(1) 朝7時までに起こしカーテンを開ける

カーテンを開けて太陽光を入れることで、体内リズムを整える効果があります。

(2) 昼間は積極的に体を動かす

日中は外に散歩に出たり、出られない日は手遊びをしたりするなどして体を動かします。ほどよい疲れが睡眠につながります。お昼寝も必要ですが、徐々に時間を調整しましょう。お昼寝をさせすぎると夜に寝つきづらくなります。

(3) できるだけ夜8時までに寝かせる

「寝ないからつい起こしておく」という親も多いかもしれませんが、「布団に入ると寝る」という儀式は大切です。毎日繰り返すことで「この時間には寝るんだ」という生活リズムが徐々に作られます。寝る前の30分はテレビやスマートフォンを利用せず、静かに過ごしましょう。

(4) 生後6ヶ月以降は夜に少し泣いても見守る

この時期は、眠りが浅い時に寝言や泣き言を出す子もいます。その度に「起きて泣いているから」とおむつ替えなどをすると、余計に刺激しひどい夜泣きにつながることがあります。多少の泣き方であれば、起こさずに見守りましょう。

(5) 寝かせる時は安心感を与える

寝かしつける際は安心感を子どもに与えるように意識します。布団に横になって子どものおでこを優しくなでるなど、子どもが安心できることを同じ流れで行います。毎日同じ流れをつくることが寝かしつけに効果的です。
寝かせる時以外も普段からスキンシップを取るように心がけることで、子どもが精神的に安定し、より良い眠りにつながります。

(6) 夜泣きに悩んだらかかりつけ医に相談する

夜に目覚めてから再び寝るのに時間がかかったりする、早朝に目が覚める、ということが続く場合は睡眠障害の可能性もあります。困ったらかかりつけ医を受診し相談しましょう。夜泣きくらいで、と躊躇したり我慢したりすることが状況を悪化させることもあります。我慢しないでSOSを出すことも大切です。

子どもの夜泣きはいつ終わるのか見えなくて苦しんでしまう親が多いと思います。まずは毎日のリズムを整えることを意識しましょう。
リズムはすぐに整うものではありませんので見守ることを意識し、そうは言っても辛い・しんどいと感じる時には早めにSOSを出しましょう。無理することは親にとっても子どもにとっても良くないことです。

親の不安定な気持ちは子どもに伝わり、余計に眠れないという悪循環を引き起こします。親の気持ちが大らかであるとしっかり寝てくれるということもありますよ。

元記事で読む
の記事をもっとみる