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ベタつきの気になる季節こそ、うるおいを“与えるケア”重視でぷるぷる肌に

  • 2019.6.27
両頬を指で押さえてほほ笑む女性の画像

この時期の肌は思っているより乾きがち

額の汗を押さえる女性の画像

ムシムシとした暑さや止まらない汗は、毎日のスキンケアの妨げになりがちです。汗で濡れていると肌のうるおいも足りていると勘違いしやすく、お手入れも手早く済ませがちに。

これに対して、これからの時期は肌にとって、とても過酷な環境になっていきます。屋外ではますます紫外線量が増えて肌ダメージを受けやすくなり、エアコンが効いた室内では肌が乾燥しやすくなります。湿度の高い屋外とドライな室内を行き来することも増えていきます。

また、汗や皮脂が増えるとメイクの崩れやテカリが気になって何度もタオルでふいたり、脂取り紙でおさえたり、洗顔する回数も増えてくるのではないでしょうか。

汗や皮脂というと悪者にとらえがちですが、本来は肌に必要なものです。これらが合わさって肌表面に皮脂膜を作り、肌の水分を守り、肌を健やかに保つ働きをしているからです。過剰な汗や皮脂はおさえる必要がありますが、必要以上に取りすぎてしまうと肌本来のうるおいが保てず、むしろ過剰な皮脂分泌につながってしまいます。

ベタつきや汗で気づきにくいかもしれませんが、この時期の大人の肌は乾燥によって調子を崩していることも多いと思います。皮脂や汗を“取り去るケア”よりも、うるおいを“与えるケア”を重視してぷるぷる肌を目指したいですね!

基本の保湿ケアをていねいに

手のひらに化粧水を出す画像

ベタつく時期はどんなスキンケアに変えたらいいの?と悩んでしまうかもしれません。私の場合、乳液をみずみずしい感触のものに変えたり、美白成分入りのアイテムを追加したり、といった変化はありますが、使う化粧品をガラリと変えることはありません。お手入れの基本は化粧水、乳液をていねいに肌になじませること。その日の肌の状態をチェックしながら、使い方や使用量を工夫するようにしています。

室内が蒸し暑いとき、洗顔後につけた化粧品が肌上でズルズルとすべって、いつまでたってもなじまない、という経験はありませんか? 特にお風呂上がりで体が温まった状態だといつまでも汗が噴き出し、せっかく化粧品をつけた肌をタオルでふいてしまう、ということもやりがちですね。これをくり返していると、肌にとって必要なうるおいケアが不足してしまいます。

いつもの使用ステップやタイミングと異なるかもしれませんが、この時期だからこそのお手入れ時の工夫をご紹介します。ご自分の肌状態と相談しながら、参考にしてみてくださいね!

ひと工夫で心地よいケアタイムに

1.お風呂上がりにはオイルを“ちょい足し”

指にスポイトで化粧品を垂らしている画像

濡れた肌が乾くときには肌のうるおいも一緒に蒸発してしまいます。ふだんなら体をふくよりも、まず先に顔に化粧水をつけますが、この時期は化粧水の前にオイルを“ちょい足し”しています。

顔をタオルドライしたあとに、手のひらにオイルを1滴取ります。手のひら全体に伸ばしてから、顔をやさしく包み込むようにおさえてオイルをなじませます。オイルの膜がラップのようにふたをして、肌の水分が汗と一緒に蒸発してしまうのを防いでくれるのです。

オイルは粒子が細かいサラサラした感触のものを選ぶと、あとからつける化粧水のなじみもよくしてくれます。ホホバ油など植物性のスキンケアオイルやブースター効果をうたったオイルがおすすめです。重たい感触のオイルだと肌に厚く膜をはるのでベタつきが気になり、化粧水もなじみにくくなってしまいます。私が使っているのは植物由来スクワラン100%のハーバーのスクワランⅡ。感触もさらりとして肌に薄く広げられるのでとても使いやすいと思います。

2.化粧水や乳液は”タイミングずらし”づけ

両頬を両手ではさんでほほ笑む女性の画像

そのあと化粧水をつけるのは温まった体が少し落ち着き、汗が引いてきたころ。汗のズルつきがなくなっているので、肌が本当に必要としているうるおいを見極めながら、しっかりと化粧水をなじませることができます。

化粧水・乳液のステップをいっぺんに済ませようとすると、結局肌の上でまじりあってズルズルとしてしまいがち。化粧水をつけ終わったらキッチンでお水を一杯飲み、リビングに移動してからじっくり乳液をつける、というように少しずつタイミングをずらしながら、それぞれのアイテムをしっかりとなじませていきます。

ベタつきに悩まされがちなシーズンも、アイデア次第で楽しくお手入れしていきたいですね!

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