日本でお馴染みの食材も一変!?《新感覚》のクロアチア料理って?

日本にある色々な国の料理を通して、様々な文化に触れていく「世界の胃袋TRIP」。第17回目となる今回は、多くのジブリ映画の舞台になったと言われているクロアチア共和国をご紹介します!

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クロアチアはイタリアの東、アドリア海沿いに位置する東ヨーロッパの国です。九州の1.5倍ほどの国土には雄大な自然が溢れています。西に位置するドブロヴニクという街は「アドリア海の真珠」とたたえられており、ジブリ映画「魔女の宅急便」や「紅の豚」のモデルになったとも言われています。

また、海だけでなく中央や東エリアには広大な大地が広がり、農業も盛ん。そんな自然豊かな国には、一体どのような食文化があるのでしょうか?

日本で唯一のクロアチア料理店は、居心地のよい大人の隠れ家

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今回伺ったのは、京橋駅から徒歩2分のクロアチア料理店「ドブロ」。日本で唯一のクロアチア料理専門店です。入り口にたなびく、赤・白・青のクロアチア国旗が目印で、こぢんまりとした隠れ家のような店構えです。

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中に入ると、思わず「わぁ」と声をあげてしまうほど、素敵な空間が!そこには世界観が異なる2つのフロアが広がっていました。1階フロアの壁にはアドリア海とドブロヴニクの街並が描かれ、明るい雰囲気。まるでドブロヴニクの街にいるかのような気持ちになります。

テーブルクロスとしてハート柄の織物が敷かれています。クロアチアでは街の中にハートのモチーフが至るところにあるのだそう。

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2階は打って変わり、ウッド調のシックな装い。ヨーロッパを連想させるアンティーク調の小物たち、間接照明のムーディな灯りが日本にいることを忘れさせてくれます。

この日クロアチアの食文化について教えてくれたのは、オーナーの川崎さん。会社員時代にクロアチア人の方々と仕事をともにする中で、その人柄や国民性に惚れこみ、店を開くまでに至ったのだそう。「クロアチアは温かみのある店構えの飲食店が多いですよ。その雰囲気が感じられると嬉しいです」と話してくださいました。

アドリア海の恵みを存分に堪能するフィッシュメニュー

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まずはじめに提供していただいたのは、「特大メカジキのステーキとホタテのクリームコロッケ」です。手のひらほどの大きなメカジキとゴロッと大きなホタテのコロッケがのって、とってもボリューミー。「これくらいのボリュームはクロアチアでは当たり前ですよ!」と川崎さん。ドブロでは、食材のダイナミックさからも現地の雰囲気を感じられます。

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アドリア海Dreamer4787 / Shutterstock.com

クロアチアはアドリア海に面していることもあり、魚介類は身近な食材。メカジキのほかにも、スズキ、タイ、サバ、イワシなどが多く、日本人が親しみやすい味のものが多くあります。さらに貝類もよく捕れるのでホタテ、カキもよく食卓やレストランに並ぶんだとか。本日のこのプレートもトマトソースにまでカニが使用され、存分に魚介料理を楽しめます。

日本人もよく食べてる!?クロアチア名産の本マグロ

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もうひと皿ご用意いただいた魚介メニューは「クロアチア産本マグロのカツレツ」。クロアチアはマグロの養殖が盛んで世界中から需要があります。なんと日本には年間2000トン近く輸出されており、輸出量の約85%にも及ぶそう。そんな私たちの食卓にも並ぶクロアチアの本マグロは、少し脂がのっていて上質な味わい。そのおいしさを引き立てるためにドブロでは、レア状態でカツレツを提供しています。衣のサクッとした食感とやわらかな赤みの質感が絶妙で、ペロリと食べられるおいしさです。

絶品!心までホッとする「酸っぱいロールキャベツ」

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クロアチアのおふくろの味といえば、「サルマ」。日本のロールキャベツと変わらない見た目ですが、ひと口食べてみると思わずびっくり!ジュワッと口の中に広がるスープには酸味と塩味がビビッと利いています。なぜかというと、この料理で使用されるキャベツは、丸ごと塩漬けしてザワークラウトのようにしたものだから。そのキャベツで豚のひき肉とお米を混ぜたタネを包み、「ベゲダ」という野菜のブイヨンとパンチェッタの旨味たっぷりのスープで煮込んでいます。

現地ではサルマをおかゆのように細かく刻んで、添えてあるマッシュポテトと一緒に食べるのがオーソドックスなのだとか。試してみると、先ほどとは味がまた異なり、旨味が溶け出したスープをポテトが吸い上げてよりまろやかに。その味わいはもう絶品!心までホッとするこのひと品は、秋から冬にかけてよく食べられるそうです。

実はこの味には、戦争の歴史が隠されています。クロアチアではユーゴスラビアからの分離独立で内戦が続いたために、いつでもなんでも食べられるという環境ではありませんでした。なので当時から食材を貯蔵する文化が根付いており、その応用メニューとして塩漬けキャベツを使用したサルマが食べられているのです。

モチモチ食感とチーズの爽やかさがクセになる新感覚パスタ

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締めにいただきたいのは、クロアチアの主食メニュー「シュトゥルクリ」。こちらも伝統的に食べられている家庭料理の1つです。一見ラザニアのようですが、その作り方はちょっとユニーク。薄く伸ばしたパスタ生地にフレッシュチーズをのせてロール状にし、端から切ってキューブ型にします。それをお湯でボイルし、さらにオーブンで焼き上げます。

食べてみると、プリプリとした生地の中からフワッとフレッシュチーズの爽やかさが広がり、食感も味わいも日本の料理にはない新感覚!一般家庭では味をつけずに主食として食べることが多いようですが、レストランではソースやスープをかけたりといろんなアレンジがあるのだとか。ここドブロでは、クロアチアでベーシックな野菜、パプリカを使用したクリームソースをかけた上品なひと皿として提供されています。

可愛さもボリュームも満点♡チョコレートケーキ

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最後にお待ちかねのスイーツは「マカロニケーキ」です!こちらはドブロブニクでよく食べられる伝統的なケーキ。チョコレートケーキの生地の中にマカロニがいっぱい入っています。まだバターや卵が贅沢だった時代に「子供達のために少しでもお腹いっぱいになるおやつを。」とマカロニを入れたのが始まりだそう。

断面をみるとマカロニがモチーフのように入っていて、とってもキュート!フォークを刺すと羊羹のようなもっちりとした質感で、優しい甘さはクセになりそうです。

ここでいただいたクロアチア料理は、どれも日本人にとってなじみ深い食材が多く、食べやすいものばかり。だけれど、その中で珍しい、新鮮と感じる要素には、クロアチアならではの歴史や文化がありました。

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lara-sh / Shutterstock.com


次回はクロアチアの文化や国民性についてご紹介します。この回では、ワールドワイドに活躍するクロアチア出身のマルチナさんにインタビューをした特別編!7/13配信予定です。お楽しみに!

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<information>

ドブロ

http://www.dobro.co.jp/

03-5250-2055

営業時間:

11:30~14:30(13:30L.O.)、17:30~22:30(21:30L.O.)

定休日:年末年始

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Writing: 竹林佑子(エフェクト)

Edit: TRILL

 

 

 

 

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