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【ニューヨーク】アメリカを中心に、アジア系映画ブーム!

  • 2019.6.25
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ロマンティックコメディ映画『クレイジー・リッチ!』(2018年)は、シンガポールの不動産王の御曹司である恋人をもつ女性が本当の幸せを探して葛藤する物語。アジアが舞台の映画ながら、アメリカで記録的大ヒットとなった。

これに続けて、メインの役にすべてアジア系の俳優をキャストしたネットフリックスオリジナル映画『いつかはマイ・ベイビー』が、5月末にアメリカで公開され、ニューヨークをはじめ全米で話題を呼んでいる。幼なじみだったふたりが、再会を経て友情から恋愛に発展するストーリーで、主演は人気コメディアンのアリ・ウォンとランダル・パーク。そして意外と知られていないが、中国系のルーツをもつキアヌ・リーブスも本人役で登場し、非常に笑える内容になっている。

現在ハリウッドでは、多くのアジア系を主役にした映画やドラマが製作されている。ニューヨークでも、2020年のアメリカ大統領選挙に、民主党からアジア系アメリカ人として出馬を表明した起業家のアンドリュー・ヤンが、特に注目を集めている。アンドリュー・ヤンは、18歳になったらアメリカ人は誰でも月に1,000ドルを受け取れるという「ユニバーサル・ベーシック・インカム」を公約に掲げていることでも評判だ。いまアメリカを中心に、歴史的な盛り上がりを見せるアジアンパワーを応援したい。

『いつかはマイ・ベイビー』のクルーもほとんどアジア系だが、アリがコムデギャルソンを着ていたり、映画の中でキーとなるのがトヨタのカローラだったりと、アジアンブランドを多く起用し、なかなか演出芸が細かい!

『クレイジー・リッチ!』がシンガポールが主な舞台で、婚約者の実家が大金持ちという設定に対して、『いつかはマイ・ベイビー』はアメリカ本土の話。パーク演じるマーカスが売れないミュージシャンという設定も、親近感を覚えると好評。

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