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CELINE “ロック”なエディ・スリマンがカムバック!

  • 2019.6.25


CELINE “ロック”なエディ・スリマンがカムバック!
2019.06.25 17:00
エディ・スリマンが得意とするロックムード全開のスタイルが復活。アメリカンとフレンチが融合した70年代風の着こなしに注目して。

【全52カット】セリーヌ 2020年春夏メンズコレクションをすべて見る。


パリ最終日、メンズファッションウィークを締めくくったセリーヌ(CELINE)。会場は前回と同様にアンヴァリッド廃兵院だ。エディ・スリマンがセリーヌで手がける2シーズン目のメンズコレクションは、彼の代名詞であるロックシーン全開の70年代ムードだ。


ショーの幕を開けたのは、キラキラと輝くグレーのスリーピース。シャープな襟のブレザーと、裾が広がったパンツが印象的だ。アメリカンカジュアルとフレンチシックを融合したようなルックが続き、エディらしいデザインの復活に、長年のファンはテンションが上がったはず。


パンツのシルエットはゆったりとしたブーツカット、シャツは大胆に胸もとを見せ、映画『サタデー・ナイト・フィーバー』のジョン・トラボルタやフランスの国民的シャンソン歌手クロード・フランソワといった70年代スターのスタイルを連想させる。


ティアドロップのサングラスにコンバースのスニーカーの組み合わせは、アメリカンスタイルに魅了された1970-80年代のフランス人の着こなしのようだ。終盤に登場したゴージャスなケープやブルゾンには、北アフリカの民族衣装に見られる刺繍をゴールドで施しており異国情緒を感じさせる。


今回コラボしたのはNYを拠点に活動するアーティストのデイビッド・クラマー。ショーのインビテーションで配られたポスターブックを手がけたほか、Tシャツやバスケットバッグには“I Am My Own Worst Enemy(最大の敵は私自身)” 、 “I have nostalgia for things I have probably never known(気づかないうちに物事にノスタルジアを感じる)”といった彼の言葉もスローガンとして刻まれていた。

Photo: Gorunway Text: Aya Tsuchii

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