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専業主婦が利用できるカードローンをFPが徹底解説!

  • 2019.6.24
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急にお金が必要となった場合などに利用されるカードローン。収入のない専業主婦は利用できるカードローンが限られています。では、専業主婦でも利用できるカードローンとはどのようなものなのでしょうか。

収入がなければ消費者金融のカードローンは利用できない

パート・アルバイト収入があれば利用できる可能性がある

パートやアルバイトなどにより本人に収入があれば、消費者金融のカードローンを利用できる可能性があります(厳密には専業主婦とは言わないかもしれませんが)。

ただパート・アルバイト収入を基準としてその3分の1が借入額の上限となるため、あまり大きな借入は期待できません。

配偶者貸付

銀行カードローンであれば専業主婦でも利用できる可能性がある

銀行が取り扱う銀行カードローンであれば、本人の収入がなくても利用できる可能性があります。

銀行カードローンは総量規制の対象外

銀行は貸金業者に該当しないため貸金業法が適用されません。つまり銀行カードローンは総量規制の対象とならず、収入のない専業主婦でも利用できる可能性があります。

もちろん返済能力がなければ審査には通らないため、配偶者などに安定した収入があることが条件となります。

総量規制は過度な借入を防止するための制度。それは貸し手が銀行であっても変わりません。銀行による過剰な融資は近年問題視されており、融資上限額の引き下げや審査基準の厳格化など自主的に規制を行う銀行も増えています。

収入証明なしでの借入限度額は50万円まで

本人に収入のない専業主婦は、配偶者の収入をもとに返済能力が審査されます。カードローンの利用を申し込む際には必ずしも収入証明書は必要なく、通常は配偶者の収入を申告すれば申し込めます。

ただし、収入証明なしでの借入限度額は通常50万円まで。本人に収入がある人でも、50万円以上の借入を行うには一般的に収入証明書の提出が必要です(50万円は貸金業法で定められた基準。銀行カードローンにはこの規制は適用されないため銀行ごとに基準は異なる)。

専業主婦の場合、配偶者の収入証明書の提出の有無に関わらず、限度額50万以下に制限しているカードローンがほとんどです。

比較的低金利

銀行カードローンは、消費者金融やクレジットカードのキャッシング枠に比べ借入金利が低い傾向があります。金利の低さはカードローンを選ぶ際の最も重要なポイント。

銀行カードローンはその点でメリットがあります。ただし他のローン商品などに比べればやはり高金利。利用は必要最低限に留めるべきです。

WEB完結で利用できる

WEBで申し込みから借入、返済まで完結。カードレスやWEB明細を選択可能。このような銀行カードローンが増えており、周囲に気付かれずカードローンを利用しやすくなっています。

とはいえ全く郵送物なしというカードローンは少なく、普段は郵送物が届かないカードローンであっても、返済が遅れてしまえば督促状が自宅に郵送されます。

すぐにカードローンを利用しているとはわからないよう配慮されてはいますが、郵送物からバレる可能性は少なからずあります。

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専業主婦におすすめの銀行カードローン

専業主婦でも申し込めるおすすめの銀行カードローンは以下の2つです。

楽天銀行スーパーローン

楽天銀行スーパーローンはWEB完結で利用できる銀行カードローン。専業主婦は最大50万円まで借入可能です(審査結果により50万円までの範囲で決定)。

上限金利は年14.5%(2019年5月31日時点)、楽天会員ランクに応じた審査の優遇や、入会・利用により楽天スーパーポイントが付与されるといった特徴があります。

楽天銀行スーパーローン概要(2019年5月31日時点)
イオン銀行カードローン

イオン銀行カードローンはWEB完結で利用できる銀行カードローン。専業主婦は最大50万円まで借入可能です(審査結果により50万円までの範囲で決定)。上限金利は年13.8%(2019年5月31日時点)と低水準です。

イオン銀行カードローン概要(2019年5月31日時点)

無審査のカードローンは絶対に利用しない

審査のないカードローンは存在しません。「審査なしで融資可能」などと宣伝している業者も中には存在しますが、ほぼ間違いなく違法業者、いわゆる「ヤミ金」です。

違法な金利で貸付けを行ったり、借り手を精神的に追い詰めるような過剰な取り立てを行ったりする業者も少なくありません。他に利用できる業者がないとしても絶対にヤミ金は利用してはいけません

専業主婦が利用できるカードローンに関するまとめ

カードローンは根本的な解決策が見つかるまでの対症療法です。

計画的に利用すれば効果的なツールとなりますが、むやみに利用すれば家計を破綻させてしまうこともある諸刃の剣。あくまで一時的な資金不足を補填するための対症療法に過ぎません。

生活費が慢性的に不足しているようなケースでは、カードローンで一時的に補填したとしても根本的な解決とはなりません。支出の見直しや働いて収入を増やすなど根本的な解決策を見つけなければ、すぐに家計は破綻してしまいます。

また、周囲に内緒で長期間カードローンを利用するというのは、金銭的な面だけでなく精神的な面でも負担となり好ましくありません。自分だけで問題を抱えこまず、家族と情報を共有し協力を求めることも大切です。

お金に困ると視野が狭くなりがちですが、そのようなときこそ意識的に視野を広く持ち問題に向き合うようにしましょう。

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