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『アラジン』の中村倫也と木下晴香「叶えたい願いは…」いまの願望を語る

  • 2019.6.18
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国内外問わず、アニメーションの実写化は数多く行われているところですが、そのなかでも2019年の注目度、期待度ともにNo.1の呼び声が高い作品といえば、ディズニー不朽の名作『アラジン』。すでに大ヒット公開中ですが、今回は本作のさらなる見どころについてこちらの方々にお話をうかがってきました。

写真・角戸菜摘(中村倫也、木下晴香)

中村倫也さん&木下晴香さん!

【映画、ときどき私】 vol. 242

本作でプレミアム吹替版を担当しているのは、アラジン役の中村さんとジャスミン役の木下さん。甘いルックスと声で女性たちを魅了している中村さんと、ミュージカルを中心に類まれな歌唱力で活躍されている木下さんという、まさにベストなキャスティングが実現しています。

そこで、作品の持つ魅力や“運命の出会い”などについて語ってもらいました。

選んでいただいたからにはしっかり努めたいと思った

―今回はオーディションを経ての抜擢ということですが、選ばれたときのお気持ちから教えてください。

木下さん アニメーションの『アラジン』は、幼稚園のときに初めて観て以来、ずっと大好きな作品だったので、思わず泣いてしまうほどうれしかったです。夢じゃないかと思って、実際に何回も自分のほおをつねったくらい(笑)。とにかく、喜びと現実なのかと疑う気持ちとの混乱状態で、ただただ涙が流れる時間が繰り広げられました。

中村さん 僕は選ばれると思っていなかったので、マネージャーと『マジか!』と言い合う時間が繰り広げられました(笑)。でも、選んでいただいたからにはしっかりと務めなければいけないなということも、同時に頭にありました。

僕は小学生のときにこの作品を観てワクワクした経験を味わいましたが、きっと本作もいまの子どもたちにとっては同じような作品になるだろうし、『アラジン』を観て大人になった人にとってもそういう気持ちを思い出してもらえるような映画になるだろうなと感じています。

初の吹替は新鮮な気持ちで歌うことができた

―『アラジン』といえば、やはり歌が見どころですが、吹替で歌うのはミュージカルとはかなり違いましたか?

中村さん 歌に限らずお芝居においてもですが、自分の間や表情、体の使い方など、いろんな表現があるなかで、吹替えは声だけですし、しかも翻訳によっては少し違う日本語になるところもあったりするんですよね。そういうところは吹替ならではだと思ったので、うまくできるように気をつけながら演じていきました。

木下さん ミュージカルでは、そのとき生まれた自分の感情を表現として歌に乗せていきますが、吹替えではすでに映像があるので、そこは大きく違うところですね。あとは、細かい表情の変化などに合わせながら歌うという機会は初めてだったので、そういう意味では新鮮な気持ちで歌うことができたと思います。

運命の出会いを信じる?信じない?

―この作品では何と言っても、アラジンとジャスミンのラブストーリーに女性たちは胸がキュンとしますが、お二人は“運命の出会い”を信じたり、憧れたりすることはありますか?

木下さん もし「この人だ!」と思う人が現れたら、すごくドキドキするんでしょうね。なので、一度は経験をしてみたいという憧れはあります。以前、舞台でそういう出会いをするシーンを演じたことがありますが、天にも昇る気持ちでした。お芝居を通してでもそういう思いになったので、やっぱりステキなものなんだろうなと思います。

中村さん 僕は信じていないですね(笑)。というのは、まだ起こっていないことに対して「もしかしたら運命かも?」と信じることはないという意味です。だから、過ぎ去ったことを振り返ったときに「あれは必然だったのかな」と感じることはあるかもしれないですけど、結局はみんな自分で努力して手に入れていくものだと思っているので。それを経て勝ち取ったものが運命と呼べたら、それはステキなことですよね。

積み重ねていくことのほうが大事

―確かに、そう言えたらいいですね。ちなみに、男性の目線から見ると、アラジンとジャスミンの出会いの瞬間はどう感じましたか?

中村さん 僕自身がちょっとひねくれているのと、あくまでも作る側の視点なので、そこはみなさんとは見方が多少違うかもしれません。ただ、どこでも人と出会うこと自体きっと一種の運命ですよね。そこから恋愛関係になったり、師弟関係になったり、仕事のパートナーになっていったりということを経ていくわけで、たとえば街ですれ違ったり、駅の改札で自分の次にピッとした人もひとつの出会いだと思います。

この作品でも、アラジンとジャスミンはたまたま出会って、一緒に逃げて、話をしたら意見が合ってとなるわけですけど、そうやって積み重ねていくことのほうが大事な気がしていますね。

いま叶えたい願いごととは?

―そして、本作でもうひとり忘れてはいけない存在といえばジーニーですが、ジーニーに叶えて欲しい願いごとと、自分で叶えたい願いがあれば教えてください。

木下さん 私は英語は自力でがんばるので、その他のすべての国の言語を喋れるようにジーニーにお願いしたいですね(笑)。あと、どれだけ歌っても大丈夫な喉は自分の努力で手に入れたいことです!

中村さん そうですね……、この作品を観た子どもたちがキラキラした目で家路についてくれたらいいなと思いますね。(笑)

結局は満足しているのだと感じる

―ちょっと壮大な感じですが、個人的な願いはないということですか?

木下さん そうですよ、でないと私が自己中みたいになっちゃうじゃないですか!(笑)

中村さん いえいえ、ただの逃げです。とはいえ、特にないですね。強いて言うなら健康とか、「いい男がいないと言っているアイツにいい男が来ますように」とかかな……。

―あくまでも他人のためなんですね(笑)。それとも、いまはいろいろな願いがすでに叶いすぎて浮かばないというのもありますか?

中村さん やっぱり願いはがんばって勝ち取ったほうがいいですもんね。あとは、分相応じゃないと怖いじゃないですか。だから、こういうことを考えるときに、結局はなんだかんだ言って自分は満足しているのかなとも思いますね。もしくは、億万長者で!(笑)

大人になってから改めて気づかされたこと

―それはまたすごいですね(笑)。では、本作から改めて学んだことや影響を受けたことがあれば教えてください。

中村さん 僕が印象に残っているのは、「ホール・ニュー・ワールド」を歌い終わったあとの掛け合いで、一瞬アリ王子がアラジンであることがバレそうになってうまくだますシーンですね。「なんで気がつかなかったんだろう」という話のあとに、「人は見た目ばかりを見ている」というようなセリフがあるんですけど、そこで嗚咽が止まらなかったですね。(笑)

―それは演じながらということでしょうか?

中村さん いえ、試写を観たときに号泣しました。そういうところは子どもの頃にはわからなかったと思うんですけど、大人になってからグッとくるところで、「確かにそうだな」と思うようになった部分に自分の変化を感じたところです。とにかく号泣でした。(笑)

誰もが共感できるからこそ長年愛されている作品

―(笑)。では、木下さんはいかがですか?

木下さん 幼いころに観たときに記憶しているのは、ジーニーのコミカルな要素や魔法にすごくワクワクしていたこと。でも、今回の出演が決まって改めて観てみると、やっぱりアラジンとジャスミンの恋模様とか、ジャスミンの国民を思うからこその強さというものには同じ女性としてすごく魅力を感じたところです。

私自身、時の流れによって感じるところが違っていることに気がつきましたが、それだけ幅広い方にとってもそれぞれで魅力的に感じるところはきっと異なるはずですよね。そんなふうに、どんな人でも共感できるシーンがあるからこそ、この作品が長年愛されているんだなとすごく思いました。本当にたくさんのことを感じていただける作品になっているので、いろいろな方に観ていただきたいです。

インタビューを終えてみて……。

身のこなしの軽いアラジンのように冗談を交えて場の雰囲気を盛り上げてくれる中村さんと、美しいジャスミンを彷彿とさせる透明感のある木下さん。それぞれの役に選ばれたのもうなずけます。そんな息の合ったお二人のやりとりと見事なハーモニーは、ぜひ劇場でお楽しみください!

魔法の世界へようこそ!

それぞれの人物が自分の願いに対して諦めずに立ち向かう姿だけでなく、女性の自立も描いている本作は、まさにいまの時代にぴったりの物語。さらに、歌にダンスに恋愛にと、女心をくすぐる要素も満載です。いくつになっても胸がワクワクする経験は、きっとあなたの世界も輝かせてくれるはず。

ストーリー

貧しくもダイヤモンドの原石のような清らかな心を持つ青年アラジン。ある日、王宮の外に自由を求めていた王女のジャスミンと街で運命的な出会いをはたす。その瞬間から、2人の心に秘めていた願いが動き出そうとしていた。

ところが、王位を狙う邪悪な大臣ジャファーに捕まってしまったアラジンは、魔法の洞窟からランプを探すように命じられてしまう。そこで、ランプの魔人ジーニーと出会ったアラジンは、3つの願いを叶えてもらうチャンスを手にするのだった……。

胸がときめく予告編はこちら!

作品情報

『アラジン』
大ヒット上映中
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

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