1. トップ
  2. MARNI フランチェスコ・リッソが起こす美しい反乱。

MARNI フランチェスコ・リッソが起こす美しい反乱。

  • 2019.6.18
  • 833 views


MARNI フランチェスコ・リッソが起こす美しい反乱。
2019.06.18 15:20
エシカル&サステナブルな未来を目指して、ファッションにできることとは?

【全51カット】マルニ 2020年春夏メンズコレクションをすべて見る。

フランチェスコ・リッソが手掛けるマルニ(MARNI)は、「ACT1(第1幕)」と名付けたショーをおこなった。会場の天井には網が張られ、その中にはたくさんのペットボトル。故事ではダモクレスの頭上に吊るされたのは“剣”だったが、現代の我々に迫る危険は“プラスチック”だというのだ。


コレクションのインスピレーションソースは、トルーマン・カポーティとチェ・ゲバラ。1950年代に活躍したアイコニックな2人のスタイルを融合させた。光沢のあるスーツは袖をまくりあげ、シャツやハイネックを重ねる。足もとはスニーカーだ。カラーパレットはアースカラーにヴィヴィッドカラーが映える。ポロシャツや開襟シャツにハイウエストのゆったりとしたトラウザーズ、ハーフパンツなどエフォートレスなルックが続く。


迷彩柄のコートやトラウザーも登場するが、カモフラージュは花柄だったり、ハンドペイントだったりとユニークだ。刺繍やプリントのモチーフはボトルや缶などゴミ問題を想起させる。


ガムテープやゴミ袋、新聞紙など様々な素材で作られた帽子は、ジョージア人アーティストのシャルヴァ・ニクヴァシュヴィリによるもの。ワニのウロボロスやガスマスクをつけたドードーなど、シルバーブローチは彫金作家の長井一馬が製作した。アップサイクルにより生まれたスリッパサンダルやバッグなども見逃せない。

Photos: Gorunway Text: Yoko Era

元記事で読む
の記事をもっとみる