1. トップ
  2. スキンケア
  3. 「ハッチ」が初のスキンケアラインを立ち上げ 水を使わず“はちみつ発酵液”がカギ

「ハッチ」が初のスキンケアラインを立ち上げ 水を使わず“はちみつ発酵液”がカギ

  • 2019.6.17

大正元年に創業した老舗養蜂園のビューティブランド「ハッチ(HACCI)」は9月6日、スキンケアライン「ハッチ 発酵液」を発売する。これまで石けんやローション、シートマスクなど単品のスキンケア製品は発売していたが、ラインとして展開するのは初めて。ブランドの根幹をなす蜂蜜と発酵を組み合わせた“はちみつ発酵液”を開発し、全製品に取り入れた。

ラインアップはローション(150mL、7800円)、ミルク(80mL、7800円)、クリーム(32g 、1万1000円)の3種で、ローションとミルクはテクスチャーが異なる“さっぱり”と“しっとり”の2タイプを用意する。

新ライン開発にあたり、ブランドは古くから健康と美容を支えて来た“発酵”に着目したが、糖度が高く水分量が少ない蜂蜜は菌が繁殖しづらい。「開発には2年半掛かった。“腐らない食品”である蜂蜜を発酵させることは至難だったが、京都の老舗発酵屋との出合いがそれを可能にした」と水谷仁美ハッチ社長。秘伝の花酵母と旬のフルーツによるこのはちみつ発酵液は、蜂蜜が持つ保湿力やバリア機能などのパワーなどが強化。「このはちみつ発酵液はローション、ミルク、クリーム、どれと合わせても最高の製品に仕上がった。そのため、ラインで展開することにした」。

スキンケア製品のベースとなり成分の大半を占める水は使わず、代わりにこの発酵液を使用。ほか、抗酸化作用が期待できるボタンエキスやエイジングケアに良いとされるシャクヤク根エキス、ブライトニング作用のマドンナリリー根エキスなどや、アイテムに合わせてラベンダーやアカシア、オレンジなどの花はちみつもブレンドしている。

蜂蜜をスキンケアに取り入れた「ハッチ」は2005年にデビュー。その後、百貨店を中心に店舗を広げており、17年には初の旗艦店をギンザ シックス(GINZA SIX)にオープンした。日本はもちろん海外からも注目を集めており、現在は国内15店舗のほか、国内免税店4店舗も展開している。

【エディターズ・チェック】
すべての製品を試し、しつこいくらいに口にしたのは「浸透力凄っ!」と「潤い凄っ!」という言葉。肌に吸い込まれていく感触は水以上かもしれないと思いました。ローションを塗ると肌がふっくら潤って荒いキメが目立たなくなり、ミルクを重ねるとさらに潤いが増ししっとり感アップ!最後にのせたクリームはベタつくことなく肌に薄いベールを作り上げ、肌のトーンも明るくなったような気が……。これらの美容実感を支えるはちみつ発酵液は、フェイスマスクや美容液などの製品にも活用できるはず。デビュー前にこんなことを言うのは気が早いかもしれないですが、今後のラインアップ拡充に期待しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる