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英国王室で受け継がれるベビー服に感服。(Saori Nakadozono)

  • 2019.6.14
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英国王室で受け継がれるベビー服に感服。(Saori Nakadozono)
2019.06.14 12:00
先週末、エリザベス女王の公式誕生日を祝う式典、トゥルーピング・ザ・カラーがロンドンで開催されました。パレードの後、バッキンガム宮殿のバルコニーにロイヤルファミリーが勢揃いするのですが、今年は初めてルイ王子が姿を見せて話題に。一大イベントとあって、当然ながら王室メンバーの装いにも注目が集まります。


4月に1歳の誕生日を迎えたルイ王子は、キャサリン妃に抱かれてバルコニーに登場しました。ちょっと不機嫌そうな表情を見せつつも、お手振りをする愛らしい姿に目が釘づけに。その後、ルイ王子が着ていたベビー服を1986年、トゥルーピング・ザ・カラーで叔父のヘンリー王子が着用していたことを知り、伝統や歴史の重みを感じずにはいられませんでした。しかも33年前にヘンリー王子を抱きかかえたのは、イエローのワンピースを身に纏ったアン王女。今年、キャサリン妃がペールイエローのワンピースを選んだのも、単なる偶然ではないはず。


なぜウィリアム王子がかつて着たベビー服ではなく、ヘンリー王子のものだったのか? その答えは、長男のジョージ王子がすでに父親がバルコニーデビューを飾った服を着用していたから。そこで気になるのが、ヘンリー王子メーガン妃の長男マスター・アーチーはおそらく来年、トゥルーピング・ザ・カラーでバルコニーデビューを果たすはず。ルイ王子が先にヘンリー王子の服を着てしまったら、いったい何を着るのか?


私が一人で疑問に思ったところで、正解は1年後にならないと分からないので、勝手に予想を立てることにします。実は、ルイ王子が着ていたベビー服は、ヘンリー王子が初めてバルコニーに姿を見せた1985年ではなく、2度目となる1986年に着用されたものでした。来年6月、きっとマスター・アーチーは父親と同じ服でバルコニーデビューを飾るはず。というより、そうであってほしいです。


ちなみに1985年のトゥルーピング・ザ・カラーには、当時イギリスに留学されていた天皇陛下も参加されていたんです。改めて、皇室と英国王室の長きにわたる交流を、貴重な写真で知ったのでした。

Saori Nakadozono

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