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今、必要な「靴」を探す|海外スナップから見えてきた4つの傾向

  • 2019.6.11
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服の印象を大きく左右する靴は、スタイリングの完成度を上げるキーアイテム。定番のボトムとの組み合わせから旬のシルエットに映えるものまで、シューズで全体をうまく整えた、足元のテクニックを海外SNAPから厳選!

DENIM
ボトムよりトップスとのバランスを重視
どんな靴でもマッチする受け入れ幅の広いデニム。
ゆえに構築的なトップスの力を抜いたり、端正なシャツとのつなぎ役にしたり、トップスがよりまとまる靴選びに注力を。


「シャツも靴もクリーンな白」
ダメージデニムと隙のない白シャツ。まじめ・ふまじめのちぐはぐな上下も、ミニマルな白い靴が複雑さをそぎ、シンプルにまとめる。


「黒の迫力に負けないデザイン性」
存在感のあるカラーブロックのパンプスで、ボリューミィな黒トップスの主張を分散。細身のクロップトデニムを間に入れてすっきりと。


「緊張感を解く透ける足元」
カシュクールのような変型ショート丈ジャケット。フルレングスデニム×クリアサンダルのゆるい合わせで気負わず着られる。


「締めないことで女度上昇」
白とベージュのソフトな配色に黒小物だと力んで見えがち。ベージュスリッパの「ラクしてキレイな靴」で、適度にハズすのがベター。



「まじめな白でワイルドに傾けない」
デニムの上下とブーツの全身黒の強気なスタイリングに、首元からきちんと着た白シャツをのぞかせて、大人の抜け感を演出。


「ナチュラルさを掛け算」
白デニムの品のよさを引き出す、渋みのあるアースカラーをトッピング。ヌーディカラーのパンプスで脚長見せをさりげなく意識。


「切れ味を足す鮮烈な赤」
ほっこりしがちなデニムブルーとベージュのリラクシーな配色。ラフさとエッジを両立させるキレイ色サンダルがメリハリづくりに最適。


「モードに寄せる黒の先細」
ジャケットをウエストINした新鮮な着方も、ポインテッドトゥの鋭い黒で辛口な個性に。小物は黒で統一し、全体をまとまりよく。


LOOSE SILHOUETTE
足元をレディかメンズに振り切る
幅広めのワイドパンツやゆったりした長いワンピースなど。今らしいルーズなシルエットには、重みのある靴やきゃしゃな靴でメリハリをつくる足元が、きちんと見せに貢献。

SET-UP
「紳士な服とかわいい色」


1.クリームグリーンのやわらかさのある靴 CREAM GREENとバッグで、気張らず白い上下ののっぺり感を払拭。あいまいな色なら、ハンサムな白の緊張感をなごませることも可能。 2.一歩まちがえるとおじさんっぽくなる、濃いグレーのセットアップ。華やかなピンクのミュールが1点入るだけで、渋い上下もやぼったくなりすぎない。

EASY MANNISH
「潔く全部メンズ」


1.千鳥格子柄ジャケットにワイドパンツを合わせたクラシカルな装いに、ローファーで品格を上乗せ。すべてモノトーンでまとめたことで、古くさくなりすぎず、都会的な表情に着地。 2.キレイめな服のハズし役になる、プリントTやスニーカー。マニッシュなパンツなどメンズ風の服でまとめれば、やんちゃな雰囲気も悪目立ちせずに整う。

VOLUME PANTS
「ゆったりしたベージュには重めな靴で手抜きに見せない」


右 ズルッとしたベージュパンツを、とがったトゥのブーツで背筋が伸びた印象に。ベージュ×ブラウンのグラデーションが高感度な装いへアシスト。 左 ブーツ&ベルトの黒でサンドしたことが、パンツのボリューム感をきわ立たせて、腰から下をほっそり見せることに成功。上は腕を見せて軽く。

WIDE PANTS
「スタイルUPにつながる足元のボリューム差」


身幅も広がったデザインが増加中のワイドパンツ。重みが増したパンツに対して、細いストラップサンダルでシルエットに差をつければ、脚のラインをスリムに映す効果が。

RELAX ONE-PIECE
「心地よい1枚系はブラウンを整え役に」


1.黒とブラウンのシックなバイカラーブーツで、白のシャツワンピに、奥行きとしゃれっ気をプラスして。茶系のワイドベルトとのカラーリンクで全体が重くなりすぎず、引き締まった見た目も獲得。2.リラックスしたリネン素材のワンピース。品よく涼しげなブラウンのミュールが心地よい雰囲気を壊さず、スマートな面持ちへとシフト。


CLASSY BOTTOM
ボトムと靴のリンク技でスマートに
ワークシーンにも活躍する細身パンツやフレアスカート。ボトムと色やテイストをリンクさせた、「統一性」のある旬顔シューズを選べば、きちんとさを損ねず感度もぐっと上昇。

COLOR LINK
「ボトムの色をひろってバイカラー」


1.エッジを効かせるカラーブロックブーツは黒×ベージュの定番色を選び、攻めすぎを回避。ブーツにベージュが入っていることで、フレアスカートのエレガントさも維持できる。 2.白のラインが不規則に入ったストリートライクな黒パンプス。かちっとしたALL黒とのワントーンルックでやんちゃさを緩和。色みをそろえたことで適度なアクセントとして役立つ。

SKIN TONE
「スリットからのぞくヌーディな足元」


1.切れ味のいいスリット入りパンツは、旬色であるベージュのパンプスを利用してやさしげに。ポインテッドトゥだとシャープな黒ともテンションが合う。 2.上から足元まですべてベージュでまとめ、女性らしいジャケパンスタイルをメイク。サンダルのレオパード柄やサイドスリットの適度な緊張感が、ワントーンのリズムづけに作用。

SAME TASTE
「シャカシャカ素材とソックスブーツ」


ナイロン素材のスポーティなフレアスカート。ここにかたい黒ブーツだとかしこまりすぎ。軽さのあるソックスブーツでまとまりよくシックにアクティブさを演出。

BLACK LINE
「シアーな黒で縦を強化」


パンツと靴を透けた黒ソックスでつなぎ、涼しげにIラインを強調。ギャザーを甲にほどこしたひとクセパンプスで、ありきたりな黒パンツの鮮度が上昇。

ALL VINTAGE COLOR
「チョコブラウンのパンプスで深みを加算」


1.こっくりしたブラウンパンプスが、まじめなネイビーにヴィンテージっぽいこなれ感をプラス。ブラウンのまろやかな色みで、親しみを感じる装いへチェンジ。 2.すべてブラウン系でそろえて、今らしさを堪能。革の靴やベルトの素材で強さを加えて、暖色でもほっこりさせないひと工夫を。


COLOR & PATTERN
強気な服をなごませる靴が必要
色や柄が多彩な今シーズン。主役級の服を悪目立ちさせないためには、足元の小さなところでトーンダウンするのが簡単。カラーボトムと色みを合わせたり、ミニマルな靴で柄の複雑さをそいだり、バランサーになる靴が不可欠。

「総柄にはローヒールがマスト」


1.ご近所感のあるつっかけサンダルを活用し、ブロックチェックのモダンなセットアップに親しみを。オフ白でまとめたことで、端正な服とラフな靴の相反するアイテムも整いやすい。 2.ストライプのキリッとした柄に、LADYなヒールだと肩ひじ張って見えがち。黒ローファーの地味さが、強気な柄には好都合。

「華やぐボトムと飾り気のある靴」


インパクティブな赤のスカートに、足元がシンプルすぎると、派手色をさらにきわ立たせる可能性が。黒のローファーに赤のレザータブをつけた少しのデザイン性が、視線を分散させるのに効果的。

「同系色の靴で色ボトムをハズさず着る」


1.白からブラウン系の服までうまくなじむ、「ベージュベースの柄」を足元にも活用。膨張しやすい淡いイエローには、ベージュのパイソン柄パンプスで少量のアクセントを。 2.濃淡の差があるブルーで、洗練されたグラデーションスタイルに。濃い色を中間のパンツでとり入れるとバランスよく締まった表情に着地。

「モードな柄にはシャープな黒」


1.フレアスカートのゆるさで強くなりすぎない白黒ストライプ。つま先長めの黒ブーツで締まったボトムラインを形成し、白シャツや黒タートルの正統派で好感度ある装いに。 2.クセありパンツは、長い丈のトップスからのぞかせ、脇役づかいするのがイージー。スクエアトゥの黒ブーツで高感度な見た目に。

「ソックスINで力を抜く」


迫力がある、黒地の大きい花柄ワンピ。1枚で主張があるため、ローヒールシューズに短めソックスも加えて、とことんカジュアルに着くずして正解。

「腰から下で甘辛MIX」


1.きらめくイエロースカートを、スニーカーでデイリーへ落とし込み。ドレッシー×ボーイッシュの真逆のテイストでバランスよく。 2.タイトスカートのセンシュアルな形も、黒のスリッパが力みをおさえる手助けに。キレイめスカートもニットなどラクな素材なら、リラックスした靴ともなじみやすい。 3.花柄を刺しゅうした、ロマンティックな1枚。たっぷりの甘さもクールにとどめる黒ブーツが相棒。

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