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CHLOÉ 上海で2020年リゾートを披露!中国カルチャーからインスパイア。

  • 2019.6.7
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CHLOÉ 上海で2020年リゾートを披露!中国カルチャーからインスパイア。
2019.06.07 12:05
ブランドの創業以来、パリ以外の都市でショーを開催するのは今回が初となる。

【全42カット】CHLOÉ 2020年リゾートコレクションをすべて見る。

クロエ(CHLOÉ)は、2020年リゾートコレクションを上海で披露。ショーをパリ以外の場所で行うのは今回が初となる。舞台に選んだのは、上海のロングミュージアム。「上海はとてもモダンで都会的だけれど、ベル・エポックやアール・デコ、共産主義時代など、たくさんの歴史が積み重なっている。その空気感をこのコレクションに反映させた」とナターシャ・ ラムゼイ・レヴィは語る。彼女はジャ・ジャンクーやホウ・シャオシェンといった中国人監督による映画からもインスピレーションを得ており、中でも『百年恋歌』(05)は、彼女が中国の豊かな歴史を探求するきっかけとなった映画だ。


デザインに関しても新たな試みがいくつかあったようで、「ボーイッシュやテーラリングにも、デリケートでフェミニンな要素を盛り込んだ。それに今回は色にも遊び心をもたせたかった」と話す。イエローやオレンジ、さまざまなトーンのブルーetc...一際目を引くのは祝福のカラーとして知られるレッドだ。テーラードやシャツ、ドレス、バッグとさまざまなアイテムに使用されていた。そして2種類のアール・デコ調のロゴがアーカイヴから復活。シャツやパンツなどにも登場させ、ブランドの歴史を感じることができる。


ショート丈のパンツにスカートを重ねたスタイルやゴールドのジュエリーなど、上海文化にリンクさせたようなデザインが印象的だ。アイテムの随所に施した小さな刺繍も、中国の伝統的な手刺繍からインスパイアされたものだ。サイドボタン付きのチャイナドレスを彷彿させるワンピースにはスニーカーを合わせてモダンに仕上げたりと、クールなディテールもデザイナーのセンスの高さがにじみ出ていた。


ユーン・ヨン・ベやチュ・ウォン、萬波ユカなど多くのアジア人モデルがランウェイに色を添え、日本からは玖瑠実や中田みゆきなどがクロエガールズとしてショーを訪れた。

Photos: Gorunway Text: Aya Tsuchii

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