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プロサーファー、ケリア・モニーツが教えてくれた、ポジティブに生きるためのヒント

  • 2019.6.7
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Women's Health

ハワイ出身のプロサーファー、ケリアモニーツ。ロングボードはもちろん、ショートボードも乗りこなし、ワールドチャンピオンシップ(ロング)のタイトルを二年連続制覇した、世界トップクラスの実力の持ち主だ。また、抜群のルックスもあって、サーフブランド「ロキシー」ではライダーだけでなく、モデルとしても活躍。デザインやプロダクト開発などにも積極的に関わり、ガールズサーフ界を牽引する存在となった。プロサーファー、モデル、プロデューサー、多彩な才能を開花させ、多忙な日々を送るケリアは、心と体、一体どうやってライフバランスを保っているの? 5月末日、都内で開催するイベントに出席するため来日した彼女に、アクティブかつヘルシーな日々を送るための秘訣を聞いた。

トレーニングは楽しんでこそ、自分のベストが出せるもの

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一昨年、ニューヨークをベースに活躍するフォトグラファーと結婚したケリアは、ニューヨークとハワイの二拠点がベースになっている。2カ月に1度のペースでハワイに戻り、ワークライフバランスを整えるために、毎日欠かさないのはパーソナルトレーニングだという。

「私のプログラムは、毎日違う部位をトレーニングしていって、最終的に全身に働きかける構成よ。例えば、1日目は上半身、翌日はコア、その次の日は脚……といった感じで1日一箇所ずつ鍛えていくから、週が終わるころには、体が無敵の状態になってる感じ(笑)。パーソナルトレーニングに通うようになって、私の体は確実に変わった。自分一人でやっていた頃は、なかなか追い込めなかったけど、トレーナーがついてからは、限界の先まで追い込めていると思う。だから、今は人生で一番、フィジカルとメンタルが強くなったと実感しているわ。”状態”が良くなると、トレーニングへのモチベーションも上がってきて、苦しさよりも、楽しさの方が勝るから、もっと強くなれる気がしているわ」

食事はメリハリをつけて、ストレスをなるべくためないようにする

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体が強くなると、サーフィンのパフォーマンス向上にもつながったというケリア。自然と、健康的な生活に意識が向くようになった。当然、食生活にも変化が訪れたようだ。

「大会の前はたんぱく質と野菜しか摂らないようにしているわ。エネルギー量をあげるためにも、体を強くするためにも、この食事法が一番効果的だと感じているし、実際、本当に疲れないの。例えば、朝食は基本的に卵とアボカド。ランチは魚か鶏にブロッコリーか、大きなサラダにチキンか魚を乗せる。夕飯はほぼステーキか鶏か魚ね。料理も好きだし、自分に合ったものを摂(と)れるから、ハワイにいるときはほとんど自炊。ただ職業柄、本当に日々いろんなところで生活するから、ハワイ以外ではそこまで細かく制限はしないようにあえてしてるかも。周りに気を遣わせたくもないし。日本だったら、白いご飯、ラーメン、お寿司は我慢しない(笑)。その代わり、ハワイに戻ったら、バランスのいい食生活を徹底する。私が絶対に妥協しないのはどんな時でも、楽しむ姿勢なの」

心と体を健康に保ってくれるトレーニングの時間はマストな存在

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トレーニングは、ケリアに様々な相乗効果をもたらしてくれた。今では、フィジカルだけでなく、メンタルも含めて、最もいい状態になっているという。時間を捻出するためにも、朝はトレーニングをする時間と決めている。

「トレーニングを終えて、昼食をとって午後からサーフィンするというのが基本的な流れ。そうすれば夕方にはリラックスできるから。1日の中で、リラックスする時間を作るのも重要。だから朝のうちにやるべきことをやってしまおうってわけ」

トレーニングとサーフィン、充実したバランスを保っているようだけど、洋服のプロデュースやデザインはいつしているのか? 今年は彼女をメインアイコンにした「sister」コレクションも立ち上がり、サーファーとしての彼女の活躍の場はさらに広がっている。

「締め切りだとか必要な期間に応じて作業はするけど、日々のルーティンに組み込まれている感じではないわ。それに常にインスタグラムなどを通してインスパイアされるものを探しているから、“インスピレーションを受けるものを見つける時間を作る”というよりは、インスパイアされるものを自然と日々の生活で集めていって、それが後にコレクションのデザインにつながるっていう感覚かも。そういう作業は結構夜にやることが多くて。モデルとサーフィンの仕事が1日のうちに重なることもあるしね。そんな日は本当に1日が長い。日が昇る前にはもう現場入りして、帰れるのは夜の10時、なんてこともよくある。終わるころにはぐったりよ。でも楽しいからやりがいを感じているわ。だから休めるときは徹底的に休むって決めてる。大好きな姪っ子と遊んだり、家族と海で過ごしたり。世界で一番好きな人たちと過ごすことが私の一番の休息時間なの」

物心がつく前から波乗りをしていたケリアにとって、サーフィンは人生そのもの

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一生をかけたいと思ったことが、職業になることはすごく恵まれていることだと思うけど、だからこそ、プレッシャーや辛さだってあるはず。嫌いになってしまうことだってあるのではないだろうか?「もちろん、仕事だもの、嫌になることだっていっぱいあるわ。私のように、好きなことを仕事にできるって、恵まれているけど、一度嫌になっちゃったら、行き場がなくなっちゃうかもしれないし。だからこそ、何事にも楽しむ姿勢が本当に重要なの。ポジティブな気持ちは、メンタルを必ず強くするから。そのためには、これからもトレーニングをし続けたいって思っているわ」

ケリア・モニーツ

1993年2月5日生まれ。ハワイ・オアフ島出身。日本・ハワイ・ポルトガル・中国系のハワイアン。父はプロサーファーのトニー・モニーツ。2012年と2013年のロングボードチャンピオン。

原宿のキャットストリートに国内唯一のロキシーのフラッグシップがオープン!

ROXY TOKYO
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今年発売25周年を迎える“BABY-G”と“ROXY”がコラボレートした『BAX-100RX』を、ブランドストア「ROXY TOKYO」にて先行発売するなど、話題になったストア。今後もコラボ商品やここだけしか取り扱いのないレアアイテムなど、スペシャルなニュースの発信はここからとなりそう!

住所/東京都渋谷区神宮前5-11-13(ネスト原宿Ⅷ) 定休日/不定休tel. 03-6419-7040(11:00~20:00)

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