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ケアもメイクも器械にお任せ!? ビューティーカウンター肌診断巡り。

  • 2019.5.27


ケアもメイクも器械にお任せ!? ビューティーカウンター肌診断巡り。
2019.05.27 17:00
毎日のスキンケアもメイクも、何が良いのか頼りになるのは自分の感覚だけ。そんな曖昧な肌との付き合い方が変わる、“診断機器”がビューティーカウンターで利用できるのをご存知だろうか? スキンケアなら肌状態を客観的な数値から、メイクアップなら一人一人異なる顔の傾向や好みの仕上がりから、ベストなケア方法やメイクアイテムを導き出してくれるというもの。普段はすっぴん、そろそろお肌が気になってきた……というモデルの理彩子さんとともに、ビューティーカウンターで体験できる3ブランドの「肌診断」を巡った。

まずは顔全体の印象を決定づける重要パーツ、眉診断にトライ。


この日最初の体験に訪れたのは、イプサのカウンター。2019年1月から肌測定器「イプサライザー」に新しく導入された「アイブロウフィッティング」によって、「クリエイティブ アイブロウ エレメンツ」(アイブロウ用のリキッドライナー、ペンシル、マスカラの3点がセットになったアイテム)の、最適なアイテムと色の組み合わせを選定できるというものだ。 


もともとしっかり毛量がありながら、くっきり眉に仕上げるのが好みだという理彩子さんは、果たしてどんな結果になるのだろうか。早速レシピストによるカウンセリングが始まった。


レシピスト 「眉を自然で立体的にスタイリングするためには、3つのアイテムを使用するのがおすすめです。現在の髪の色、眉の生え方、好みの仕上がりの印象を選択肢の中から選んでください」


1つ1つ問診を終えると、イプサライザーが理彩子さんに最適なアイテムと色を選んでくれるというわけだ。この間ほんの5分。測定の結果、「クリエイティブ アイブロウ エレメンツ」は、リキッドライナーがブラウン、ペンシルがダークブラウン、マスカラがクリアの組み合わせがベストと導き出された。


レシピスト 「眉毛がないところって、どうしても埋めようとしがちなので、平面的な仕上がりになってしまうんですよね。そこで、まずリキッドでベースを作つくっていきます。すき間に影をつけるイメージです」


理彩子 「薄い。すごく自然ですね」


レシピスト 「そのあと、極細のペンシルで毛が足りないところを描き、最後にクリアなマスカラで毛流れを整えて、ツヤと立体感を出します。眉頭が上に向かってふわっと生えているだけで、一気にトレンド感が出ますよ」


そこで完成したのがこの眉毛だ。


理彩子 「立体感が加わっていいです!これから実践してみます」


眉毛にこだわり抜いたアイテムで丁寧に仕上げているのに、“描きました感”がなく驚くほど自然。毛が立ち上がることでフレッシュさも加わって、理彩子さんも満足げだ。

イプサ
https://www.ipsa.co.jp/

怖いけどやっぱり知りたい! 肉眼では見えない自分の肌状態。


次に向かったのは、エストのカウンター。キメや水分、メラニンなど8つの要素を同年代の平均と比較する「肌解析」や、肉眼では見えない肌の状態を50倍の拡大画像と特殊加工画像で確認できる「ビジュアル解析」が可能だという。その上、これらの結果を元に裏で「カラー解析」が行われていて、ファンデーションの色選びまでできてしまうとか。 


実はテック好きな理彩子さん。専用スコープをあてた瞬間、ちょっと嬉しそうな表情を浮かべていた。


ビューティアドバイザー(以下BA) 「これが50倍のカメラで撮影した画像です。キメが細かく、とてもいいお肌状態です。この線のように見えるのが、肌のキメです。良い例のようにハッキリ見えるのが、理想的なんですよ」


理彩子 「私、頬の毛穴が気になってるんですが…」


BA 「確かにここだけ少し、他よりもさらにキメの線が薄くなっていますね」


理彩子 「大事なのは、毛穴の周りにある、ネットみたいな溝なんですね。実はキメって今までなんのことを言ってるのかよく分からなかったんですが(笑)、こうやって視覚的に見ることで、よくわかりました」


BA 「キメが細かいと、お肌がふっくらして毛穴が目立ちにくくなりますし、光が乱反射して、ふわっとした肌に見えるんですよ」


最後に結果を踏まえて、スキンケア方法とアイテム、ファンデーションの色を教えてもらい終了。ファンデーションの結果は明るめのオークル03だったが、自分が想像していた色とは異なっていたことも、新たな発見だった。“なんとなく自分の色はこれ!”、ではなく、肌状態を理解した上での色選びは、ずっと信頼が置ける。


「キメとは何かを知れてよかったです。すごく細かい解析で、感動しました」(理彩子さん)

エスト「エストのカウンセリング」
https://www.sofina.co.jp/est/counseling/

撮影協力:伊勢丹新宿店

69888通りの中から、自分に合ったお手入れ方法がわかる!


最後に向かったのは、ポーラのショップで行う「肌バイタルチェック」。肌本来の力を分析し、なんと69888通りの中から自分に最も合ったお手入れ方法を提案してもらえるというものだ。


まずはカウンセリングからスタート。理彩子さんは数ある肌トラブルの中でも、特に乾燥に悩んでいるようだ。続く「肌バイタルチェック」では、BAさんが顔のいくつかのポイントにスコープを当てて、キメと肌の色をチェックしていく。


BA 「この画面では、青い丸が潤い、オレンジの丸が肌の温かさを意味しています。潤いがお肌にしっかり循環していると保湿もされますし、温かさがあると血の巡りが良いということなので、栄養を取り込み老廃物を排出する力があると捉えているんです。これを、ポーラでは“肌バイタル”と呼んでいます。理彩子さんの全体的なお肌は、本来の機能を発揮していて、自ら持っている力が元気だといえます。乾燥度は平均値くらいですね」


理彩子 「乾燥のケアはどうしたらよいですか」


BA 「洗顔するときに、33度のぬるま湯で洗うといいですよ。体温より低い温度なので、冷たいと感じるかもしれないですが、そのくらいを意識してみてください」


理彩子 「具体的な温度まで提案してくれるんですね」


BA 「温かいと肌に必要な油分まで洗い流してしまうので、やはり冷たいと感じるくらいのほうがいいんですよ。クリームは普段からつけていらっしゃると思いますが、引き続きしっかりつけるようにしましょう」


最後のケア提案まで含めると、約20分。最後に照会番号をもらえ、この日チェックした内容はスマホでチェックもできる。理彩子さんに感想を聞いてみると、こんな答えが帰ってきた。


「肌のメカニズムについてよくわかる動画やグラフィックが良かったですね。こうやって肌の構造について理解を深めながら自分の肌の整え方を教えてもらえて、すごくわかりやすかったです」


自分の肌やパーツについてきちんと知り、その先の解決策を見出すことができた肌診断巡り。理論的に納得がいけば、さまようこともきっと少なくなるはずだ。今回訪れたカウンターはどこも診断は無料で、購入したければ診断結果に沿ったぴったりの商品を教えてくれる。メイクやお手入れ方法がなかなか定まらない、または定期的に自分の肌状態を把握したいという人にとっても、確かな相談相手になるだろう。

ポーラ 「肌バイタルチェック」
https://www.pola.co.jp/beautytheory/skinvitalcheck/

Photo: Ayako Masunaga Hair & Makeup: Mizuho Hayashitani Text: Sayaka Kawabe Editor: Saori Asaka

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