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いつまでも輝いて! お悩み別、女の人生切り返し術Q&A。

  • 2019.5.21


いつまでも輝いて! お悩み別、女の人生切り返し術Q&A。
2019.05.21 08:00
“もう若くないから仕方ない”……なんて言い訳、口癖になっていませんか? 『VOGUE JAPAN』6月号の「30代〜70代のヴォーグな女に聞いた、「今の私が一番」な理由。」では、30代から70代、各々の人生を通し「今が一番!」と語る女性たちに、いつまでも生き生きと輝きつづける秘訣をインタビュー。ここでは、ジャーナリスト白河桃子さんが教えてくれた、女性特有の悩みに対してのベストアンサーを公開する。

Q: 今の生き方に自信が持てず、否定的なことばかり考えてしまう。


A: 人間は多面的であっていい。自分に自信が持てず自己肯定感が低くても、それはあなたの一面にすぎません。自己肯定感は大切だけれど、すべてではないんです。ただ、物事に対して否定ばかりするよりは肯定的であるほうが、ムーブメントが起こしやすい。仕事のシーンでも“ご機嫌”でいたほうが、いい仕事が寄ってきます。“口角を上げるだけで人生は変わる”と言われますが、これも事実。そして悩みを減らすには、自分では変えられないことに思い悩まないのも大事です。

Q: 若い頃思い描いていたキャリアプランと現実にズレが生じ、仕事で自己実現ができていない。


A: たとえ望まない部署で仕事をしていたとしても、そこで身につけたスキルがあるはずです。プロジェクトで何をやった、売り上げをどれだけ上げたなど、具体的な成果を紙に書き出してみてください。その中で自分に何ができるのか、使えるスキルを見出す。キャリアアンカー診断などで、自らのコアバリューを探るのもひとつの手。今の時代は、転職にも最大の好機。就職活動することで自分のポジションを見直す契機となり、逆に今の環境の重要性や強みに気がつく場合も。

Q: 結婚願望はあるのに、機会がないまま気持ちばかりはやっている。


A: とりあえず結婚したい、という人にはいくらでも手段があります。まずは働き方改革をして、仕事一辺倒な生活をやめる。時間は有限です。仕事が終わるまで、ではなく“今日は何時までに終える”と決め、どこかへ出かけるだけでも変化が。子どもが欲しいという場合、時間に限りがあるので、そのこと優先で相手を探す。精子をもらって妊娠するという手段も、今ならない訳ではありません。婚活と妊活を一緒に考えると焦るだけ。どちらを優先するか考えたほうがいいですね。

Q: 更年期後、女性としてのアイデンティティに不安が。


A: 思いきり、自分をよしよしといたわってください。可能であるならば、お金もかける。更年期の症状が出ると、仕事の生産性にも影響があります。まずは病院に行き、プロに頼ってみては。漢方や植物療法でもホルモン療法でも、自分に合う手段で、体をしのぎやすい状態に戻すこと。そうすると楽になり、精神的にも上向きになれます。心と体は一体なのですから。



話を聞いたのは……
白河桃子

少子化ジャーナリスト、作家。相模女子大学客員教授をはじめ、大学の講師としても活躍する。女性のライフキャリアやワークライフバランス、少子化、働き方改革、ダイバーシティなど、さまざまなキーワードをテーマに発信。婚活ブームの火付け役としても知られている。

Text: Midori Kurihara Editor: Misaki Yamashita

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