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お花畑の真ん中に温泉!? 通が選んだ2つの温泉スポットで春を満喫♡

  • 2019.5.19
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露天風呂に入る女性の画像

日本唯一のシステムで新鮮な温泉を堪能

キンセンカ花畑画像

4月9日放送の「教えてもらう前と後」(TBS系)では、おすすめの温泉スポットを特集。静岡県西伊豆の「桜田温泉山芳園」について、温泉紀行ライター・飯出敏夫さん、温泉エッセイスト・山崎まゆみさん、そして東京大学の温泉サークルに所属する上山和輝さんが紹介してくれました。

「桜田温泉山芳園」は、広大な花畑の近くにたたずむ温泉旅館。花畑にはレンゲソウやキンセンカなどが植えられており、春先から5月ごろに訪れると色とりどりの花が出迎えてくれます。温泉は100%源泉かけ流しのスタイルで、合計7つある浴室のうち長さ10m、深さ1mの大きな露天風呂が人気。この露天風呂は貸切での利用も可能です。

泉質はナトリウム・カルシウム硫酸塩温泉で、切り傷や皮膚乾燥症、美肌などに効果的。この源泉を、地中から直接湯船へと引き入れる日本唯一のシステムが最大の自慢です。源泉の温度は、約70度以上。通常の温泉なら水を足して温度を下げてから提供するのが普通ですが、ここでは施設裏手にある独自の冷却システムで適温にしています。源泉の成分を薄めることがなく、冷却中は空気にも触れないような仕組みなので酸化する心配もなし。もっとも新鮮な状態の温泉といえるでしょう。

この旅館は温泉だけでなく、料理も絶品ぞろい。旬の味を楽しめる海の幸や、宿が保有する土地で栽培された自家製シイタケなどが人気です。お米は無農薬栽培で収穫されたもので、田んぼに合鴨を放つ「合鴨農法」で栽培。合鴨が雑草や害虫を食べて稲を守ってくれるため、健康で安全なご飯が食べられます。

明治時代から続く老舗温泉旅館

旅館の客室の画像

続いて紹介されたのは、温泉宿として唯一国の重要文化財に認定されている箱根の「萬翠楼福住」。1625年創業の箱根湯本で最も古い歴史ある宿です。建物に足を踏み入れると、そこには明治時代にタイムスリップしたかのような美しい内装が。この和式の技法と洋式の技法を取り入れた様式こそ、重要文化財として守られている貴重な建築になります。

お風呂は内湯と露天風呂が2つずつあり、すべて源泉かけ流し。泉質はアルカリ性単純温泉で、神経痛や筋肉痛、うちみに効果があるお湯です。美肌の湯としても名高く、飯出さんたちはやわらかい肌触りを「真綿に包まれるような湯」と表現。元号が平成から令和に変わった今だからこそ、明治から続くこの旅館で日本の歴史を感じたいですね。

3人の温泉通が選んだ温泉旅館には、「花畑の近くの温泉ってロマンチック!」「暖かい時期の露天風呂って気持ちよさそう」「日本唯一の技術と箱根最古の温泉宿、どっちも気になる」と視聴者からも大好評。どちらも都内からアクセスしやすい距離なので、春の温泉旅行に出かけてみては?

文/プリマ・ドンナ

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