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この一皿で栄養たっぷり! 辛くない「こどもマーボー丼」【1品で大満足! こどもどんぶり Vol.4】

  • 2019.5.19
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「時短料理」や「シンプルでおいしい子どもごはん」を提案する料理研究家・田内しょうこさんの連載。
第4回目は子どものお箸がどんどん進む「こどもマーボー丼」をご紹介します。


今回は子どもも大人も大好きな「こどもマーボー丼」をご紹介しましょう。子どもには辛いのでは? と思われるかもしれませんが、辛さは加えていないので、小さな子どももパクパク食べられます。

我が家では離乳後期から食べさせていたのですが、小さい頃からおかわりはもちろん、リクエストもされる大人気メニュー。中高生となった今でも「やったー!!」と嬉しい歓声があがります。

調理のポイントはひき肉の炒め方。しっかりカリッといい香りがしてくるまで肉を炒めると、香ばしく仕上がり、肉の美味しさが味わえます。「かためのお肉は子どもが食べられないかも…」と心配な方は、肉の色が変わったぐらいのタイミングで味つけをすると食べやすくなりますよ。



また、ごはんに小松菜やかぶの葉を混ぜると、色味もきれいで、栄養もばっちり! ゆでた青菜を刻んでごはんに混ぜるだけで、野菜をしっかり食べられます。3人分のごはんなら、小松菜は2株、かぶの葉は1本分くらい入れましょう。

このレシピのもうひとつの魅力は、肉みそを作り置きできること。マーボー丼はとても美味しいですが、ネギやしょうが、にんにくなどを細かく切る作業が多いのが難点。せっかく切るのならちょっと多めに切って、次回用の肉みそも一緒に作ってしまいましょう。倍量にしたからといって時間も手間も大きくは変わりません。まとめて2回分作るほうが圧倒的にラクに感じますよ。

今回は2回分作れる、倍量のレシピをご紹介します。

■こどもマーボー丼

調理時間:15~20分

<材料>(3人分 × 2回分)


豚ひき肉 300g
しょうが ひとかけ
白ねぎ 10cm分
調味料

酒 大さじ2

みりん 大さじ2

みそ 大さじ2

しょうゆ 大さじ2

水 1/2カップ

油またはごま油 少々
片栗粉 大さじ1〜2(倍量の水で溶く)
小松菜 2株

<下ごしらえ>
・小松菜はゆでて刻んでおく。

<作り方>
1、フライパンに油を熱し、みじん切りにしたしょうがとねぎを炒める。

2、豚肉を加えてポロポロになるまで炒め、調味料と水を加えて2分ほど煮る。肉の半量を保存容器に取り出す。

お肉を炒めた段階で油が多く出ていたら、調味料を入れる前にペーパーでふきとりましょう



3、水100ml(分量外)と2cm角に切った豆腐を加えて煮立て、水とき片栗粉でとろみをつける。

4、ごはんに青菜を入れて混ぜ、器によそう。その上に3をかけて完成!



肉を炒めて味つけをしたら、2回目用に半分を取り出して保存(冷凍保存約30日、冷蔵保存約5日)。次回にマーボー丼を作るときには、フライパンに水100mlと凍ったままの肉みそを入れ煮立たたせ、あとは豆腐を加えて水溶き片栗粉でとろみをつけるだけ!

時間がないときにも大助かりの「自家製のマーボーの素」になります。マーボー豆腐マーボー茄子のほか、ジャージャー麺の具にしても美味しいですよ。



大人はラー油を後のせにして辛さも楽しんでくださいね。子どもが大きくなって辛いものも食べられるようになってきたら、ひき肉を炒めたあとに豆板醤をほんの少し加えて炒めるところからチャレンジするとよいですよ。

(田内しょうこ)

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