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【実際にしてみて分かった】社内結婚のメリット、デメリットとは?

  • 2019.5.15
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オフィスを見渡せば、実はそこかしこに社内結婚の夫婦が。会社でも家でも一緒なんて、便利そうだけど大変そう!? 当の本人たちの真意は? 2019年的社内結婚の実態に迫ります。

社内結婚する? しない? 幸せのカタチのひとつ

結婚するのもしないのも自由な時代とはいえ、一日の大半を過ごす職場で恋に落ちて結婚まで至るのは不思議なことじゃない。じゃあ、令和の時代の社内結婚はどうなっていく? 生き方の一つとしてのこれからの社内結婚をひもときます。

シティ読者の社内結婚事情
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出典:シティリビングWeb
当事者も周りの人も… 悲喜こもごも社内結婚

● 社内結婚だと仕事内容や人間関係などを理解しやすい。共通の話題も多く夫婦円満(Y. T)

● 相手の仕事ぶりや評判がわかるので、結婚後のギャップが少ない(S.N)

● もし会社の業績が落ちたり倒産したりしたら、夫婦で収入減のリスクがある(K. H)

● 社内夫婦のどちらかに話したことでも筒抜けになりそうで、ヘタなことが言えない(Y. H)

● 嫉妬深いと評判の女性が社内結婚。彼女の旦那さんと仕事の話をしていただけなのに「少しは気を遣ってほしい」と女性社員に注意してまわっていて、やりづらい(T. A)

● 妻が役員秘書、夫が係長の夫婦が社内にいて、重役たちが妻経由での機密事項の漏えいを恐れている(Y.S)

● お互いの繁忙期がわかるので「私ばっかり…」という気持ちになりにくい(S. O)

社内結婚してみたら… 当事者の本音
社内での人脈が広がる反面 家庭の事情が丸見えに!?

当時、人事部として彼の部署の社内研修を担当したことで交際が始まり、社内結婚しました。メリットは社内の人との接点が増えたこと。もともと交流のない部署同士だったので、社内結婚をきっかけに顔が広くなり、仕事もよりスムーズに運ぶように。デメリットは、家庭の事情が社内で知れ渡ること。自分が気をつけていても、彼が話してしまうと台無し。私の耳に入ることもあるし、巡り巡って彼自身の評価も下げるので、発言には注意してほしいと言っています。良くも悪くも社内での評価がお互い見えてしまうので、気を引き締めて過ごしています。

▼教えてくれたのは… Nさん(29歳・秘書)

結婚歴:3年/夫(31歳・研究職)

学生時代のような甘酸っぱさ ケンカ時にはポーカーフェイス

同じフロア内で同世代が数人しかおらず、部署を超えた交流がそもそもあったことから、その中の1人である今の夫と交際がスタート。その当時は社内結婚の夫婦が少なかったけれど、今はかなり増えているようです。忘れ物を届けたり一緒に出勤したり、学生時代のような甘酸っぱさが楽しいです。ただ、ケンカしたときでも普段通りでいなければならないのはツライ。お互いのことが見えすぎると息が詰まるので、フロアが違う、あるいは別の支社など、物理的にほどよい距離があるとなお良いと思います。

▼教えてくれたのは… Aさん(31歳・総務)

結婚歴:6年/夫(38歳・営業事務)、子(3歳)

識者はどう見る? 社内結婚のポテンシャル
相手を知る上で確実な “第三者からの評価”を知れる

社内結婚だと、共通の知人が多く第三者からの評価が容易に知れるのはメリット。マッチングアプリや婚活パーティーなど出会いのツールが増えたとはいえ、見ず知らずの人とゼロから関係を築く時間をショートカットできるのはラクです。社内結婚の場合のメリットとデメリットは紙一重。共通の話題が増える反面、先輩・後輩など職場での関係性や仕事の議論などを、過度に家庭に持ち込んでつらくなるのは避けたいですね。社内結婚すると一方が異動になるなど、暗黙のルールでまだまだ女性にしわ寄せがくることが多いのも事実。働き方の流動性がさらに高まるこれからの時代、仕事を含めて自分がどう生きていきたいか軸を持つことが大切です。

▼教えてくれたのは… 岩橋ひかり さん

キャリアコンサルタント。女性向けキャリア支援を行うMYコンパス(mycompass.co.jp)代表

親の影響が大きい結婚観 社内結婚は次のステージへ

社内結婚が多い会社は、社員同士のマインドが共有されている過ごしやすい会社と言えるでしょう。労働時間が長い、社員の年齢が若い、社内交流が盛んな会社などは、特に社内結婚に至りやすい傾向が。夫婦間のケンカの原因のほとんどは相手への不理解。その点、社内結婚は人となりや仕事の理解を得やすいのはメリットです。今の若者には「恋愛をマジでやるのはダサい」というタイプの人もいますが、仕事のついでに声をかけて恋愛・結婚に発展するのはOKのよう。結婚観は親の影響が大きいので、今の若者が親世代になったとき、一緒に住まない・顔を合わせないなど新しい価値観の社内結婚が表れるかもしれませんね。

▼教えてくれたのは… 新上幸二 さん

恋愛結婚学研究所(www.lmri.jp)所長。医学や統計学を基に恋愛や婚活を分析

社をあげて応援 イマドキの社内結婚
婚活イベントや夫婦手当など 社員の人生を手厚くサポート

家電専門店のノジマでは、さまざまな取り組みで社内結婚を応援。社内結婚の夫婦それぞれに月5000円を支給する「夫婦手当」や、社内婚活イベント「NOJIKON」を実施しています。社内とはいえ、参加者は初対面同士がほとんど。親睦を深めるゲームやマッチング方法など、総務部主導で行っているそう。会場はクルーズ船で参加費は無料というから驚きです。若手社員から40代まで90人ほどが参加し、カップルも誕生しています。地方開催や取引先からのコラボ婚活イベントなどの引き合いも多いとか。ほかにも不妊治療への補助など家族にまつわる制度が手厚い同社。すべては「社員に長く幸せに働いてもらいたい」という思いから生まれているそうです。

▼教えてくれたのは… ノジマ

神奈川県を中心に主に関東地方に店舗を構える家電専用店。社員数は子会社も含めて5000人を超える

こんな形も!? 社内“近辺”婚

● 同じビルに入る系列会社の男性が、先輩にエレベーターで一目ぼれ。現場レベルでの交流はあまりないものの上司同士は知り合いだったそうで、上司を介して食事会を開催。とんとん拍子で結婚に至ったそうです(M.S)

● 業務で郵便局に行くことが多く、局員の方と意気投合。結婚に至りました(N.H)

● 秘書課の女性が、社長のドライバーと結婚(N.T)

● 同じビル内の別会社だった夫とは、通勤電車で知り合い結婚しました(K.Y)

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