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つわりで退職、体重激減、それなのに夫は…~つわりで夫婦が壊れる!? 1~【子育ては毎日がたからもの☆ 第52話】

  • 2019.5.10
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結婚して、子どもを望むようになってから、毎月妊娠しているのかドキドキするようになったぺぷりさん。妊娠検査薬の結果に一喜一憂、毎日妊娠のことで頭がいっぱいでした。
妊活中の記事は、「妊娠のフライング検査が止められない! “妊娠”で頭がいっぱいの日々」をお読みください。

妊娠がわかって、まさに幸せの絶頂…!
そう思っていたのもつかの間…妊娠期一の試練、「つわり」が来ました。

■「嘔吐恐怖症」の私。つわりで仕事が続けられなくなり…

妊活期に検索魔だったとき、たくさん読み漁った先輩ママさんたちの「つわり」体験記に恐れをなしていた私。

なぜなら、私は「嘔吐恐怖症」だったからです。もともと酔いやすい体質のわりに、嘔吐がなぜだかとても怖くて。そしてあまり嘔吐した経験がないからこそ、得体のしれない恐怖感として“昼夜問わず襲ってくるつわり”という話に恐れをなしていました。

母から「つわりはほとんどなかった」と聞いて、「私も同じ体質でありますように!」と願っていました…。しかし願いもむなしく、私は「吐きつわりタイプ」でした。さいわい入院するほどではなかったものの、それでも日常生活を送るのはなかなか大変な状況に…。



「つわりは病気じゃない」とはよく聞くセリフ。だけれども、むしろ「病気じゃないから余計にしんどい」と思いました。

「薬や処置で治る病気だったのなら、その方がよっぽどいいんじゃないか」とすら思えてくる。その時期を何もできずに、ただがんばって乗り切るしかないというのは本当につらかったです。



■育児書を読んだ夫すら「つわり」のつらさは理解できない

でも、そのつらさ。実際に体験してみないとなかなか理解できないものなんですよね…



身の回りにあるあらゆるにおいに敏感になっていたつわり期は、本当に生きるのがつらかったです。

トイレではトイレットペーパーからほのかに香る微香(それまでにおいがあることに気づかないほどの微香)にすら嘔吐し、シャンプーやリンスの匂いに吐き気を催し動けなくなり…。

つわり期間はごはん作りを免除してもらったものの、夫が買ってきたお惣菜の残り香にもうずくまり。愛用の羽毛布団が「獣臭い!」と感じて、新しい布団を買うも、その匂いが今度はなじめずに布団なしで寒々寝たり…。

寝ても覚めても、すべてが、くさいーーーーー…!!!!

■新婚時期でのつわり。それなのに夫はラーメン臭をまき散らす!

そんなある休日のこと。

私はその日も吐き気がひどく、寝室で横になり、夫はリビングでテレビを見ていました。

「つわりがあるということは、赤ちゃんがおなかの中で元気に育っているということ」
そんな母の言葉を何度も呪文のように頭でくりかえしながらも、「こんなつらい思いをしないと赤ちゃんが産めないなんて…もういや…」と絶望感に陥っていました。

こんなとき、そばに誰かがいて、慰めてくれたら少しは気が晴れるのかもしれません。でも唯一の家族である夫は、朝起きてリビングに行ったきり、一度も戻ってきません。

このころ、結婚して4ヶ月。まだ新婚と言ってもいい時期。

吐きつわりのため、ほとんどごはんを食べていない私。昼になるとラーメン臭をまき散らしながら(ドアはしまっていましたが、においに敏感なこの時期だからか、ひどくにおいを感じました)一人でラーメンを食べる夫。

そのにおいにイライラしつつ、一人きゅうりをかじる。このとき、妊娠前から体重が6キロ減って心身ともにやつれていきました。

「妻が自分の子を妊娠してつわりで苦しんでいるのに、ずっとほったらかしってひどくない!? ちょっとくらい顔を出してくれてもいいのに…」そう思いながら吐き気と戦っていたので、ちょっとした夫の生活音に一喜一憂してしまっていました。


■近くにいるのに遠い夫。夫の笑い声に不満が…



近くにいるのに、ものすごく遠い…。

たった一言「大丈夫?」が欲しいだけなのに。ううん、何も言わなくてもいいから、寝室に様子を見に来てくれるだけで「気にしてくれてるんだ」って思ってがんばれるのに。

まったく私のことなんか考えていないかのような夫の振る舞いに、私の中の不満な気持ちが大きく膨れてきました。

どんどん悲しみのスパイラルに陥るぺぷりさん。次回はとうとう「別れる」と切り出してしまいます。そしてさらに事態は悪化し…。

つわりが元で夫婦の関係はどうなってしまうのか…。
「つわりで夫婦が壊れる!? 2」は、5月17日(金)公開予定です! お楽しみに!!

(ぺぷり)

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