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組み合わせで効果減!? 「スムージーダイエット」の落とし穴

  • 2019.5.8

冷えの原因になるというデメリット

いいことだらけのように思えるスムージーダイエットですが、もちろんデメリットもあります。
それは、「冷え」。朝食代わりに体温よりも低い飲み物でおなかを満たすことで、便がゆるくなってしまう場合もあります。また、体が冷えることで脂肪をためこみやすい体質になる可能性もあります。毎日の朝食をスムージーに置き換えるというよりは、2日1回ぐらいを目安としたほうがいいそうです。
ただ、ググッと一気に飲み干すのではなく、ひと口ごとに何度かかむようにすれば体温と同じ程度までスムージーの温度を上げられるため、デメリットは解消できます。咀嚼することで満腹感も得やすくなる効果も期待できます。

材料に要注意! 効果ダウンの組み合わせは?

冷蔵庫にある野菜とフルーツ、水を混ぜ合わせればいいと思いがちなスムージーですが、材料によっては効果が減ってしまう場合もあるようです。以下、大まかな注意点をまとめてみました。

その1 「きゅうり」は要注意食材

クセがなく水分も豊富なため、スムージーの材料に適していると思いきや、きゅうりに含まれる酵素はフルーツのビタミンCを破壊する働きがあります。この酵素の働きは酢やレモン汁などと合わせると抑えることができるため、きゅうりを材料にする場合は、酢やレレモン汁を組み合わせるようにしましょう。

その2 デンプン質の野菜はNG

でんぷん質を含む野菜とフルーツは相性が悪く、腸内でガスを発生させやすくなります。胃腸に負担をかけないためにも、イモ類、にんじん、ブロッコリーの茎、ズッキーニ、カリフラワー、キャベツ、かぼちゃ、オクラ、とうもろこしといった野菜は避けるようします。

その3 牛乳やヨーグルトもNG

水がわりに牛乳やヨーグルトを材料にすれば、カルシウムも補給できるため栄養素がアップすると思いきや、乳製品にふくまれるたんぱく質が栄養素の吸収を妨げてしまいます。スムージーの水分はあくまでも水で補いましょう。

そもそもスムージーダイエットとは?

「スムージー」とは野菜やフルーツ、水といった材料を、ミキサーやブレンダーで混ぜたもの。アメリカで誕生し、もともとは凍らせた材料を使ってつくられたフローズン状の飲みものを指していましたが、現在は常温の状態でもこの名前で呼ばれるようになっています。果汁などの水分だけを絞るジュースと違い、繊維質もまるごと摂取できるのが特徴といえるでしょう。
また、シンガーのレディ・ガガが、野菜を多めにブレンドした「グリーンスムージー」で1か月で13kgの減量に成功したことで 一躍注目を浴び、日本にも浸透しました。

かさを減らすことでたっぷりの栄養素を摂取できるというメリット

デメリットを先述しましたが、もちろん、スムージーにはメリットも大きいです。野菜や果物をとろうとする場合、サラダや生のままたくさん食べることになりますが、スムージーにすることでかさが減り、より多くの量を摂取することができるのが、メリットのひとつ。たくさんの野菜やフルーツを摂取できるということは、必然的により多くのビタミンやミネラル、食物繊維といった栄養素を補給できるのです。食物繊維をたっぷりととることで、ガンコな便秘を解消しやすくなるというデトックス効果も。豊富なビタミンやミネラルは肌の調子を整えてくれます。
また、材料をカットしミキサーに入れれば、スイッチひとつで完成できるため、忙しい朝の時短にもなるといううれしい面もあるのです。

基本ルールを守れば、強力なダイエットと美の味方となってくれるスムージー。上手につき合って健康美を手に入れましょう!

文/本間美加子

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