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ウェルスナビとTHEO(テオ)を徹底比較!金融のプロがおすすめするのはどちら?

  • 2019.5.5
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ウェルスナビとTHEO(テオ)は、国内の数あるロボアドバイザーの中でも2強といわれています。いくつかの質問に答えるだけで、ロボアドバイザーが最適な投資対象を決めてくれて、自動で資産運用してくれます。

ただ、サービス内容が似ているので、「どちらのロボアドバイザーにすればいいのだろう?」と迷う人も多いと思います。そこで、今回はウェルスナビとテオの違いを詳しく解説します。

ウェルスナビとTHEO(テオ)の比較表

まずは、ウェルスナビとテオの違いをみてみましょう。以下の表をご覧ください。

(※1)運用手数料は、2社とも3,000万円を超える部分は0.5%。テオの運用報酬料最小0.65%の詳細については、後ほどご説明いたします。

それでは、ウェルスナビとテオの特徴を見ていきましょう。

ウェルスナビの特徴

ウェルスナビは2016年7月にサービスを開始。現在の預かり資産は1,400億円、運用者数は12万人を超え、ロボアドバイザーで1番人気のあるサービスです。最初にいくつかの質問に答えるだけで、最適なポートフォリオ(資産の組み合わせ)から、商品の買付、リバランス(資産の入替)まで自動で行ってくれます。

ウェルスナビの運用方針は、王道とされている「長期・積立・分散」投資です。以下詳しく解説いたします。

  • 長期:投資のリターン(収益)は、短期間ではプラスやマイナスの振れ幅が大きくなりますが、10~20年と長期で見ると安定します。
  • 積立:毎月、運用資金を積み上げることによって、感情に左右されず淡々と運用を行います。投資タイミングを分散することでリスクも抑えられます。
  • 分散:世界中のさまざまな資産に投資対象を分散させることで、リスクを軽減しながら安定的なリターンを目指すことができます。

ウェルスナビは、画面構成や手数料がシンプルで、わかりやすいというのも人気の秘密です。

出典:テオ
theo 運用シュミレーション
出典:テオ

2007年の世界金融危機直前からテオのポートフォリオを運用したシミュレーションです。リーマンショックなどの金融危機で原本を割り込む期間があるものの、長期的にはプラスの成績がでていて、年平均+8.4%のリターンとなっています。

「長期割」は、ウェルスナビを続けた期間と運用金額に応じて、6カ月ごとに手数料の割引が拡大するサービスです。50万円以上なら0.01%、200万円以上なら0.02%ずつ、最大0.90%まで手数料が割引されます。

テオの「COLOR PALETTE」
テオ料金体系
出典:テオ

テオでは、対象期間最終月の翌々月より3カ月間、カラーに応じた手数料が適用されます(毎月積立をしている場合)。

  1. ホワイト:1.00%
  2. ブルー :0.90%(1万円以上50万円未満)
  3. グリーン:0.80%(50万円以上100万円未満)
  4. イエロー:0.70%(100万円以上1,000万円未満)
  5. レッド :0.65%(1,000万円以上)
  • 対象期間A:4月、5月、6月
  • 対象期間B:7月、8月、9月
  • 対象期間C:10月、11月、12月
  • 対象期間D:1月、2月、3月
出典:テオ

「コストを下げたい」という投資家は、「テオ」を利用した方がおトクです。

最低投資金額はTHEO(テオ)が低い
  • ウェルスナビ:最低投資金額10万円(積立は1万円)
  • テオ:最低投資金額1万円(積立は1万円から1,000円刻み)

最低投資金額は、ウェルスナビが10万円、テオが1万円です。テオの方が少額から始められます。

運用資産残高はウェルスナビが多い
  • ウェルスナビ:1,400億円(運用者数12万人)
  • テオ:360億円(運用者数6.5万人)

運用者数、運用資産残高はウェルスナビの方が多くなっています。資産残高が多いということは、それだけ人気が高いということです。

ウェルスナビは三井住友銀行、みずほキャピタル、SB I証券などから出資を受けています。一方、テオは新生銀行、NTTドコモ、丸井グループなどから出資を受けています。

ウェルスナビ、テオともに大手企業やベンチャーキャピタルなどから出資を受けているので、サービスへの期待の高さがうかがえます。

投資対象はTHEO(テオ)の方が多い
  • ウェルスナビ:7つのETF
  • テオ:30種類以上のETF

テオのポートフォリオ(資産の組み合わせ)は、最大30種類以上のETFから構成されています。ETFとは、株式市場に上場している投資信託です。テオの投資対象は、世界86カ国の国・地域にわたり、最終的な投資対象は11,000銘柄以上になります。

出典:テオ

ウェルスナビはテオと比較するとシンプルで、米国株、日欧株、新興国株、米国債券、物価連動債、金、不動産など7つの資産に投資するETFで構成されています。

投資対象が多ければリターン(収益)が増えるというわけではありませんが、より幅広い銘柄に分散投資した方がリスクを軽減させることができます。

リバランスの頻度はTHEO(テオ)が多い
  • ウェルスナビ:原則半年ごと。ただし、最適ポートフォリオの配分比率と5%以上かい離する資産がある場合はリバランスを行う
  • テオ:月1回

リバランスとは、ポートフォリオにおいて、資産の再配分を行うことをいいます。運用していると、時間の経過とともに相場が変動し、最初に設定した資産配分が変わってきます。そこで、定期的に資産配分の比率を元の計画通りに戻すのです。

ウェルスナビは、原則半年ごと、テオでは月に1回リバランスを行います。個人でリバランスすると、そのたびに手数料がかかりますが、ロボアドは手数料に含まれています。コストや手間を考えると、ロボアドのリバランスサービスは非常におトクです。

ウェルスナビとTHEO(テオ)の運用実績とシミュレーション

ウェルスナビとテオの運用実績を見てみましょう。

ウェルスナビの運用実績

ウェルスナビの実績(2016年1月~2019年3月)は、リスク許容度(1~5)に応じて以下のようになっています(円建て)。

  • リスク許容度1:7.5%
  • リスク許容度2:11.8%
  • リスク許容度3:14.3%
  • リスク許容度4:16.9%
  • リスク許容度5:18.6%

リスク許容度は、1が最も低く、5が一番高くなります。リスク許容度に応じて7.5%~18.6%まで安定した結果が得られています(手数料1.08%控除後のパフォーマンス)。

テオの運用実績(シミュレーション)
theo運用シュミレーション
出典:テオ

運用期間の違いがあるので、ウェルスナビとテオのどちらが優れているかはわかりませんが、両社とも高いパフォーマンスをだしていることが分かります。

ウェルスナビとテオの比較まとめ

最後にウェルスナビとテオのサービス内容の比較を以下にまとめています。

人気や資産残高などで選ぶ場合は「ウェルスナビ」、手数料や最低投資額では「テオ」の方が有利になります。

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